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ピロールとピリジンの反応性の違いについて
求電子置換反応の反応性の大きさは ピロール>ベンゼン>ピリジンだそうです。 ピロールの電子密度がピリジンの時よりも高いので、 反応性が高くなるそうですが、意味がいまいちよく 分かりません;;是非教えてください。
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求電子置換反応は陽イオンがくっつくことによる反応なので、電子密度が高いほうが起こりやすいです。 ピロールでは6個のπ電子が5個の原子上にあるので(Nに偏ってはいるけれど)、電子密度が高いです。 ピリジンは6個のπ電子が6個の原子上にありますが、電気陰性度の高いNに電子が偏っているため、C上の電子密度はベンゼンより低くなっています。
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- DexMachina
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以下の共鳴を見るとわかるように、ピロールの場合は窒素上の孤立電子対が 環に流れ込むことにより、炭素上に負電荷が生じます(=電子密度が高い)。 このため、求電子置換反応を起こしやすくなります。 __ || || \ / N ・・ ↑ ↓ __- || | \ // N + 一方、ピリジンでは、窒素上の孤立電子対は共鳴には関与しません。 逆に、共鳴によって窒素が負電荷を帯び、炭素上には正電荷が発生することになる (=電子密度が低い)ため、求電子置換反応は起こりにくくなります。 /\\ || | \ // N ・・ ↑ ↓ /\\ || | \ /+ :N: - *「:」や「・・」は孤立電子対 そしてベンゼンには窒素などの影響はなくニュートラルなので、求電子置換反応の 起こりやすさは、 ピロール>ベンゼン>ピリジン という順序になる、というわけです。
絵を書けないとうまく説明できないのですが. 電子雲がどのようにかたよって存在するか をそれぞれ書いてください。偏りが激しい(部分的に電子が集まっている)場所があると反応しやすいです。
お礼
回答ありがとうございます。すいません;;よく分からないかもです。ピロールのNの非共有電子対に電子が集中しているのでしょうか??
お礼
みなさん、ありがとうございました><分かりました!本当にありがとうございます。