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メインバンク制ってどういうことですか?
メインバンク制とはどういうものでしょうか? あと、メインバンク制をとることのメリット、デメリット、問題点 を企業側、銀行側それぞれ何かありましたら教えてください
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メインバンク制という「制度」そのものはありません。それは一般の慣例的なものです。主に資金を借りる場合に銀行相互の一種の「力学」的性質から昔からそういう呼び名で呼ばれているようになったようです。メインバンクという考え方そのものは預金企業側からすれば資金を借りることが無ければなんらそのメリットはありません。 優良な企業は売り手市場ですから、どこでも競争しても喜んで貸そうとします、がしかし、これが微妙な業績の企業ではメイン銀行を決め優先的かつ積極的に各種預金や社員給与の自振込など点数稼ぎを常にしていないとイザというとき切り出せなくなります。 しかし、銀行側から貴方の会社の5段階評価のうち少なくとも業績が上2評価に入ってはいていないと借り入れはベースは多分無理でしょう。 さらに、貴方がメインバンクと思っていても銀行側ではそう思っていない場合もあります、銀行にとって多くの企業規模によりそれぞれ資金量の地度がばらばらで違うからです。 メインバンクであることをちゃんと認識させるためには、常日頃から「貴行はメインバンクだからね」と繰り返し繰り返しそれとなく担当に言い続けて銀行側にインプットして認識させておかないとだめです。 でないとマスターベーションになっている場合もあります。 そうしないと銀行は実際に結構知らないままのことも多いです、当然決算書の付属明細の中身もその裏づけの必要があります。 もし万一困ったとき、メインバンクが資金を出してくれなければほかには当たれないと言い寄る事ができます。 逆にデメリットもあります、絶対的1行主義をとり借り入れしていると他行から固定預金を移せ、などの要請をされる事があり、弱みを握られます。 業績の程度から見てどうせ他行では貸さないだろう、と何かと強く出ます。 そして自分の銀行を「独占状態」にしておいて次に金利をあげる戦術をとってくる事もあります。 金利は重要です、企業の収益性を左右することもあります。 ほどよく金利の競争をさせるための、預金と借入を複数銀行に配置し、それでいてメインは貴方のところだ、と主張することができる程度のバランスで、1行に完全安定の寡占状態でなく、銀行側から見て程良く不安定さを保ち競争心が生まれそうな状態に保持してくことも大切と考えます。
お礼
回答有り難うございます メインバンクについてのイメージをつかむことができました 感謝です!