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過去200年間の日本人のモラル

毎日のように続けて起きる殺人事件や子供に対する(性的な)暴力事件のニュースを観ていて思ったのですが・・・。 よく「最近の日本人のモラル(または治安)が下がった」と聞きます。 でも、それって本当なのでしょうか? ここ2~30年という短い過去では無く、長い目で観て 江戸時代末期、明治、大正、戦前昭和、戦後昭和の各時代は、現在と比べて相対的に良かったのでしょうか? ゴミの不法投棄や落書き、援助交際(売春)等から殺人、強盗、強姦、 幼児虐待や連れ去りなど重大犯罪は、先の各時代にはどんな状況だった のでしょう? 根拠はないですが、個人的には「そんなに日本人の(モラルや犯罪発生率等)本質って変わっていないんじゃないのか?」 と思っているのですが・・・。 漠然とした質問で申し訳ないのですが、なにかイメージしやすいような 事柄があればお教えください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • ipa222
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回答No.2

ゴミの不法投棄:200年前はゴミを投棄してはならないと言う法律はありませんでしたので、比較はできませんが、、、、 当時のゴミは、自然に帰る物がほとんどですし、ゴミもほとんど出ませんでした。 落書き:筆記用具が今と違いますね。今は被害が甚大です。 売春:昔は売春は非常に安くお手軽でした。今は、伝統的な売春天国の日本に戻りつつあるという状況です。 殺人:データーを調べないとわからないと思いますが、殺人の原因を探ってゆくと、物取りやトラブルと言ったしかたがない殺人というよりも、ストレス等精神的な問題が背景となっている物が多いと感じます。結局は過密居住が原因です。当時、問題となるような過密居住は江戸くらいですから、現在の方が、過密が原因で心が病んでいる人も比率も圧倒的に多いと思います。江戸以外はのどかな田園地帯ですから。 強盗:時代劇では、強盗は頻発しているようですが、現実はどうでしょう?狙われるのは豪商や豪農です。ほとんどはとられる物のない生活をしていましたし、そもそも鍵がかかっていませんでした。 これも、現代の方が激増していると思います。強盗の被害に遭う可能性がある家が増えたという意味で。 強姦:昔は、性的モラルが非常にゆるかったので、どこまでが強姦かという定義が今とはちがっていたと思います。 自分が望んでいないのにセックスをせざるを得なくなったというものもあれば、暴力的に奪われるというものもあります。 現象としての強姦は今よりも多かったと思いますが、ほとんど諦めていたと思います。 今は、アングロサクソンの影響で、性にネガティブなイメージが植え付けられていますので。

bossnass
質問者

お礼

非常に読みやすくまとめていただき恐縮です。 あらためて、自分の質問文の読みにくさを痛感いたしました。 ゴミ/確かに昔はおっしゃる通りですね。昔は今と比べて貧しさがありましたから「仏教」的な思考とは関係なくみんなで物を大事にしていた感じがします。 落書き/最近国宝級の仏閣の門に傷で落書きをつけられた事件がありましたが戦前はどうだったのでしょう? 筆記用具が異なっても、町中のスプレー落書きのような行為は明治大正戦前は無かったのでしょうか?気になります。 売春/戦後間もないころでも地方では「夜ばい」や「お手軽売春」「複数交渉」も残っていたと聞きます。 明治に米国人教師が日本の道ばたで女性が平然と立ち小便をしていてびっくりしたと記録しているらしいですが、こういったことをみると ご回答にありますように性感覚は昔の方が無秩序またはおおらかだっただろうなぁと感じます。 殺人/ご回答では今の都会の方が陰惨だということでしょうか? 個人的には今も昔も田舎の方が、逃げ場が無い閉鎖社会のため陰惨性は 強いのでは?とも思いますが・・・。 強姦/昔は女性は下級扱いだったこともあり、泣き寝入りもあったと聞きますね。 ただ、今よりも昔の方が幼い女の子を守ろうとする意識が各家や村などで強かったようなイメージがあります。 非常に丁寧に(稚拙な質問に)お答えいただきましてありがとうございました。

その他の回答 (6)

  • EmethG
  • ベストアンサー率22% (23/104)
回答No.7

No.3 のお礼: > ただ、(反論ではありません。別の見方として)戦前の社会 > やモラルも理想的な状態だったのでしょうか?  そんな世界は歴史上を探しても地球上を探しても存在しません。  私が言っているのは、ヘンなものがむりやり混ぜこまれて断絶させられている、という点です。 > 質問をしていて、こんな事を言うのは変なのですがモラルや > 共同体に対する義務を失った分得たものもいっぱいあるので > はとも思えるのです。 > 例えば、女性に地位向上、発言の自由、移動や職業選択の自 > 由、飢餓からの脱出、・・・。これらは戦前には考えられな > かった要素ですよね。  前半の概念は正しい…というかそういう得たものがゼロではありませんが、事例に問題があります。  女性の地位向上と職業選択の自由は、これは私もそう思います。民法改正が大きいので。が、これ以外は余裕で戦前にもありました。  発言の自由は大正デモクラシーの頃に既に達成されていました。議会での弁論で内閣が倒れる社会というのは、相当に言論の自由のレベルが高い社会です。  検閲が行なわれたりはしましたが、それは戦中の戦時体制のためで、同じことはアメリカでも行なわれていました。しかもサンフランシスコ講和条約締結までは、そのアメリカが検閲を行なっていたくらいです。  移動も同様です。国内どころか海外に移民だってしています。それゆえに、アメリカは日本人移民を拒絶したりもしたのです。  また、飢餓状態にあったのは終戦直後の都市部であって、実の所農村部(当時の日本の大半)はそんなことはありません。飢餓状態に陥った理由は戦略爆撃で流通が破壊されたことと、復員によって都市部の人口が増えたからです。はっきり言って、これは連合国のせいですね。  そこから脱することができたのは、軍事費を格安にできたり朝鮮特需があったりという追い風はあったものの、日本人が自分で努力して経済を活性化させたからです。 > マッカーサーや左翼が束になってかかっても、これらは日 > 本人から取り除くことができなかったようですね。  まあ、これも、日本固有のものではありませんが。

bossnass
質問者

お礼

度重なるお答え、ありがとうございます。 確かに、『ヘンなものがむりやり混ぜこまれ』というのは理解できました。 今の50~70ぐらいの年齢層の人たちはその「へんなもの」に飛びつき 洗礼をもろに浴びた人たちですね。 それに飛びついた理由は、負けた日本に絶望したり、それまでの習慣や 価値観に嫌気がさしていたり、圧倒的なアメリカに憧れを持ったりと 様々でしょうが、その結果西欧個人主義の表層部分のみ吸収し、その根幹にある部分をおざなりにしてしまったのでしょうね。 発言の自由のくだりは、認識できました。 つい、戦時中の数年間を大正昭和全部がそんな感じとして漠然と思っていたのを改めることができました。 ただ、移動は現在と比べると自由度や選択肢が当時は限られていたように思えます。だからそんな国内よりも海外の方への移住がはやったのでは? 戦前は、日本のどこに移っても似たりよったりだし、都市部以外よそ者 には冷たい風土だったので、そういう意味で移動の制限があると書きましたが、正しくは「移動できる選択幅が少ない」と書くべきでした。 すいません。 ただ、社会体制やイデオロギーといった大上段からでは無く、 土着的、庶民的な視点でのモラルの変化や犯罪の質の変化が知りたかったです。すいません私の語彙不足で説明になっていませんね。 よくわからなくなってきました。

  • aburakuni
  • ベストアンサー率30% (470/1562)
回答No.6

モラルと言う主観に関わる問題は別にして、犯罪に関しては西洋民主主義的な社会の成熟により発生率は異なって来ます。 北朝鮮が現在の様な体制崩壊の瀬戸際に無い頃は、犯罪率は少なかったでしょう。なぜなら、強圧的・密告的捜査による高い検挙率と、死に至る強制労働と言った厳罰が抑止力になっていたからです。又、民主主義国では犯罪となる官僚・党上層部による汚職・暴行なども、「犯罪」にはなりませんでしたから。 個人的経験(親からの伝聞)では、戦前の日本も似たようなもので、例えば性犯罪は売春・占領地における強姦が歯止めになり、病的な性犯罪性向を持つ人間は偉くなれなければ、軍隊・監獄などで「淘汰」される事が多かったと聞いています。

bossnass
質問者

お礼

お答えありがとうございます。 お礼が遅くなりまして申し訳ありません。 お答えの論旨は、強権国家、全体主義、独裁体制、監視社会の場合は 表面に出ない犯罪もあるが、厳罰を恐れ犯罪は少なく犯罪者も自然消滅するということでしょうか。 でも、その場合だと「いじめ」や「虐待」「集団暴行」「自殺」「逃亡」とかが増えませんか? 父の話では、戦時中兵隊に長男をとられた近所の家の人が突然、軍に呼ばれ「病死したので遺体を引き取りに来い」と言われたそうです。 慌てて行ってみると顔とかが腫れ上がり体中あざだらけの長男が横たわっていてあきらかに集団暴行をされたのに、泣き寝入りで黙った 遺体を引き取ったことがあったそうです。 本当の犯罪者は軍隊や監獄でも淘汰されずに、支配側にいるんじゃない でしょうか。

  • luune21
  • ベストアンサー率45% (747/1633)
回答No.5

「モラル(または治安)」と書かれていますが、やはりモラル・治安・犯罪は、それぞれ一旦は区別して考えなければいけないと思います。特にモラルの問題は大変複雑な問題です。慎重にいきましょう。 とにかく、【証拠】が重要です。証拠のない論はただの「お話し」です。 まず、犯罪件数は長期的にみればほぼ横ばいです。短期的に見れば、最近平成7年より急増しています。(このことは、日本人の質とはリンクしていないことを示唆していると思います) 法務省の統計(第一図参照、補足として第八図) http://www.moj.go.jp/HOUSO/2002/table.html ※この図では、交通関係のものを見ないで考えたほうがいいと思います。一般刑法犯(赤と橙色の線)のみで比較しないと間違います。 ※また、一般刑法犯も昭和五十年頃までは犯罪にならなかったような軽微な横領や家庭内暴力などが含めれてきているため漸増のように見えますが、実際は減少しているくらいです。 平成7年からの犯罪数の急増は、外国人犯罪の増加もありますが、日本人犯罪自体急増しているようです。これは中高年の自殺数の急増とリンクしていることから、明らかにバブル崩壊と格差拡大の影響がでているものと思われます。 また、最近、日本人変質の象徴のようにいわれる少年犯罪と子どもの自殺についても、思ったより増えてはいないようです。むしろ減少傾向といえます。 http://kangaeru.s59.xrea.com/toukei.html http://www.hmt.toyama-u.ac.jp/socio/lab/sotsuron/96/okita/zuhyo.html 治安については、検挙率も重要な要素になると思います。これは上記法務省統計第七図をご覧ください。 平成7年からの犯罪数急増以前より長期低下中であることがわかります。傾向変動線を求めたとしても、ほぼ直線的に下がっていると思います。 一般に、犯罪はモラルなんぞとリンクするより(多分、ほとんど無関係、少なくとも統計全体に影響するようなことはない)、経済状況と深い結びつきがあります。子どもの食べるものもないような危機感に見舞われると、普段、誠実な人でも「打ちこわし」に参加したりしたものです。 ちなみに、日本古来よりの犯罪(日本文化といってもいいほど)で戦後になって激減しているものがあきらかに一つあります。 それは暗殺です。特に明治から戦前までは異常に暗殺の多い時代でした。ゆがんだ暗い時代なんです。 日本人のモラルについては、短い文章で考えるのはたいへんむずしいでしょう。(証拠は飛ばします、応別途) あらましだけいえば、基本的に断絶があるのは明治からだと思います。維新の精神は「和魂洋才」にありますが、その精神(特に和魂)が次第に根拠のない復古主義に歪曲していったためであろうと思われます。ベネディクトは著書『菊と刀』で、西洋の「罪」に対して、日本の文化を「恥」の文化だと指摘しました。「罪」は法と神に対するもの。「恥」は「しきたり」や「ならわし」に対するものです。 近代の始まりとともに、日本人は徐々に「恥」の概念が薄れてきました。しかし、かといって「罪」の概念が定着してきたわけでもありません。現代日本人の概念には「罪」も「恥」もなくなってきたといえるでしょう。半端でどっちつかずなのです。 今、節度も教養がある一般的な日本人は、どちらかというと「罪」の概念を基盤にしているようです。しかし、曖昧ですし、まして日本全体に定着しているとは言いがたいでしょう。むしろ「罪」というより「罰」の概念だけかもしれません。このあたりに問題があるのではないでしょうか。

bossnass
質問者

お礼

やはり。質問自体に無理があったかもしれません。 おつきあいくださいましてありがとうございました。

bossnass
質問者

補足

すいません。お礼が遅くなりました。 細かく教えていただいた、サイトも観ました。 ありがとうございました。 質問をさせていただきたいのですが、 末文の『近代の始まりとともに、日本人は徐々に「恥」の概念が・・・(中略)・・・このあたりに問題があるのではないでしょうか。」 のところが非常に気になります。 もし、よろしければ私のような残学の者にわかるように噛み砕いておしえていただくとありがたいのですが。

  • eqw-102
  • ベストアンサー率24% (93/381)
回答No.4

貧困の度合いが増すにつれ、モラリティーは減少して行きます。 では、 現在の日本人は、「打ちこわし」をし、食料を集団で強奪するでしょうか? 言葉で講義するのを放棄し、 集団で武装し、政府に攻撃を加えるでしょうか? この観点から見ればまだモラル的です。 江戸時代末期、明治、大正、戦前昭和、戦後昭和の各時代は、現在と比べて相対的に良かったのでしょうか? 貧困が普通でしたので、良かったのでしょう。 働けば、普通の日当が出ます。 貧乏なのは、自己責任です。 現在は、 働いても、普通の人並の日当は出ません。 個人差が大な時代です。

bossnass
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 今は、打ち壊しや米騒動が起きないのはやはり社会全体が豊だからでしょうか? そうすると、現在と100年前のモラルを比較するのは難しいということになりますね。

  • EmethG
  • ベストアンサー率22% (23/104)
回答No.3

 日本人のエートス(末尾に解説を上げます)は、大東亜戦争の前後で断裂しています。モラルはエートスの一部ですから、「本質」に関して断裂しており、いわば大きく捻じ曲げられたのだということは、日本人として知っておいてください。  捻じ曲げたのは、マッカーサーを領袖とする GHQ による War Guilt Information Program と、スターリンを領袖とするソ連コミンテルンによる32年テーゼです。  この2つ、根っこは両方とも急進的な左翼思想であり、ポツダム宣言受け入れからサンフランシスコ講和条約までの占領下において徹底した言論弾圧と思想統制による洗脳がなされた結果、急進的左翼思想が日本に浸透してしまっています。  今でも、朝日新聞や共同通信、毎日新聞やNHKなどの大手メディア、教職員の多くを配下に置く日教組などでは左翼思想を信奉する人間が支配的ですし、普通の国民にも洗脳されっぱなしの人が大勢います。  マッカーサーは自分の東京裁判史観の誤りを明白に軍事外交合同委員会で述べていますし、ソ連も崩壊してスターリンの誤りも明確になっているのに、洗脳された人はそれでも洗脳から覚めないくらい、見事に洗脳されているという憂うべき状況です。  それ以前の日本の歴史では、日本人のエートスは日本人が作り上げてきたものです。元寇や黒船などの外圧はあっても、主体は日本人でした。War Guilt Information Program と 32年テーゼは完全に外国の、しかも世界中で失敗した思想の強制的な導入です。  これらの洗脳により、大きく揺らいだモラルがあります。急進的左翼思想の失敗原因は沢山ありますが、モラルに関連する点として例えば極端に個人を前に押し出した点があります。共同体と個人とは本来バランスを取って両者を尊重するべきものなのに、共同体と個人を対立するものと位置づけて、個人ばかり尊重しているということです。日本国憲法を読めばその思想が分かりますが、個人の権利ばかり多く記載され、共同体(国や家族)に対する義務はほとんど記載がありません。  これによって、周りの人に気遣う、というモラルは、確実に低下しています。 エートス: 1 アリストテレス倫理学で、人間が行為の反復によって獲得する持続的な性格・習性。パトス。 2 一般に、ある社会集団・民族を支配する倫理的な心的態度。

bossnass
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 お礼が遅くなりまして、申し訳ありません。 確かに小林よしのり氏の「戦争論」的切り口でいけば、戦後のねじれた個人主義は現在のモラル低下の要因だということは、理解できます。 日本を従属的国家・民族にしようとするアメリカ。 組織・社会のために個人のアイデンティティを抹殺しようとするスターリン主義は、日本の社会にひずみを生じさせているでしょうね。 ただ、(反論ではありません。別の見方として)戦前の社会やモラルも 理想的な状態だったのでしょうか? 質問をしていて、こんな事を言うのは変なのですがモラルや共同体に対する義務を失った分得たものもいっぱいあるのではとも思えるのです。 例えば、女性に地位向上、発言の自由、移動や職業選択の自由、飢餓からの脱出、・・・。これらは戦前には考えられなかった要素ですよね。 そして、現在も戦前も共通して起きているモラル低下の代表例として (特に指導者階級の)「隠蔽」「無責任」「タブーの放置」があると思います。 マッカーサーや左翼が束になってかかっても、これらは日本人から取り除くことができなかったようですね。

  • m41
  • ベストアンサー率30% (346/1127)
回答No.1

2000年以上の昔の文献にも「昔は良かった、近頃の若い者はなってない」と書かれた物が有るそうです。  古今東西人間とはそういう生き物です。 客観的に見れば昔より悪くなった事も有るかもしれないけど良く成って行ってるのではないでしょうか?  本質的には 変わっていないと言う貴方の意見は正しいと思います。

bossnass
質問者

お礼

ご回答いただきましてありがとうございます。 2000年前の事例は確かギリシャかポンペイの遺跡にあった落書きですよね。 確かに、「いつの時代も悲観的な思考がまかり通る」というべき考えでいけば現在の状況は決して悪くはないですよね。 マスコミは狂ったように日本人の変化を指摘するけど、江戸・明治・大正時代にも猟奇的な殺人、快楽殺人が頻繁にあったのでは?と思っています。 人口にしたって江戸は2000万人、戦前は7000万人で現在のほうが5~2倍多いのですから発生件数は多いが発生率は変わっていないのでは? とも思っているのですが・・・。

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