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形容動詞の判別の仕方と活用(古文)

今中3なのですが、学校で古文の形容動詞について習いました。ナリ活用やタリ活用のことです。しかし、例えば「夕暮れのいたう霞みたるにまぎれて」の”霞みたる”や、「いと白うあてに痩せたれど」の”痩せたれ”を形容動詞のタリ活用と混同してしまうのです。先生は”霞みたる”で一語ではなく”霞み”で動詞の四段活用、”痩せたれ”ではなく”痩せ”で下二段活用だといっていました。”堂々たり”などの形容動詞との分かりやすい判別の仕方を教えてください。(あと、なぜそう判別できるのかも)

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  • kosawagai
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回答No.1

「たり」は ・形容動詞の一部 ・助動詞「たり」 で分けられます。 形容動詞についている「たり」は、現代語に置き換えてみると、 「静かだ」「きれいだ」「ゆかいだ」の「だ」の部分です。 物事の様子を表しています。 助動詞の「たり」の方は助動詞という名の通り、動詞の後に来て意味を付け加えるんです。 現代語でいうと、「~てある(いる)」「~てしまった」という状況や過去を表したり、「~である」という断定を表したりしています。 「霞みたる」は 現代語に訳しても、「霞ん・でいる」となって、動詞と助動詞に分けることができます。 ということで、「霞みたる」は形容動詞ではなく、「霞む」(動詞・マ行四段活用・連用形)と「たる」(助動詞・存続完了・連体形)に分けられるんです。 分かりやすい判別の仕方ですが、 訳を考えれば自然と分かってくると思います。 でも、どうしても分からない場合は、 「たり」の前に着く語が漢字だけで構成されている場合、形容動詞のことが多いと思いますので参考に☆ あと、関係ないんですが、 単語の働きや種類を判別することは、「識別」ということが多いです。(文法用語だと思います) インターネットなどで検索して調べる時には識別って入れてみてくださいね(^^)

kish65
質問者

お礼

なるほど。訳を考えて、助動詞がつくかどうかを見るんですね。納得しました。あと、識別という言葉は知らなかったので助かりました。 分かりやすい回答ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • dulatour
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回答No.2

否定の助動詞「ぬ」を付けてみましょう。 「ぬ」は「たり」と同じ連用形接続ですから、「たり」ととって、「ぬ」つけてもおかしな感じとならなければ、それは形容動詞ではないということになります。 霞みたる→かすみぬ 痩せたる→やせぬ これは、変ではないですよね。 一方、「堂々たり」はどうでしょうか? 堂々たり→堂々ぬ(こりゃ変だ) 或いは 楚々たり→楚々ぬ(これも変) ということは、これらが形容動詞だからです。 とは、いうものの古文の感覚になじんでいない場合は、変だという感覚があまりないかも知れません。 こればかりは、馴れしかありませんね。 疑問を持つことは素晴らしいことです。 これからも、疑問をそのままにせず、前向きに勉強しましょう。

kish65
質問者

お礼

「ぬ」をつけるだけで識別できるというのは分かりやすいです!どうもありがとうございました。