なぜ自民党は憲法を改正したいのか?
自民党の主張が書いてあると思われる文書を読みましたがイマイチわかりません。「世界の国々は、時代の要請に即した形で憲法を改正しています」「現実とのかい離が生じれば憲法を改正しています」としています。それは当たり前でしょうが、逆に言えば「現実とのかい離が生じてもいないのに憲法を改正する」ことはおかしいという事のはずだと思います。
日本国憲法改正草案Q&A自由民主党
http://www.jimin.jp/policy/pamphlet/pdf/kenpou_qa.pdf
特に9条1項について
・もっと分かりやすい表現にすべき
・法文の意味をより明確にするという趣旨
・基本的な意味は、従来と変わりません
という言葉が踊りますが、もし本当にそのレベルの理由しかないなら「現実とのかい離が生じている」とは到底言えず変えるべきではないと思います。しかし自民党は9条の改正に執拗にこだわっているように思え、これだけの理由ではなく別の目的を隠しているよう思えます。
特に「基本的」「基本的」と繰り返している事が気になります。「意味は変更しない」ではなく「基本的な意味は変更しない」となぜ限定的で含みを残す表現をしているのかわかりません。またもし「基本」以外に意味が変更されてしまう部分があるのなら、それがどう変更されるのか一切説明がありません(表面上の文言をどう変更するかの記述だけはある)。
質問は以下です
・9条1項で意味が変わる部分があるのかないのか
・変わる部分があるのなら、何がどう変わるのか
例「…ができなかったが、できるようにする」等
・自民党の改憲主張の本当の目的はなんなのか
※話が拡散しそうなのでとりあえず9条1項だけに限定させてください。しかしそれほど長くならないのであれば1項を含め9条全体でもかまいません。
よろしくお願いします。