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「上等」の使い方

上等という言葉は、辞書に載っているようなそのままの意味以外でも使われることがありますよね? 例えば、喧嘩のとき、決まり台詞で、 「上等じゃねえか、この野郎」 などと言ったりします。 また、○○上等!といった、大いに結構、のような意味でも広く使われているようです。 これはどういったところから来ているのでしょうか? 最初の例は、褒めながら脅しているような反語のようなニュアンスがあり、後の例は単純にいいこと=上等なのかな、と思わなくはないですが。

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回答No.1

喧嘩のときの啖呵、「上等だ!」は反語でしょう。「ありがてえこったぜ」が「大迷惑、許さん」を意味するのと一緒で。 上等だ、というのは下等だと思うからあえて上等だと言うのでしょう。言葉による交渉と妥協をあたまから拒否する意味で。上等なんだから、ぜんぶ受け入れるよ、でも拳や凶器がどう動くか知らんよもう、と。 「なんとか上等」という不良言葉は単に文尾を落としただけだと思います。ただし、どうも元々が反語表現だということを弁えていない気配はありますね。でもパーだからというよりは、この変な言い方の不安定感を良しとしたからではないかしら。

mori_izou
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 前の例はやはり反語で良さそうですが、後の例はそんなに悪いニュアンスで使われてもいないようなので、どういうことか?と思っておりましたが、反語から意味が取り違えられてきてしまった結果のようですね。

その他の回答 (2)

  • ok6910
  • ベストアンサー率25% (9/36)
回答No.3

昔、漫画でこういうシーンがありました。 密室に閉じ込められたハードボイルド刑事と爆弾処理班の男。 手には精巧に作られた時限爆弾。 「おい、どっちを切ればいいんだ」 「緑と赤どちらかを切れば解除、もしくは爆発してしまいます!」 「確率5割、上等じゃねえか!このまま指くわえてたらどっちみちあの世行きだ!」 つまり、「男」の世界ではどんな悪条件でも泣き言を言わない、という美学があるので、どんな悪条件でも勇んで「上等じゃねえか」となる。 そのセリフを長年聞いてきた後続の不良たちが、「上等」という言葉をはき違え、「上等」=「ケンカを買うこと」と思い込み、コンクリートの壁に落書きをする。 「喧嘩上等」 でも、「エラそうな口きくなよ」というニュアンスで 「上等コイてんじゃねーぞ、コラ!」 という用法もあると思いますが。

mori_izou
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 5割もあれば上等だ、という極限状態での強がり、と受け止めました。 「上等こく」は、偉そうなこと言ってんじゃねーぞコラ!とほぼ同義でしょうかね。 不良はこういう言葉には敏感みたいですね。

回答No.2

「上等じゃねえか」は、「立派なことを言ってくれるじゃねえか」「たいそうなことを言ってくれるじゃねえか」「俺たちに説教するほど立派なのかよ」「偉そうにしてるじゃねえか」など、「ずいぶん上等な口を利くじゃねえか」「ずいぶん上等なことをしてくれたじゃねえか」などと、相手を小ばかにする言葉遣い、相手を一旦持ち上げてから一気に口汚く罵る言葉遣いでしょう。 二番目の「○○上等」も同様です。単純にいいことではなく、小ばかにする言葉であって、相手のことを上等などとは思ってもいない人の言葉です。

mori_izou
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 前の例は、やはり反語のようですね。 後の例は、あまり否定的に使われていないニュアンスを感じておりましたが、開き直りから来た転用かな?と思うようになりました。 「そう悪く思うな。これもこれで立派じゃないか」という気持ちで○○上等、と主張されている場面があるように思っております。

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