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マルクスの唯物史観はタブー?
マルクスの主張に、唯物史観がありますが、この思想は今タブーなのでしょうか? 経済学を学ぶ学生なのですが、唯物史観に関することを調べ、先生にレポートとして出したら、こっぴどくしかられました。これは間違った、危険な思想だったのでしょうか? 唯物史観はあくまで経済学の考え方の一つであり、タブーなことなど知らずに書いてしまったのですが・・。
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- at9_am
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> 今時唯物史観なんて使うようじゃ、頭がおかしい といっているその先生の頭がおかしい。 セー法則という経済理論があります。要するに作られた物は消費される、という理論なのですが、ケインズ経済学が出来て後、完全に否定されていました。それこそ「セー法則が必ず成り立つなんて考えるのは、頭がおかしい」という位に。 しかしながら、1980年代にサプライサイド経済学という一派によって見事に復活を果たし、レーガン大統領の経済運営(レーガノミクス)を経済理論の面から支えるものになります。 因みにこのレーガノミクスによって、アメリカはスダクフレーションという悪性の不況から脱することが出来ました。 このように、過去に否定された考え方であったとしても、再度復活を果たすことがあります。 あと100年位したらマル経が復活して主流になっているかも知れませんよ。
- at9_am
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経済学部の院生です。 > 唯物史観に関することを調べ、先生にレポートとして出したら、こっぴどくしかられました。 確かに近代経済学では、下部構造に当たる物の流れを中心に議論を進めていて、上部構造に当たる文化などには通常は言及しません。しかし、だからといってタブーということではありません。単純に「それは近代経済学の分析範囲ではない」というだけです。 一方のマルクス経済学では、下部構造が上部構造を規定するので、私は近経の人間なのでどのような論文でどのような言及がなされているかは知りませんが、文化に言及することも出来なくはありません。 一応書き添えておくと、#1の方の回答に > ただし、いわゆる「近代経済学」のレポートに唯物史観を延々と記入することは、筋違いです。全く違った考え方ですから。 とありますが、何らかの必然性があれば、唯物史観をレポートに含めることは可能です。 事実、経済学の論文の中には、心理学の領域や脳医学の領域に言及したもの、哲学的な正義論など、様々な近代経済学以外の領域に言及した論文が多数あります。 怒られた理由としては、 1) レポートの用件を満たしていない 2) 期限を守らなかった 3) 内容が「別の本の引用」だけである、又は盗作である(引用部分を他と区別しない、引用元を書かないなど) 4) センセイの機嫌が悪かった などが考えられます。
お礼
回答ありがとうございます。 経済学の授業というわけではなく、課題の設定も自由だったので、(1)は大丈夫だと思います・・もちろん(2)(3)も・・。 突然、今時唯物史観なんて使うようじゃ、頭がおかしい・・と人格を否定され傷つき、でも理由がよくわかりませんでした。
- sat4
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別にタブーではないと思います。 むしろ、経済学を学ぶ者の常識として知っておく必要があります。 おそらく先生は、古い言い方で「近代経済学」の先生なのでしょう。 以前は、経済学は「近代経済学」と「マルクス経済学」に分かれていました。 社会主義国家の崩壊とともに「マルクス経済学」は衰退しましたが、 別に敵視したり、危険な思想ではありません。 唯物史観は、そうした経済学上の考え方もある(あった)ものとして承知しておく必要があります。 ただし、いわゆる「近代経済学」のレポートに唯物史観を延々と記入することは、 筋違いです。全く違った考え方ですから。
お礼
回答ありがとうございます。 実はそのレポートは経済学とは異なる授業で、しかし課題の設定は自由でしたので唯物史観を使いました。
お礼
回答ありがとうございます。 そういう場合もあるんですね。なるほど。