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九州jはなぜQushu にならないのか
最近、辞書を引いていて、ふと思ったのですが、 ky という文字続きは英語にはないようです。 それなら、九州は、Qushu と表記するほうが自然かと思います。 なぜ、Kyushu となったのでしょうか。
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ローマ字が英語と言う訳ではない、というのもひとつの理由でしょう。 仮に「キュ」をCuやQuなどとしてしまうと、「キャ」「キョ」はどうするのか、という点で不整合が出ます。 ローマ字は日本語をアルファベット表記するための手法(ラテン文字を使用しない言語にて行われる)ですから、 「きゅ=き+ゅ」を「KYU」と表記したのは実に合理的であると思います。 そもそも日本語の発音を正確に英語表記することは出来ませんし、その為のものでもないですからね。 50音をアルファベット表記する中で、拗音がKYになった、という事です。 より英語の音に近い形で表記する(厳密には誤り)風潮が見られる様になったのは比較的最近の話です。 とはいえ現時点に於いてもローマ字は正確な表記ではなくなってきていますので、もっと一般化すればいつの日にか「Cue-shoe」なんて表記が生まれるのかもしれません(笑)。
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- genmai59
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日本語の発音を正確に英語に直すことは不可能です。ですから、便宜的に割り当ててあるわけです。 より発音に近い表記にすればよさそうなものですが、それですと、書く人によって表記がバラバラになってしまいます。ある人はQushuと書き、別の人はCushuと書いたのでは、知らない人はそれが同じ地名だと判断できません。 古代の日本の地名や人名など、似たような音の漢字にでたらめに割り当てられているので、同一人物が別の表記になっていることがよくあります。中国の歴史書に書かれた地名が実際にはどこのことなのか、いろいろな説が錯綜しています。それを考えると、ある程度統一された表記でローマ字で表すのは、とても合理的なことだと思います。 また、同じスペルでも言葉によって読みは変わります。国ごとに表記が変わるのではやっかいですね。例えばYamahaはドイツではJamahaと表記しているようです。むかし、ドイツ語を勉強しているときにドイツの高校生からもらった手紙に「Jamahaのバイクに載っている」と書いてあって、「ジャマハ」とは何か悩みました。 無理に英語にあわせた表記にしても、ほかの多くの国の人にとっては、不親切なわけです。それなら、日本人もわかりやすい規則的な表記のほうが公平じゃないでしょうか。 さらに日本人が自分の名前や居住地の名前をローマ字表記しようとしたときに、英語の発音主体で書こうとすると、よほど英語に精通していなければ、うまく書けません。日本語の母音と子音を単純に割り当ててローマ字表記する方法のほうが、覚えやすいでしょう。
お礼
ありがとうございます。 >無理に英語にあわせた表記にしても、ほかの多くの国の人にとっては、不親切なわけです。それなら、日本人もわかりやすい規則的な表記のほうが公平じゃないでしょうか。 確かに、そう考えられますね。国際的な表音規則みたいなものを作ってもいい時期ですよね。
それはまず日本語を英語圏に伝えるために「ローマ字表記(ヘボン式)」が考案され、それに(機械的に)のっとって表記したからです。そして、それが普及・定着した。 将来、Qushuとなるかも知れませんね。
お礼
ありがとうございます。 ローマ字表記を考案したとき、なぜ、そういう文字を割り当てるのか、その理由はあまり宣伝されなかったのですね。ある程度、そういう理由も一緒に伝われば、ローマ字学習も、もっとやさしくなったかと感じます。
これは私が考えもしなかった疑問ですね。英語では外国語の音を表す場合、日本のローマ字とは違う体系の表記法があります。例えば、eeで「イー」、ooで「ウー」とすることなどです。これは、フランス語やスペイン語などの外国語の場合、多く用いられますが、それはあくまで読み方を示すためであって、外国語の単語を英語で引用するときは原語のままが多いです。例えば イタリアのブランドである「Gucci」は英語の読み方なら「グッチ」とは読みませんが、英語の文章の中で 「Gucci」を引き合いに出す時、わざわざ英語的なスペルで「Gootchee」とは直しません。でも、「Gootchee」という風に読みなさいと 但し書きをすることはあります。 また、ラテンアルファベットを使っていない言語の音を表記する場合、これは言語によってまちまちです。 日本語の場合はヘボン式ローマ字に準じるのが一般的ですが、英語圏の人たちが その通りに読んでくれるとは限りません。例えば Aichiと書いた場合「エイチャイ」と読む人も多いでしょう。「Ichee」とした方が「アイチ」と読んでもらえるでしょう。 中国語の場合はもっと不自然です。昔はウェード式といって 英語の読み方に近い方法が取られていましたが、今ではピンインで表記する場合の方が多いです。例えば「西夏」はXixiaと書いて「シーシャ」と読みますが、英語で引用する時もできるだけ近い発音をします。 英語にはvで終わる単語はないと教わりましたが、これも例外があって、ロシアや東欧の固有名詞を表記する場合はvで終わる名前もあります。例えば Gorbachev(ゴルバチョフ)です。 そういえば、「九州」は安土桃山時代の頃、スペインやポルトガルの宣教師が来ていた頃 Qiusciuと書かれていました。スペイン語やポルトガル語には元来、kいう文字がないのです。でも現在ではKyushuと書かれるようです。 英語以外でラテンアルファベットを使っている言語も日本の固有名詞を表す時は ヘボン式ローマ字に準じるようです。ですから、イタリア語ではChibaと書けば「キバ」と読まれますが、チバと読むように「Ciba」とは書かないようです。でもドイツ語では「広島」を Hiroschimaと書くことも多いですから、よく分かりません。
お礼
ありがとうございます。お礼が遅れてすいません。 色々な言語に詳しいのですね。 >中国語の場合はもっと不自然です。昔はウェード式といって 英語の読み方に近い方法が取られていましたが、今ではピンインで表記する場合の方が多いです。例えば「西夏」はXixiaと書いて「シーシャ」と読みますが、英語で引用する時もできるだけ近い発音をします。 中国語は、数年前から勉強しようとしているのですが、最初のピンインのところで挫折してしまい、まったく進んでいません。なぜ、ローマ字とああまで違った表記をしているのか、疑問でなりません。 色々な言語に通じるのは、自分の夢です。今後もよろしくお願いします。
それでは、クシューとなるからでしょう。
お礼
ありがとうございます。確かにそう読むことになるのでしょうね。 では、 Cushu ではどうでしょうか。
お礼
ありがとうございます。お礼が遅れてすいません。 >仮に「キュ」をCuやQuなどとしてしまうと、「キャ」「キョ」はどうするのか、という点で不整合が出ます。 これは、まったく気がつきませんでした。そのとおりですね。Qと言う文字の表音価値みたいなものが、疑問に思えてきました。 qu という文字続きでしか使われないのは、それなりの理由があるのでしょうね。