フランス在住です。フランスで生活し始めたばかりのころ、「ただいま」ってなんと言うのだろうと、戸惑ったことが思い出されます。
家族の間でなど、朝初めて顔を会わせた時はボンジュールと挨拶しますが、その後は、ほとんど使いません。どこかに出かけて帰って来た時は、
「Coucou. Je suis la.」クークー。ジュ スイ ラ。
「Coucou. C'est moi.」クークー。セ モワ。
「Coucou. Je suis rentre.」クークー。ジュ スイ ラントレ。
「Coucou. Je suis revenu.」クークー。 ジュ スイ ルヴニュ。
と言うことが多いです。
「クークー」は、もともとカッコウの鳴き声で、日本語で言ったら何になるかな。英語の「ハーイ」に近いかもしれません。子どもに対する「いないないばあ」の「ばあ」も「クークー」なので、「ほーら、ここにいるよ」と言うような感じの意味になります。
上記の文章のクークー以下を、直訳すると、
「私は、ここにいるよ」
「私よ」
「帰ったよ」
「戻ったよ」
というような意味になります。
3番目と4番目のフランス語は、女性の場合、最後の過去分詞に e を加えますが、発音は変わりません。1番目の la の a には、アクサングラーヴが、3番目のアクサンは、rentre の最後の e には、アクサンテギューが、実際には付きます。
クークーだけを使うこともよくあるので、状況によっては、クークーだけで、「ただいま」の意味になる場合もあると思います。また、親しい人に遠くから声をかけるような場合も、クークーをよく使います。いずれにしても、クークーは、便利な言葉です!
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。 在住の方のご意見が聞きたかったので 本当に参考になりました。 ありがとうございます。