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フェントン反応について
過酸化水素の溶液を扱っております。 一般的な文献によりますと、金属イオンが存在すると、過酸化水素は、ヒドロキシラジカルを発生するとのことですが、下記のURLによると、水銀(Hg)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、カドミウム(Cd)では、フェトン反応には寄与しないとのことなのですが・・・。 これってつまり、上記の金属イオンの共存下では、ヒドロキシラジカルが発生しないという理解になるのですが、そうなのでしょうか? http://gtcw3.aist-nara.ac.jp/sano/student/gr/suzuki/katudou.html わかる方おられましたら、お願いします。
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noname#62864
回答No.1
そのような理解で正しいと思います。 すなわち、文脈から考えますと、 (1)過剰のFeやCuはフェントン反応を引き起こす触媒になる。 (2)したがって、過剰のFeやCuは活性酸素種による酸化ストレスの原因になる。 (3)Hg,Niなどには、フェントン反応を引き起こすような触媒作用はない。すなわち、酸化ストレスの原因にはならない。 (4)しかし、細胞内での酵素の失活などの作用を引き起こす。 (5)また、Hg,Niなどの作用によって、FeやCuが遊離されるために、遊離したFeやCuが(1)で述べた「過剰のFeやCu」と同様の作用を起こし、フェントン反応を引き起こし、それが酸化ストレスの原因になる。 要するに、HgやNiが直接作用するのではなく、それらの作用によって遊離したFeやCuがフェントン反応を引き起こすということだと思います。