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1月20日までなのです。どうか力を貸してください

デカルトの時代から現代にかけての哲学を習っております。 「科学的真理」とはどのような意味で「正しい知」であると考えられるか。800字程度でまとめなさい。 という課題が出ました。 色々頑張ってみましたが、お手上げ状態なのです。 もしよろしければ参考文献なども教えていただけるとありがたいです。 大変勝手で申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願い致します。

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  • starflora
  • ベストアンサー率61% (647/1050)
回答No.1

    科学と真理の問題は色々な捉え方ができます。   参考URLは、「対戦リスト」とかいうページですが、哲学上の色々な考えの相違を述べています。ここで、「ポパー」「科学」「真理」などで検索して見て、内容を読んでみてください。     科学の真理基準については、ポパーの思想を参照すると良いのですが、以下のようなURLの文章だと、難しいような気もします。   http://www2u.biglobe.ne.jp/~kogawara/plato.htm     800字ぐらいなら、何か適当に書けばよいのです。   まず、デカルトを読んでおられるのなら、知の方法とか、合理的思考の方法などがあるでしょう。基準となっていたはずです。明晰な思考・認識とは何かというのも提示されているはずです。     そこから、現代の論理実証主義だとか、カントの批判哲学とか云っていては、分からないでしょう。(理解するのに時間がかかります)。     「正しい知」については、デカルトの基準を援用し、科学的真理については、とりあえず:     1)万人にとって確認できる真理基準が提示されている(一部の信仰ある人にしか分からないとか、ある経験をしないと分からないなどはなく、どんな言語を使っていても、どんな宗教であろうと、デカルトの合理的明晰な判断基準で、誰でも真理か偽かを判断できるような合理的命題が科学的真理の条件である)。     2)人間は、色々な意味の臆見(ドクサ)に捕らわれている。勝手な思いこみから、「客観的真理命題」へと正しい認識を行うにはどうするか。個人の信念ではなく、多数の人とのあいだの開かれた議論を通じ、多くの人の意見を参照して、個人主観の思いこみを脱する必要がある。これは、一定の科学集団なども同様で、その集団のなかでしか通用しない真理基準では、困るのです。     3)これらに、科学の方法。つまり、「仮説」を立て、仮説が真であるか偽であるか、誰でも確認でき、かつ、再現実験できる、判断の基準を示し、その判断基準で実際に検証してみて、「真」だという結果がでること。科学では、仮説理論から、未知のことについて、予言を行い、実験で、この予言が正しいと、その理論の真理の資格があることになります。     4)新しい理論仮説は、予言で確認するだけでなく、従来の科学の真理理論システムとのあいだの整合性の問題も考慮しなければならない。或る問題では審理でも、別の問題では、真理とされている理論と衝突する場合、どちらがおかしいのか、どちらもおかしいのか、検証する手段がばければならない。     5)ここで、ポパーの「反証可能性」を入れればよいでしょう。単に仮説理論は、真理だという検証が可能であるだけでなく、こういう場合は、偽であるという、偽となる論証の可能な場合を含んでいなければならない。神が宇宙を造ったというのは、真理であるという検証ができないだけでなく、違うという検証もできない。こういう命題は、科学的真理、正しい知とは言えないのです。     どうも適当な解説書が出てこないです。大きな書店に行き、色々な新書などで、「科学」とか「科学哲学」などが付く本を探して、科学の歴史や、科学的真理について書いているような本を探して見られることです。検索では、訳の分からない本がたくさん出てくるので、調べようがありません。岩波新書でも、講談社新書でも、その他の新書でもよいし、ブルーバックスでもいいです。新書でないと、とても、本格的な科学論の本など読んでいる余裕はないでしょうし、また、800字ですから、そんな高度なことを期待しているのでもないでしょう。文庫クセジュも、薄いが面白い本があります。ただ、少し難しいことがあります。     ともかく、何か新書で、ありますから、ざっと眺めてみて、分かりそうな処を主に読んでみれば良いのです(無論、通して読むのがいいのですが)。上に5項目ほど、独断のアドヴァイスとヒントを書きましたから、参考書を読んで、肉付けすることです。     本が見つからないなら、カール・セーガンの『人はなぜ、エセ科学に騙されるのか』新潮文庫の上巻の最初の章あたりを読むと、科学的方法とはどういうものかが分かります。これは、読み物としても面白いので、上下買って読んでもいいのですが、それは貴方の自由です。易しい本というと、なかなか思いつきません。  

参考URL:
http://homepage1.nifty.com/kurubushi/fightlist.html
bo-tenshu
質問者

お礼

試験でお礼が遅くなってしまって、申し訳ありません。大変参考になりました。解かりやすい文章で、具体的な例などもあげていただいて、本当に有難うございました。

その他の回答 (1)

  • caballero
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回答No.2

皆がそうだと納得できる点です。 ですから、皆が何故納得するのか、「皆」とはなんだ、を書けばいいのではないでしょうか。 参考になるかわかりませんが、例えば、A=B、B=C だから、A=Cというのは間違いというか、ウソです。こういう方法は、方便ですので、方便であると言う認識が必要です。フツーに考えて、AがBなわけないです(笑) ホントは、A=A、B=B、C=Cというのが正しい。 すごく余談になりますが(笑、 アメリカが悪いというのは間違いで、ラディン氏が悪いというのも間違いです。 アメリカはアメリカ、ラディンはラディン、悪いが悪いのです。そうして、何が何かがわかります。人ははじめ、このようにして世界を見ますが、アメリカが悪いとか、何はこうだとか、ウソを教えられます。ウソも方便なんですが、方便であるという事も、皆に知られていなければなりません。

bo-tenshu
質問者

お礼

解かりやすく答えて頂いたため、結論が決まり、助けられました。本当に有難うございました。お礼が遅くなってしまって申し訳ありません。

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