• ベストアンサー

交配できる?できない?の初歩をおしえてください

50年ぐらい前は世界中のどうぶつえんで珍獣の誕生を願って変な交配をさかんにまじめに研究実践されていたと聞きました。 高校の頃、生物の先生が担任だったので遺伝の法則とか盛んに熱血指導してもらったのですがあまりに専門的過ぎてちんぷんかんでした。 そこで、ごく単純に、種の違う動植物の交配が成功する要素&難しい要素についてやさしく教えてください。 たとえばおなじヒト同士で黒人と白人の混血や雑種の犬や猫は分かり良いですが、種が異なる動物が一般にだめなのにレオポンなどが成功できたのはどうしてかなあ、と、ふと疑問になって眠れなくなりました^^ オリバーくん、という人間と猿の交配が成功したという伝説や、大島渚監督のマックスモナムールという猿と結婚して性生活をいとなんだフランス女性の奇談芸術作品などの、種の誕生としての現実性をくそまじめに考えると、どんな面がマイナスで、どんな面で可能性が高くなるでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.3

染色体数が関係しているのではないでしょうか。 染色体数は、卵と精子では体細胞に比べて半減しています。 例えばヒトの場合、体細胞の染色体数は46本ですが卵と精子の染色体数は23本です。 この、23本同士が一緒になって、子供の染色体数は46本になるのです。 もし、10本の染色体と20本の染色体が受精しても うまく染色体のペアを作ることができないので受精は失敗してしまいます。 近縁の種ならば、染色体数にも違いが少なく受精しやすいのですが 次世代を成す時に、うまく染色体の半減ができずに不妊となります。 生殖が上手くいって初めて新種とされます。 しかし、多種間交配によって今までに無かった効能を持つようになるなど利点はあると思います。 また、いい所取りの種ができたり。 そんなところではないでしょうか。

altosax
質問者

お礼

!なるほど!染色体の数と相性というものを考えると素人ながらに納得できそうです。 >近縁の種ならば、染色体数にも違いが少なく受精しやすいのですが >次世代を成す時に、うまく染色体の半減ができずに不妊となります。 >生殖が上手くいって初めて新種とされます。 なるほどなるほど! そういう基本事項なんですね!! 質問文では人間と類人猿の混血伝説の現実性を用例にあげてみましたが、 投稿後に気がついたのですが、エイズは元来ミドリ猿だけの病気だったのが人間に広がった、と聞きました。 異常な好奇心や精神錯乱などでミドリ猿と性交渉を持ってしまったヒトが、混血児までは生まれなかったけれど、ウイルスを受ける細胞組織の染色体だけは運悪くマッチしてしまったことがもしかすると一因かもしれないですね・・・。 非常に参考になりました。

その他の回答 (2)

  • ark_kiss
  • ベストアンサー率34% (96/281)
回答No.2

ロバとシマウマを交配させ誕生した生物がいるという動画を見たことがあります。 MSN動画にあったはずですが・・・。 交配した場面ではなく、交配して生まれたといわれている生物が街中にいるよという現場の動画でした。 さて、マイナス面とプラス面ですが・・・。 マイナス面となるのは、要は種として構成されるべき体のパーツが構成されなかったり、構成されてしまったり。 またビジュアルが変わることが前提となってしまう為、群れを成す種としては異端として、受け入れがたくなってしまうのでしょう。 要は、同じ種族として受け入れられないという事です。 プラス面で言えば、その種族が持ちえるはずの無い特性を受け継ぐ事ができる可能性がある、という点。 唯それもマイナス面に繋がってしまうのでしょうか。

altosax
質問者

お礼

ろばとシマウマ、と聞くと素人目には簡単に混血できそうに思ってしまいますが、難しい技術だったんですね! >要は、同じ種族として受け入れられないという事です。 なるほどそうですよね、「種族」として成り立つにはある程度まとまった一群として同時多発的に生まれ変わりが発生できなければならないですものね。 前提としてそう考えると、種の進化、というものは実に不思議なほど希少な確率で大量に変異が起きた稀なできごとが悠久の生物史のなかで幾度と無く繰り返されていた、というロマンを感じますね! どうもありがとうございます。

回答No.1

一般に、種の分化は、地理的やその他の隔離によって子孫を残せない程度にまで違いが出来てしまうことにより起こります。 近縁種の場合、子孫を残すことができる例もありますが、たいていの場合、その交配種は子孫を残すことが出来ない、不稔と呼ばれる状態になります。 (ロバと馬の雑種のラバ、ライオンとトラの雑種のライガーなどは、いずれも子孫を残すことができません) ですから、二つの種が種として分化してしまえば、その子孫で遺伝子が混ざりあうことはできなくなり、さらにその違いが大きくなっていくと考えられてます。 もちろん、ごく近縁種の場合、雑種が不稔にもならず、混ざりあった遺伝子をもった子孫が生き延びる可能性もありますが。

altosax
質問者

お礼

どうもありがとうございます! 高校の当時はちんぷんかんでしたが、今になってやさしく教えていただくと、ははあん、なるほどそうかあ!と妙に納得できるような気になりますので不思議ですね^^ なるほどF1、とか優性、といった言葉の意味はそういうことになるんですね! 「不稔」というあたらしいことがらを教えていただき、感激しました。 なんだか今日は、昨日までの自分より一つだけかしこくなれたような気がして幸せです!

関連するQ&A