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種の多様性
生物には種の多様性があります。 ここで質問です。ゾウとキリンは交配できないことになっていますが、もしゾウとキリンが交配できたらものすごく面白い特性(鼻が長く首が長い)をもった動物が現れて種の多様性にとっていいと思うのですが、なぜそのようになっていないのでしょうか? 私が推論するに、種独自の文化を伝承できないから、種を超えた交配ができないのではないかと思っています。 異なる種の間では交配できないから種なのだという考えもあると思いますが、そもそも、なぜ種というものができあがったのでしょうか?それは特に利便性があったというよりは欠陥としてできたものなのでしょうか?
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「種」について考える場合、遺伝学的な面、生態学的な面の両方が無視できないと思います。 動物である以上、別の生命からエネルギーを貰わないと生きていけませんよね。 まず、草食動物だけの世界を仮定してみます。草食動物だけの世界ですと、まず地表で壮絶な植物資源の取り合いになります。上を見ると樹上には資源が豊富にあるので、そちらに逃げていく種ができます。地上から樹上まで資源の奪い合いが始まると、次はどうしますか。周りに多い生き物…動物です。動物を食べれる形質を持つものが生まれれば、それが肉食獣として独立してもおかしくありません。 このように、生態学的に見れば、空いたニッチ(生態学的地位)を埋めるようにそれぞれが形質を獲得していき、時にその形質が特化したりして別のニッチと完全に分断されて、遺伝的な交流が起きにくくなっていく。遺伝子の交流がある範囲内で、交雑、変異などを繰り返し、独立した種が出来上がっていく。遺伝子の交流がないまま非常に長い年月を経れば、遺伝子の変異も増え、交雑できる可能性が減っていきます。そんな感じで種ができていったのだと私は思います。 とりあえず、単一種ではカバーできるニッチは限られますし(カバーしたら遺伝子の交流の面から、必然的に別種になる可能性が高い)、突然の環境変化で絶滅寸前まで追い詰められると遺伝子の多様性が失われ、病気などに弱くなる(特に遺伝病系の発症率は上がる可能性が高い)などの弊害があります。 簡単にまとめるなら、種ができるのはDNAをより確実に後世に残すためだと思います。
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- m41
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No3です。 草食動物から肉食動物へどのように変わっていったのでしょうかね。 >微生物の段階ですでに草食・肉食・雑食と居ますから其の時点でもう違うのかもしれません 又は人間のような雑食動物が徐々に肉を多く食べる食生活に変わりやがて肉食へというパターンも有るかも知れません 狼少年という話はご存知でしょうか?昔 狼に育てられた少年が発見され其の少年は2足歩行が出来ず生肉しか食べなかったそうです 肉食獣は赤ん坊の時から草を食べさせると生きていけませんが草食獣は赤ん坊の時から肉を食べさせると肉しか食べなくなるそうです・・・結局は早死にするそうですが 何らかの自然現象で植物がみんな枯れてしまったり無くなったりしてしまったら 草食動物の中にも昆虫や小動物を食べて生き残るしぶとい奴が出てくるかもしれませんそして生れてきた子供も肉しか食べ物が無かったら・・・・・それが何代かに亘って続けば・・・ 専門に勉強したことは無いので あくまで仮説です・・・進化って本当に面白いですよね(?_?)
お礼
回答ありがとうございます。 面白いですね。なかなかの仮説だと思います。 ただ植物が枯れている期間が長すぎたりすると草食動物もいなくなり、それを食べる肉食動物も現れませんよね。
すこし横道。 「種」の概念が難しいです。 公園にいくとよくカルガモやアヒルがいますよね。 アヒルはマガモを家禽化したもので、カルガモとアヒルは別種です。 でも、いま、公園のはそれらの雑種が沢山いるんですよ。 種間雑種は子供をつくれない、と言われたりもしますが、そうとも限らないんですよ。アヒルとカルガモは普通に繁殖力があるようです。 そうでなければカルガモは数が大きく減る筈ですから。 でも、アヒルのオリジナルであるマガモとカルガモは別種でしょう。 マガモは春にはシベリアに帰るし、「青首」だし。 マガモとカルガモはお互いを同種と思ってないでしょう。 で、近年シーラカンスがインドネシアで発見され、大ニュースになって、その写真が科学雑誌の一面を飾りましたが、みた目、アフリカのとそっくりなんですが、あとで「別種」と結論つけられたみたいです。 その理由は「DNA」がかなり違ってるから。 まあ、アフリカの一部とインドネシアの一部にひっそりと生きてる、 生きた化石ですから、DNAはかなり違うでしょうなあ。 でも普通に国際結婚で子孫を残せるかどうかはやってみなければ分かりませエン。 カモに戻れば、「肉体的には」同種だけど、その習性によって隔離されてるから、「別種」を維持してるのでしょう。 マガモを家禽化して、渡りをなくして公園に放したから、渡りをしないカルガモと雑種になったと。 これ、種の形成のヒントを与えてると思いませんか。 あと、何十万年かしたら、もっと体質が変わって、マガモ(アヒル)とカルガモの雑種は出来ないか、繁殖能力を失ってるかもしれません。 種がなぜ出来たかといえば「多様な環境には多様な種を」だと思います。一種ではとても複雑な世界をカバー出来ないし、 生態系も築けないでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 種の概念は難しいんですね。
- kobarero
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もともと生物進化は、多様性を維持しながら、生物界全体が調和するような形で進みます。 ゾウとキリンのような異なる種同士で勝手に交配ができないのは、もし、それができてしまうと、種の多様性が失われ、どんどん単一種の方向に向かってしまうからです。 もし、単一種に向かうと、環境変化に弱くなるし、また、食物連鎖のような生物界全体としてのシステムとしての機能が働かなくなってしまいます。そのような問題が起こらないように進化が多様化するように方向付けられています。
お礼
この答を待っていました。フリーセックスは多様性を生むようで実は単一種に収斂しまうのですね。これは私にはまだ納得できていないところもあるのですが、直感としては私にもありました。なぜなんでしょうね~。
- 8942
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たとえばここにフェラーリの設計図とポルシェの設計図があったとします。 この二つを合わせて新しい車の設計図ができるでしょうか? 多分出来ないでしょうね。まったく新しく書き足さなくてはならない パーツはあるでしょうね。また全く不必要になるパーツもあるでしょう。 つまり、違う種同士を交配すると設計図が足りなくなって完成品が出来ないんじゃないかな?
お礼
そうですね。形状(形質)をモーフィングすれば、そこそこの形にはなると思うのですが、設計図(遺伝子)を考えると、うまくいかない気がしてきました。
- m41
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ところで 其の動物は何を食べて生きていけばよいのでしょう? 生物の特徴は其の食性にあるのです。象は巨体を維持する為に他の動物の食べれない硬い草を大量に食べます キリンは毒の有る葉を食べます 其のキリン象はどんな消化器系を持って生まれどんな歯形で何を食べればよいのでしょう? 生存は難しいかと思います。 ↓の本の中で同じマダカスカル島に住む猿の交配と生息地域と食性についての研究が載っています。
お礼
回答ありがとうございます。 何を食べるのかわかりませんね。 関係ないかもしれませんが、草食動物から肉食動物へどのように変わっていったのでしょうかね。草食動物の親から肉食動物の子供が生まれることは難しいような気がしています。
- kyofu-chan
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SNP's などとは違い、変異によってオリジナルとはある程度の大きな差ができてしまえば「新種誕生」なので、必然といえばそうですね。 > 進化には目的があるかのように考えてしまうクセが これはメディアも悪いのです。 「この魚は深海の底に棲むから目が退化した」とか「日本人は穀物を多く摂取してきたからこの器官が発達した」などの言い回しをしますから。 専門的に見ればある側面間違っていない部分も場合によりあるのですが、単純な獲得形質云々の認識としては明らかに誤りです。
お礼
再度の回答ありがとうございます。 変異がどの程度になったら新種になってしまうのか考えてみると面白いですね。
- kyofu-chan
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> 種独自の文化を伝承できないから > それは特に利便性があったというより まずですが、何らかの目的を持って進化 (種の多様化や退化を含む) が起きることはありません。 また、交配によって、それぞれの親の外観的に顕著な特徴を持った子が生まれるとは限りません。 種によっては異種交配は必ずしもできないわけではありませんが、異種交配が不可能な理由としてよく知られているものの一つとしては、種間における染色体対の数の違いです。もっとも、染色体対の数が同じでも交配できないものがたくさん存在します。
お礼
回答ありがとうございます。 確かに、進化には目的があるかのように考えてしまうクセが私にはあります。 ただ進化というものは必然的に種というものを作ってしまうものなのか考えてみたかったのです。
お礼
回答ありがとうございます。 確かに単一種より複数種あったほうが、いいという感じは受けます。そして、その環境に適した生物を残すには似た環境にある生物間のこどもであることが大切になることもわかりました。ライオンとシマウマの間のこどもは、決してよい環境には恵まれないでしょうから。私の中ではだいぶ納得できたような感じがします。