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栄養要求性変異株について

こんばんわ。何度も質問していまいすいません。 栄養要求性株は、たとえばグルタミン酸要求性株だったら、グルタミン酸を必要とするもののことですよね? 栄養要求性変異株とはどんなもののことを言うんですか? あまり生物に詳しいほうではないので、出来るだけ初心者でも分かるように説明していただけるとありがたいです。お願いします。

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  • mame811
  • ベストアンサー率26% (4/15)
回答No.1

 主に大腸菌についての言葉のようですが、普通の大腸菌はN(窒素)源としてアンモニア、C(炭素)源としてグルコースがあれば増殖できます(原栄養株=野生株)。この野生株がアミノ酸、プリン、ピリミジン、ビタミンなど特定の栄養素が無いと増殖できない変異を起こしたものを栄養要求変異株、というようです。  つまり、いわゆる普通の培地に、何らかの栄養成分を添加してやらないと増殖できない菌株は全て栄養要求性(変異)株、ということができるようですね。

bi-
質問者

お礼

お礼が遅れてすいません。とても参考になり、問題が解決しました。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

回答No.2

一例として、グルタミン酸が培地の中になくても生きられる株は、実は自分でグルタミン酸を作っています。グルタミン酸はタンパク質をつくるために必要なアミノ酸の一つだからです。グルタミン酸を作るためには一連の酵素が必要なのです。ところが、変異の結果、その酵素が一つでもつくれなくなると(量が少ないか、質的に異常な酵素タンパク質をつくっているか)、培地からグルタミン酸を取り入れないと生きられなくなります。そうなるとグルタミン酸要求株になるわけです。アミノ酸にしろビタミンにしろ、生育に必須の成分はいろいろありますから、それら一つ一つについて要求株(つまり合成系の異常株)が生じるのですが、それを上手に利用すると、遺伝子の組換えや変異を検出したりするなど、いろいろできるわけです。

bi-
質問者

お礼

御礼が遅れてしまいスイマセン。 詳しい説明をありがとうございました。

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