仕事で、台湾・香港・中国などへよく行ったり来たりしていました。
香港と台湾が繁体字を利用しています。
まず香港の人ですが、中国への返還の数年まえより、香港政府が準備的に大陸の普通話(北京語)の放送や授業が次第に開始していき、簡体字も印刷物で徐々にはいってきたので、いまは香港人の多くは簡体字を日常生活に必要な程度には理解できますし、普通話も話せるようになっています。簡体字の新聞等も読んでいました。
メールですが、携帯電話は受信すると、簡体字と繁体字の機種同士で自動的にかわるので、あまり気にしないでいいようです。
PCに関しては、仕事の場合多くは英語を共通語としてやりとりを大陸の人としていました。
不思議なもので、中国国内には多くの台湾企業・香港企業がありましたが、社内でのメールのみならず、会議のメモの多くは英語でとっていました。
これは香港人・台湾人のマネージャー等をいれなくても、中国人のみでもそのようにしていました。
ミーディングの言葉は中国語ではなしても、ノートのメモやホワイトボードは、英語で書いている。そんな感じです。
これはいまでこそ、中国でもWindowsの入手は簡単にできますが、多くの外資企業が進出した1990年代前半から中盤にかけて、Windowsで簡体字が簡単に打てる状況ではありませんでした。
ダウンロードすればできたのですが、すべての中国人のためにダウンロードをしてやるのはむずかしく、PC環境がないため英語によるやりとりを社内ルールとして決めた名残ではないか、と想像しています。
香港人は、先に書いたように簡体字がわかるので(大陸の人は繁体字がわからない人が多いので)、香港人の中にはWindowsを簡体字に切り替えてメールをしている人もいました。
ちなみにWindowsXPは、日本語も含めアジア言語が基本的にインストールされているので、ちょっと設定を変えるだけで、中国語も打てます。
台湾人の北京語の場合、繁体字で、なおかつ入力方法がピンインではないのですが、XPはピンインで入力して簡体字ではなく、繁体字を出すのも簡単なので、ピンインしか学んでいない日本人が繁体字を打つときには助かるのではないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 いまやパソコン上で、自由に簡体字、繁体字を変換できるんですね。 そうなれば非常に話ははやいですね。 ありがとうございます。