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「教えられた」と「教えてもらった」
ボランティアで外国人に日本語を教えています。 生徒から「教えられた」と「教えてもらった」はどう使い分けるのか?という質問を受けました。 「~してもらう」はいわゆる「やりもらい表現」だと思うので、本人が「恩恵を受けた」と感じた時は「教えてもらった」を使い、そうでないときは「教えられた」を使う、ということではないかと思うのですが、それが正しいかどうか自信がありません(文献やインターネットなどで調べてみましたがよくわかりませんでした)。 特に「教えられた」を使うのは「恩恵を受けたと感じていない時」という説明で良いのでしょうか? 単純に「教えた」の受身として使ったり、恩恵を受けたと感じていても「教えられた」を使う時もあるような気がするのですが・・・。 日本語文法の専門知識が浅いので、どなたかわかる方、教えてください。
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まず、助動詞の「れる、られる」には 受身・自発・尊敬・可能の4つの意味があります。 これらを使い分けるには文脈で意味をとらえていかなければなりません。 ただ単に「教えられた」だけではどの意味でもとれてしまいます。 例えば・・・ 昔、先生にこの問題の解き方を「教えられた」おぼえがある。 この場合は 受け身 校長先生が問題の答えを友達に「教えられた」 この場合は 尊敬 この問題の解き方を僕でも弟に「教えられた」 この場合は 可能 「教えられた」では自発の用法はちょっと思いつきませんでした。 何となくでもわかりますか? ですので、「教えられた」は 恩恵を受けたときでも、そうでないときも使いますが、 助動詞の意味が違ってくるのです。 あくまでも、「教えられた」という言葉だけでなく 文脈で判断することが大切です。
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- fuyur
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普通 「~してもらった」のほうが「~された」より恩恵を受けた気持ちが強いように思いますが、 あらためて考えてみると自分が感嘆するほど知識を得た!という時に 「いや~~教えられました!」などと使うことがあるような気がするのですが・・・。 この場合、それが相手への敬意であるか、皮肉として使っているかは状況次第かもしれませんが。
お礼
アドバイスありがとうございます。 私が「恩恵の受けたと感じているときでも『教えられた』を使う」と悩んだきっかけは、まさにこのケース(皮肉ではない)です。 他の方からのご回答も参考にして「教えられた」「教えてもらった」のどちらを使うかは「まず文脈で判断する」ことを説明した上で、敬意表現ややりもらい表現との関係も説明するよう自分なりに整理してみます。
- kuratsuki5
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「教えていただいた」 「教えてもらった」 「教えられた」 の順で、教え手に対する敬意がなくなっていくのでは? たとえば、教え手が自分の親族等の身内であるときは他人に対して「親から教えていただいた」「教えてもらった」というのは不適当であり「教えられた」を使うべきと思います。 敬語とセットで教示してみてはどうでしょうか?
お礼
アドバイスありがとうございます。 「ウチ・ソトの区別と敬意表現」というくくりで説明すると説得力があるかもしれません。 他の方からのご回答も参考にして「教えられた」「教えてもらった」のどちらを使うかは「まず文脈で判断する」ことを説明した上で、敬意表現との関係も説明するよう自分なりに整理してみます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「教えられた」「教えてもらった」のどちらを使うかは「まず文脈で判断する」ことを説明した上で、敬意表現ややりもらい表現との関係も説明するよう自分なりに整理してみます。