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think のrepetitive表現について
ある昔の英文の抜粋なのですが、 冒頭の導入部は、 「ある夫婦がある絵の前で、うっとり見入っていたのだが、その絵がお目当ての名高い絵でないとわかり、なーんだという感じで、その場を立ち去り、お目当ての絵を見つけまたその絵の前でうっとりした。」という感じです。 その後に続く部分が筆者の分析となる以下の抜粋になるのですが、 We are most of us second-hand thinkers, and second-hand thinkers are not thinkers at all. (我々は皆受け売りの思想家だ。受け売りの思想家は思想家では全くないのだ。) Those good people before the picture were not thinking their own thoughts: they were thinking what they thought was the right thing to think. (Q) 最後のコロン以下のthinkの羅列表現のとらえ方について、 (1) 3つあるthinkは、すべて他動詞と考えてよいのか? (2) they thought はwhatに含まれるものではなく、挿入節と考えてよいのか? (3) 稚拙な直訳ですが、「彼らは、考えるのにふさやしいと彼らが思ったことを考えていたのだ」 つまり、「彼らは、何かが考えるのにふさわしいことだと思っていたのだが、それが何かを考えていた」というような感じでよいのか? です。thinkの意味を厳密にとらえようとするあまり、いまいちぴんと来なかったのですが、何となく上記の解釈で落ち着いていますが、他の見方がないものかという状況です。よろしくお願いします。
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「価値判断のために省略できないという点で、とらえかたは#2さんと同解釈の 「自分の考えることが考えるのに妥当なことだと思っていた」というのでよろしいでしょうか。」 とのことですが、ここが理解されていないので和訳で迷っておられるのだと思われます。この和訳に対応する英語を想定すれば、 they were thinking that what they thought was the right thing とでもなるでしょうか。原文の表しているのは、 「自分が妥当だと考えることを考えていただけだった」「かくあるべしと自分が思っていることを考えていた」ということですね。ご質問に最初にあげた和訳で全くもって正解なのです。あれて英語で言い換えれば、 they were just having some designated thought [idea]とでもなるでしょうか。
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- Caper
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ANo. 2 の私の回答が混乱を招いてしまったようですね。私は単純に考えすぎていました。 ほかのかたがたのご回答と下記のページを、私はじっくり読み返しました。そして、kazukiukiki さん がいちばん最初に記した和訳が的を射ていると、私は考えるようになりました。 think [動] (他) 3 a 〔 + wh.[節]/ + wh.+ to do 〕[ しばしば進行形で ] < どうしようかなどと > 考える、考えてみる。 http://www.excite.co.jp/dictionary/english_japanese/?search=think&match=beginswith&dictionary=NEW_EJJE みなさん、たいへん失礼いたしました。どうもすみませんでした。
- kyomogenki
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すみません、整理させてください。(私自身、最初論点がはっきりしなかったので) No.1さんとNo.3さんの構造の解釈、って同じことを言ってらっしゃるのではないかと思います。「挿入」という語に惑わされているだけじゃないかしら。 they thoughtを( )に入れて考えてみる、というやり方は、ここの構造を捉えさせるために、高校生に教えるときなどにもよくやるやり方です。 つまり、what was the right thing to think という構造上の繋がりをきちんと理解させるための便法であって、決して they think が省略可能だ、というわけではないです。 ここは、言い換えると、 they were thinking "some thought." they thought "that thought" was the right thing to think. …つまり「自分自身の考え」ではなく「(みんながそういうんだから)「ふさわしい」と思ったこと」を考えていた。(theyは「一般人」ではなく、件の夫婦のこと。みんながそういうんだから、これぞ正解、と彼らが判断するわけです。この点はNo.1さんの解釈とは異なります) 質問者さんの最初の訳で合ってるんだと思いますよ。 No.1さん、No.3さん、解釈の捉えかたが的外れだったらごめんなさい。
- tmrowing
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(3)に関して、 「「彼らは、考えるのにふさやしいと彼らが思ったことを考えていたのだ」 つまり、「彼らは、何かが考えるのにふさわしいことだと思っていたのだが、それが何かを考えていた」というような感じでよいのか?」とおっしゃっていますが、この2つの文の表す意味は異なるので、「つまり」ではないと思われます。whatは関係詞ですので前者が適訳で問題ないかと思われます。挿入節という見方はここでは適切ではないと思われます。以下の例を比較してみて下さい。 a. what is right b. what seems to be right c. what is thought (to be) right d. what you think is right a.とb.は等価ではありません。c.の thoughtが省略できないように、d.の you thinkも省略できないので、挿入というのはここではあてはまらないでしょう。価値判断を示すために用いられています。 e. what is the right thing to think f. what you think is the right thing to think との対比で考えるとよいのではないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 確かに(3)の稚拙訳について、同義であるとは言えない並べ方をしてしまいました。 関係代名詞のとらえ方でいたものが、#1さんのお礼の段にもありますように、解釈の便宜上、疑問詞的でもよいのかと進めて解釈してしまいました。 (3)の前者訳は、they thought が挿入節であるとらえ方で訳してみたつもりなのですが、訳がおかしかったようです。 価値判断のために省略できないという点で、とらえかたは#2さんと同解釈の 「自分の考えることが考えるのに妥当なことだと思っていた」というのでよろしいでしょうか。
- Caper
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(1) 3つ とも他動詞であると、私は思いました。 (2) they were thinking ∧ what they thought ∧ was ∧ the right thing to think. 以上のように、私は区切ってみました。第 2 区分 の what they thought を「 彼らが考えること 」と私はとらえました。ですから 挿入節 (they thought) と、私はとらえませんでした。 (3)「 彼らは『 自分たちが考えることは考えるに値すること 』と考えていた 」と、私は和訳してみました。 「 S + think + that 節 / S が … であると思う 」という場合の think は、通例、進行形では用いられないんだそうですね。ですが、考えがまだ決定的ではないときに進行形が用いられると、ある動詞辞典には記されていました ( 現在進行形での文例しか記載されていませんでしたが … )。 以上の私の回答がまちがっていた場合は、ごめんなさい。
お礼
別の視点からわかりやすい解釈をありがとうございます。 think that の専門的解釈もためになります。 進行形不可というのは当然、通例のことであろうと推測されますので、仰るとおりであると思います。 この場合だと、that節扱いということになるのだと思われます。 うまく説明できませんが、 見たところでは、彼らsecond-hand thinker が、「自分たちが考えること」つまり、what they thought を抱けるかが疑問になりそうですが、「second-hand thinkerなりに心に抱いたこと」という風な解釈もなるほどと思いました。 「彼らが心に思い描くことが、思い描くのに妥当なことなことであると考えていた」となるんですね。 若干ですが、「自分なりの審美眼を持ち合わせていない他人任せの人間模様」の意味が薄れそうな気がしますが、まだ迷っています・・・。 ご丁寧なご回答ありがとうございます。
- bearhand
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私はあまり文法には詳しくなくて、話すほうなので訳を中心に感じたことを書いてみますね。 (1)ですが、他動詞でいいと思うのですが、 他の方にも意見をお伺いしたいです。 (2)は、 what (they think) was the right thing to think. と考えるとシンプルにすっきりすると思います。 (3)について。 what はthinkの目的語です。 かつ、何か、という疑問詞の用法よ言うよりもwhat (=the thing)という捉え方ではないかな、と思います。 この文章全体を見ておりましても、thinkersというのも思想家、といった学術的なことではなくて、 「(自分で考えて判断できる人)」という意味ではないでしょうか。 だから、世間一般に評価されている絵のほうにすぐ移動してうっとりしたんです。自分でいいと思った絵は、有名な絵ではなかったからたいしたことない、って思ったんですよね。 (3)については、噛み砕くと what they thought was the right thing to think.=(彼らが思うに世間一般で)(正しい)よしとされていること。 みたいな感じでしょうか。 つまり、上の文とつなげてみるとsecond-handつまり人や世間でいいとされていることを鵜呑みにする人たちは、自分で考えないんだ、ってことを言いたいんですよね。 質問者さんが書かれた >彼らは、考えるのにふさやしいと彼らが思ったことを考えていたのだ というのはそういうことですよね。 彼らがふさわしいとおもったことっていうのはつまり受け売りの考えです。 だから、 >正しい、よしとされていると自分たちが考えることを考えていた。 という感じではないでしょうか。 長くなってすみません。 すっきりするといですね!!
お礼
わかりやすい言葉でまとめていただいてありがとうございます。 柔らかくまとめていただけて、いいたい内容の確認ができました。 thinkについても、「思考する」というよりも、「思いを抱く・巡らせる」的なとらえ方がよかろうかと落ち着いてきました。 あとは構造の解釈の部分ですが、 whatは解釈の便宜上関係代名詞かなぁと思いつつも、疑問詞的に「彼らが思うに、何が考えるのによしとされていることなのかぁと思いめぐらせていた」くらいの訳でもいいかなぁと思えてきました。
お礼
#4#5#6様のご回答で、誤解が解けました。 挿入節という便宜上の言い方がかなり誤解の種となったようです。すいません。 大変参考になりました。 複数ご回答くださった方にポイントという形をとらせていただきたいと思います。 #1さんも#5さんも丁寧なご回答ありがとうございました。