- 締切済み
北方
北方領土は日本領と教科書に書いてあります。 でもサンフランシスコ平和条約で 「ウルップ以北」の千島列島は放棄と明言しなかったことは相手にも誤解を招きます。日本にも落ち度があったのでは?。よって日本領と教科書に明記するのは先進国として、オトナの国として恥ずかしいのではないでしょうか。誤解を招く条約を結んでしまった。現在交渉中、帰属国未定として教科書に載せるべきでは? なぜ日本の領土と記述するのでしょうか?
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
みんなの回答
- histo0110
- ベストアンサー率60% (3/5)
下の「ソ連(ロシア)による北方領土占領のいきさつ」を記載した者です。 最後の部分で「北方領土は千島列島には含まれていないので、もちろん、日本固有の領土です。」と掲載しましたが、これは、現在の日本政府、外務省の言い分をそのまま引用したものです。しかし、よくよく調べてみると択捉・国後は過去に日本で発行された地図に千島列島の一部として掲載されていたということもあり、本当は千島列島の一部のようです。色丹は戦前に千島に含まれたり含まれなかったり時期によってまちまちということです。訂正させていただきます。しかし、南樺太・千島列島・色丹・歯舞は戦後以来、ロシア(旧ソ連)による不法実効支配が続いていることには変わりありません。 私はtaokantoku さんと同様に、千島列島の一部であることが確実である択捉・国後は帰属国未定とするべきだと考えます。
- histo0110
- ベストアンサー率60% (3/5)
「ソ連(ロシア)による北方領土占領のいきさつ」 ポツダム会談は日ソ不可侵条約執行前のソ連(ロシア)がドイツのポツダムでアメリカ・イギリスと、第二次世界大戦の戦後処理と日本の終戦について話し合った会談です(1945年7月17日~8月2日)。ソ連(ロシア)は日本と同盟中にもかかわらずなんでこんなところにいるのでしょうか?そして、上記期間中の7月26日にこのポツダム会談での合意に基づいてアメリカ合衆国、中華民国および英国がポツダム宣言を発表した。ソ連(ロシア)は日本と同盟中なのでもちろん堂々と発表の場には姿を現せる立場にはない。しかし、ソ連(ロシア)はポツダム宣言の作成には参加している。そして、ソ連(ロシア)はモスクワ時間1945年8月8日午後5時(日本時間:午後11時)、ソ連外務大臣ヴャチェスラフ・モロトフが日本の佐藤尚武駐ソ連大使にソ連の対日宣戦布告文に知らせた。布告文は以下のとおり ソ連(ロシア)の対日宣戦布告文 ・・・抜粋・・・ 無条件降伏を要求した今年7月26日のアメリカ合衆国、英国ならびに中華民国の宣言(=ポツダム宣言)を日本は拒否した。日本の降伏拒否を熟慮した結果、連合国はソ連政府に対して、日本の侵略に対する戦争に参加するよう求めた。ソ連政府は連合国に対するソ連の義務に従い、連合国の求めを受諾し、今年7月26日の連合国のポツダム宣言に参加した。 ソ連政府は、明日、8月9日より日本と戦闘状態に入る旨宣言する。 つまり、これによりソ連(ロシア)のポツダム宣言への参加は明らかである。 1945年8月15日正午の昭和天皇による玉音放送をもってポツダム宣言受諾を表明しました。ポツダム宣言は宣言を発した各国の名をとって、別名「米英支蘇四国共同宣言」といいます。支は中華民国で蘇はソ連(ロシア)です。その名にもソ連が表れ、その作成にもソ連が関与し、対日宣戦布告文においてソ連が参加を表明したポツダム宣言です。 8月15日に日本がソ連(ロシア)の参加するポツダム宣言を受諾したにもかかわらず、ソ連第二極東軍部隊は8月25日に南樺太を占領、8月28日から9月1日までに、北方領土の択捉・国後・色丹島を占領、9月3日から5日にかけて歯舞群島を占領した。なお、8月18日にカムチャツカ半島方面より千島列島に侵入した第一極東軍部隊は、8月31日までに得撫島以北の北千島を占領している。全く卑怯な火事場泥棒ですな・・・ ソ連(ロシア)は8月15日にポツダム宣言を受け入れて降伏した日本に攻撃を加えているのである。日本が武装解除しているのに北海道以北の地に攻め込んできているのである。何と惨忍な・・・ 簡単に言うと、対日宣戦布告文にあるように日本がポツダム宣言を拒否したので、ソ連(ロシア)は連合国のポツダム宣言に参加して、8月9日より日本と戦闘状態に入る。そして日本は、一度は拒否したポツダム宣言を8月15日に受諾し、ソ連(ロシア)を含む連合国に降伏した。ソ連(ロシア)が降伏しろといって日本は降伏したのに、降伏した後も引き続いてソ連(ロシア)は日本に対して戦闘行為を行っているのである。 本来なら千島列島や南樺太も日本の領土なのだが、これは日本がサンフランシスコ講和条約において統治を放棄して連合国預かりの地となった。よって、本来ならどこの国もここを統治する権利はないのだが、ロシアが不法占拠を続けている。北方領土は千島列島には含まれていないので、もちろん、日本固有の領土です。
- musokunin
- ベストアンサー率24% (62/257)
國の領土といふ場合、實効支配してゐるか否かといふ観點があります。この點から言ふと、南樺太、千島列島、北海道附屬の幾つかの諸島は、現實に我が國政府の行政権も、軍事力も、住民支配も及んでゐませんので、領土としての現實はありません。 ところが、上に上げた地域は、ソ連邦が、我が國との條約を一方的に破り、大東亞戰爭に参戦して、火事場泥棒的に占拠して現在に至つた經緯があります。また、我が國と聯合國との講和條約をソ連が調印しなかつた經緯もあります。また、大東亞戰爭における敗戰國である我が國の戰爭の大義「大東亞共榮圏の確立」がほぼ達成されてゐる現状もあります。このために、ソ連邦の遺産を繼承してゐるロシアと我が國の間では、單純な戰勝國と敗戰國の關係で領土を論じる事が出來ない事情があります。 我が國としては、南樺太、千島、北海道付属諸島からの、ロシアの即時撤退と、領土返還を請求し續けるのが外交の基本といふものです。
- code1134
- ベストアンサー率20% (703/3370)
私は歴史よりは地理に興味を持つ者ですが、サンフランシスコ平和条約へ(旧ソ連:現)ロシアが参加していなくても、又(No1さんが挙げられている如く)>日本の立場が弱くとも、"国後、択捉の2島を除く、ウルップ島以北の千島列島"を放棄、と明確に盛り込まなかった点から、北方領土問題が始まった、と強く確信しています。 そして、"地理的見地からの詰めの甘さ"vs(No1さんが言われるところの、旧ソ連、現)ロシア側の大人気無さなら、後者を支持する立場です。 外務省は"ウルップ島以北の"の文言を盛り込まなかったのをケアレスミスで大した事無い、位に捉えているのかも知れませんが、そこに取り返しが付かぬ程の大問題へ繋がる、リスクが潜んでいた訳で、交渉下手な外務省と指摘しても、弁明は出来ない、と思っています。 (2006年2/14)現時点に於いても、完全に(北方領土が)日本領でない現実は寧ろ統計局が認識しています。 何故ならば、2005年の国勢調査の対象外と明文化し、調査を断念している、からです。
- shuhua
- ベストアンサー率45% (72/158)
こんばんは。 北方領土問題について、サンフランシスコ平和条約第2条(C)では、「日本国は、千島列島並びに日本国が1905年9月5日のポーツマス条約の結果として主権を獲得した樺太の一部及びこれに近接する諸島に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄する。」と規定されています。日本は、北方領土はそれまで一度もロシア領になった事のない日本固有の領土であるので、サンフランシスコ条約で放棄した千島はウルップ島より北の千島を意味しているとしています。しかし、条約の内容には、北方領土を除く千島列島と書いていないのもまた事実です。 確かに誤解を招くような内容です。しかし、当時の国際情勢からしても、日本の立場は非常に弱いものでした。多少アメリカが肩入れしたところで(アメリカのダレス全権大使は、北方領土は常に日本の領土であったので、日本に主権があることは正当として認められなければならないと公式見解を示し、日本の立場を支持している)解決される問題ではなかったと思います。また、日本の政治(特に外務省)特有の“事勿れ主義”が裏目に出たのでしょう。 しかしこの条約に旧ソ連は参加していません。ロシアがこのサンフランシスコ平和条約を盾に北方領土の返還を拒否しているようでしたら、それもまた大人気無い話です。 >日本領と教科書に明記するのは先進国として、オトナの国として恥ずかしいのではないでしょうか。誤解を招く条約を結んでしまった。現在交渉中、帰属国未定として教科書に載せるべきでは? 否定はしません。理想と現実の格差を各人がどのように考えるかの違いだと思います。この問題や竹島問題、尖閣諸島問題に関しては、どれだけ平和主義・媚中主義の出版社であっても日本の領土としていますね。 なお、北千島をふくめた千島列島全体の返還を主張している主要政党は日本共産党だけです。全千島は樺太・千島交換条約で平和裡に手に入れた領土だからという主張のようです。また、一部には日ソ基本条約などを根拠に「南樺太・千島列島全島返還論」もあるが、南樺太は平和裡に手に入れた領土とはいえないとの見方もあります。 独立行政法人北方領土問題対策協会>北方領土問題学習室>北方領土の歴史>日ソ国交の回復:http://www.hoppou.go.jp/gakusyu/history/index7.html 内閣府>北方対策本部:http://www8.cao.go.jp/hoppo/ 北海道総務部>北方領土対策本部:http://www.pref.hokkaido.jp/soumu/sm-hrtsk/hp/ ウィキペディア>北方領土:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%96%B9%E9%A0%98%E5%9C%9F >>