共通している用法はありますが、使われ方に少しちがいがあるようです。
「行くと」=動詞「行く」終止形+助詞「と」
「行けば」=動詞「行く」仮定形+助詞「ば」
「行くなら」=動詞「行く」終止形+助動詞「だ」仮定形
「彼が行くとうれしい」
「彼が行けば、僕も行こう」
「彼が行くなら、僕も行こう」「彼が行くならうれしい」
1)順接の仮定条件。その中で「と」はそれらが順当に起きることを示し、やや断定的。「ば」は意志的、推量的なことを示すことが多いようです。「なら」は断定・仮定双方の用法を持ちますので、どちらに使っても違和感がないようです。
「先生が行くと、授業が始まる」
「先生が行けば、授業が始まる」
2)一般条理の条件を示す
この場合に「なら」を用いることは比較的少ないようです。
「と」のみの用法に
3)「その時」「その場合」を示す。
「私が行くと、みんながおどろいた。
また「ば」は「なら」「たら」など仮定形についても使われますが、「なら」も「たら」もそもそも仮定形で仮定条件を示しますので、省いても意味に差は出ません。「彼が行くならばうれしい」「彼が行くならば、僕も行こう」
他にも「と」「ば」「なら」には用法のちがいがありますが、「行く」という動詞に付いた場合では以上のようです。
お礼
早速の回答ありがとうございます。とても分かりやすい書き込み助かりました。