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不活性ガスについて
希ガスが反応しにくいのは、最外殻が全て電子で埋まっているから、と理解しています。 一方、窒素も不活性ガスとして知られていますよね。酸素や水素に比べ、窒素がなぜ不活性(安定)なのかがわかりません。 ご指導のほど、よろしくお願いします。
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基本的には ・N2 の三重結合は解離エネルギーが大きい = 強い ・完全に対称な電子分布を持つ = 無極性 ということで, 他からの攻撃を受けにくいようです. あ, Li とは遅いながらも室温で反応します.
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noname#21219
回答No.1
推測の域を出ませんが 窒素は確かに原子としては、価電子は3,つまり スピンのペアを構成していない電子が3つあります。 その電子が外部と反応しそうです。実際に、希ガス元素とちがって、アミノ酸などの窒素化合物は多数存在します。ただ、気体としての窒素はNが二つくっついて 分子を構成し、互いに相手の電子を3つ貸してもらって 三重結合しています。3つずつ出し合って共有結合しています。合わせて共有している数は6個です。それに対し、共有していない電子が、それぞれの原子に2個しかありません。その共有していない電子のうち、ペア(電子対)を作ってないものが反応し得ると思いますが、これが酸素なら 共有総数4個に対し非共有でペアを作ってないものがそれぞれ2個、 水素なら共有総数2個しかなくて、また他の原子の非共有電子対に直接くっついて結合してしまいやすいといえると思います。だから窒素より反応しやすいといえるのではないでしょうか。
質問者
お礼
有難うございます。 スピンという言葉が出てくると、既に理解が曖昧なのでうろうろしてしまいますが、三重結合という考え方(確かに昔そういうのを習いました)なら、イメージで理解できます。 なるほど。
お礼
なるほど。三重結合+無極性というのは、あまりにも分かりよすぎます。 有難うございました。