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無水ヒドラジンの取り扱い注意点と反応容器の選び方
- 無水ヒドラジンは危険な物質であり、取り扱いには特別な注意が必要です。
- 無水ヒドラジンを使用する実験では、突然の爆発の可能性があるため、特別な操作方法が必要です。
- 反応容器はガラス製フラスコで問題ありませんが、大量生産の際には材質を検討する必要があります。また、一水和物も同様に危険です。
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無水ヒドラジンは危険な物質である。 初めて取り扱う際には、使用経験者に注意点を説明してもらった上で、出来れば立ち会ってもらうと良い。そして、これは化学実験の基本であるが、初めて行う反応は、小さなスケールで実施すること。初めての実験でいきなり数mLも加えるのは危険である。 >・作業中に突然爆発する可能性は高く、特別な操作方法が必要でしょうか? 高い。爆発が起きてガラスが飛散し、火が出る事を想定した防護を施すべきである。 >・反応容器はガラス製フラスコで問題ないですか? また大量生産の際には、反応容器の材質をどうすればよいのか? 可能ならばガラスや金属容器は避けたい。大量生産は、、、出来れば無水ヒドラジンを用いないプロセスを開発するべきである。ヒドラジンを使うとすれば防爆設備が必須であり、そのようなプラントを建てられる立地条件も制限されるからだ。 >・大気下でピペットで分取して加えても問題ないですか 極少量を移動するだけならば大丈夫だとは思うが、万全を期すためには、不活性気体中で扱うべきであろう。蒸気と空気の接触が危険なのである。 >・使用に際して、届出等必要ないですか? 毒物なので、法規に沿った取り扱いをしていただきたい。地方自治体の条例を参照することも忘れてはならない。 >・一水和物も同様に危険度が高いのでしょうか? 爆発性は大幅に低減するが、酸化剤との接触を避けるように注意する必要がある。毒性も注意して扱っていただきたい。 危険な試薬のMSDSを「そんなに真面目に付き合う必要はありません」と切り捨てては、命がいくつあっても足りないというのが化学の常識である。
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- anisol
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MSDSは責任回避のため、危険性を誇張しているフシがありますので、そんなに真面目に付き合う必要はありません(あなたの場合には)。 身の回りで実際その物質を使われている人を探し、生の知識を身につけてください。 期待はずれな回答でしょうが。
お礼
ご返答ありがとうございます。 身の回りで使用経験のある方がおらず、心配なもので。無水ヒドラジンはロケット燃料の推進剤に使われているのを知り、注意して使用しないといけないと思っております。
お礼
ありがとうございます。 無水物は、危険性および設備上の問題から、使用には課題が残りますね。他の方法がないのか、調べてみようと思います。