破産管財、自動車などの競売について

質問

まったくの素人的な質問ですいません。
自動車や電化製品などを競売で買えば安いなどのことをネットで見たのですが、自動車は実際に競売で安く買うことが出来るのでしょうか？
また、『裁判所の公告』以外に競売の案件を知ることは出来るのでしょうか？（ネットなどで）
ご存知の方、いらっしゃいましたら宜しくお願い致します。

回答No.2

yosito1215 · ベストアンサー

破産手続の開始決定がされ、破産管財人が選任されていれば、破産者の財産の管理処分は破産管財人が行うことになります。
平成１７年１月施行の現行破産法においては、破産者の更生を目的として自由財産拡張の制度が新設されました。簡単にいうと、破産者に必要な財産は、破産裁判所の裁判により換価しなくても良い（つまりお金に換えなくても良い=売却する必要がない）ことになりました。よって、自動車や電化製品は、会社が破産した場合でなければ、そもそも市場に出回らないことになります。また、仮に会社が破産した場合であっても、ネットなどで買受人を広く募集するといった話はあまり聞えてきません。（破産管財人としては、細かい物をいちいち個々に売却するよりは、業者などに一括して売却した方が手間がかからず安心できると考えているようです。）
破産という点を除いて、自動車については自動車競売の申し立てというものがありますが、前の方が書かれているように、ほとんど価値がない物が多く、仮に売りに出されるとしても「自動車譲渡命令」といって、申し立てをした債権者に譲渡されるのが一般的です。
以上述べたことから、質問に対する答えは「いずれも困難」です。

※余談ですが、不動産についてはBIT（不動産競売情報）というインターネットの情報サイトがあります。（裁判所で提供しています。）

お礼

早速のご解答、有難う御座います。
とても参考になりました。
またまた無知で申し訳ないのですが、
『破産管財』と『動産競売』はどう違うのでしょうか？ご存知でしたら是非お願い致します。

回答No.1

merrychrist

裁判所以外という質問ですが，裁判所での自動車の競売について述べさせてください。裁判所の自動車競売の事件数はごく少数です。
というのは自動車は５年落ちと言われるように年数経過による価格の下落が激しく評価額はかなり低額になってしまい，費用にも満たないことが多く，手続自体が無剰余取消になる案件が多いこと。また，売り主に所有権留保されていることが多いため債務者が運転使用していたとしても競売の対象とならない車がかなり多いためです。