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「海納百川」の読み方
中国の格言に「海納百川 有容乃大」という言葉があると聞きました。何でも海が無数の川を受け入れて、それで大きくなっている、という清濁を合わせ呑む寛容さを表す言葉だそうです。ただ、読み方とかきちんとした意味がわからなくて、いろいろと検索してみたのですが、上手くヒットしませんでした。読みや意味、そしてこの言葉に関する情報(18世紀に生きた林則徐という人の言葉のようですが)を教えていただけないでしょうか?
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林則徐は文学者や思想家などでなく政治家なので、彼の書いた詩などではないようです。 林則徐について↓ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%97%E5%89%87%E5%BE%90 ちょっと調べてみたら、林則徐の座右の銘なのだそうです。 http://zh.wikiquote.org/wiki/%E6%9E%97%E5%89%87%E5%BE%90 いろいろ探しましたが、李白の詩に「海納百川」と出てくるものがあるなど、有名な言葉をつなぎ合わせたりして林則徐が創作した言葉のようです。 読み方を記したページは見つからなかったので、自分で読みと意味を書いておきます。 海納百川有容乃大 山高千仞無欲則剛 読み「海、百の川を納め、容の大なる有り。 山、高さ千仞にして、欲無きにして則ち剛なり。」 意味「海は百(無数)の川を受け入れるからこそ、あれだけの大きさを持っている。 山は千仞(無限)の高さを持ちながら、無欲であるからこそ強さを持っている。」 自我を主張せず他者を受け入れられる者のほうが、結局は大きく強いのだということを言っているようです。 「海納百川有容乃大」で検索すると、非常にたくさんの中国語ページがヒットしますね。 中国ではだいぶ有名な言葉なのではと思います。
お礼
いろいろと情報をいただきましてどうもありがとうございました。林則徐は詩人だと思っていましたが、政治家だったのですね。非常に参考になりました。