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制御整流について(追加質問です)
三角波と比較するsin波の振幅が小さいと直流電圧上がりますが、 これはどういった現象なんでしょうか? 振幅が小さいということは上側IGBT(u1,v1,w1)が 『同時にONしている期間が多い』ということですが・・・ (振幅0の場合は3つとも同じスイッチング) Vu>Vv>Vwの場合だとu1のダイオードを通って、どこへ向かうのでしょうか?
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動作を考える場合には、1相分を1つの直流昇圧チョッパとみなして、挙動を追いかける方がよいかもしれません。 PWMの1サイクル分の挙動を見ると、 U相の相電圧が+の場合に、U相に着目すると 1. u1,v1,w1が同時にON->交流側が短絡->U相の電流はvu/L (Lは交流のリアクトル)の変化率で上昇。(この電流iu はv1,w1経由でV,W相に流れます) 2. 次にv1,w1 がOFFすると、iuはu1経由で直流に流れ、直流回路を充電します。 3. 同時に交流リアクトルLには(vu-Vd)の電圧が加わって、iuは(vu-Vd)/Lの電流変化率(電流が減少)し、途中で電流の極性が反転します。 4. で、次に、v1,w1がONし、1.にもどります。 でもって、定常状態ではiuの平均値が0になるようなVdになります。 1. の0Vの帰還が長く、3の機関が短いほど、平均値を0AにするためのVdは高い電圧が必要になるので、その電圧までVdは上昇します。、 次に、見方を変えて、電圧や電流の平均値に着目すると、、 1. キャリアの三角波の振幅は直流電圧に相当 2. 基準信号のsin波の振幅が交流電圧の振幅に相当 3. 基準信号のsin波を小さくすると言うことは、直流電圧に比べて交流電圧の比を小さくすると言うことに相当する。 4. ところが実際の交流入力電圧は一定なので、その比が成立するまで直流電圧が上昇する。 ということになります。
補足
昇圧チョッパの例だと考えると雰囲気がわかります。 定常状態というのはONとOFFの割合が一定の時 ということですね。 ありがとうございます。