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悪性貧血について

悪性貧血は溶血性黄疸と関係があるのでしょうか。授業で関係があると習ったのですが、悪性貧血がビタミンB12や葉酸の欠如によってDNAの核の合成?がうまくいかなくて起こるという話とどうしても結びつきません。回答お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • dadachan
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回答No.2

葉酸やビタミンB12の欠乏による貧血のメカニズムについてですが、赤血球は骨髄で産生され、最初は赤芽球と呼ばれる、赤血球の大本の細胞として産成されます。 赤芽球は核を持っており、DNAの合成(複製)などを行い、細胞分裂していき、最終的に分化し終わった時点では核がなくなった赤血球として、血中に現れます。 しかし、このDNAの複製には、ビタミンB12と葉酸が必要であり、欠乏すると赤芽球の増殖に影響を受け、赤芽球が分裂できなくなり、巨赤芽球と呼ばれる分裂できない巨大な赤芽球になってしまいます。 すると、巨赤芽球は分裂を行えないために、そのまま崩壊、死滅してしまいます。 赤血球が破壊されると、ヘモグロビンが血中に放出されてしまいます。 この、ヘモグロビン中のヘム鉄が、実はフリーラジカル、活性酸素の一種として臓器にダメージを引き起こします。 特にダメージを受けるのが肝臓と言われており、そのために胆汁の血中への排泄が生じ、結果として溶血性(赤血球の破壊)黄疸(ビリルビンの血中への排泄)が起こります。 これで、悪性貧血と溶血性黄疸の結びつきが分かりました? ビタミンB12と葉酸の吸収障害は、癌等による胃の全摘、あるいは部分摘により生じることが良く知られていますね。

salad152
質問者

補足

説明ありがとうございます。やっとすっきり理解できました。少し分からないところがあるのですが、質問してよいでしょうか。 >特にダメージを受けるのが肝臓と言われており、そのために胆汁の血中への排泄が生じ 上で書いていただいた部分なのですが、これは肝組織が破壊されて胆汁が血中に漏れ出すからこうなるのでしょうか。

その他の回答 (2)

  • dadachan
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回答No.3

>上で書いていただいた部分なのですが、これは肝組織が破壊されて胆汁が血中に漏れ出すからこうなるのでしょうか。 そう考えていただいていいと思います。 しかし、これもかなり解明されているとはいえ、フリーラジカルの世界はなかなか奥が深いので、鉄による組織障害に関してはその他のメカニズムがあるかもしれませんね。 Scienceの世界は日進月歩ですから、そのうち明らかになるでしょうね。

salad152
質問者

お礼

わかりました。丁寧な説明のおかげですっきり理解できました。ありがとうございました。

  • MIYD
  • ベストアンサー率44% (405/905)
回答No.1

その"悪性貧血"はビタミンB12欠乏症"のことを指しているのでしょうか。 それとも、"悪性"の"貧血"をさしているのでしょうか。 "関係がある"というのは同じ病気であるということを意味しているのでしょうか。 それとも、似たような症状が出るということを意味しているのでしょうか。 それとも、同じ血液に関する病気であるということを意味しているのでしょうか。 何と何を結びつけようとしているのかを書かないと、 回答しようが無いのではないでしょうか。 溶血性黄疸は溶血性貧血と関連していますので、 同じ"貧血"として関係があると思います。

salad152
質問者

お礼

すみません。説明不足でした。今度から気をつけます。