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ウィルスの細胞遊離になぜノイラミニダーゼが必要なのか
鳥インフルエンザでタミフルが話題になっています。その作用機序をネットで調べていましたら,ノイラミニダーゼを阻害するためにウィルスが細胞より遊離できないとありました。 全くの素人ですので解らないことだらけなのですが,ノイラミニダーゼは糖タンパクか,または,糖鎖の突起と思います。細胞に侵入するのに必要なことは理解できますが,なぜ遊離に必要なのでしょう。ご教示ください。
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- Kemi33
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先ず,こちらを御覧下さい。また,関連用語で検索して頂けば色々とヒットすると思います。 ・http://www.seikagaku.co.jp/glyco/09.html 「顔」見知りを狙い撃ちするウイルスたち ・http://www.infdis.nagasaki-u.ac.jp/h15doc4/html/A0100238.html ウイルス感染時におけるウイルス行動パターンの可視化解析 ・http://www10.plala.or.jp/takadasHP/influ.html インフルエンザについて 以下,参考までに,私が読み取った点を簡単に纏めておきます。 インフルエンザウイルスは,「ヘマグルチニン」で宿主細胞の表面にある「シアル酸の糖鎖」に結合して,細胞に感染する。 この「シアル酸の糖鎖」はウイルスが宿主細胞に結合する上で重要な糖鎖だが,ウイルスが細胞から遊離する際には邪魔になる。つまり,そのままであれば,遊離しようとするウイルスが細胞上の「シアル酸の糖鎖」に捕まってしまい遊離できない。 そこで,シアル酸を切り離す酵素である「ノイラミニダーゼ」によって「シアル酸」を切り離す事で「シアル酸の糖鎖」と「ヘマグルチニン」との結合を切り,細胞から遊離する。
お礼
その後調べまして,インフルエンザウィルスは,エンベロープウィルスで,その放出過程はbuddingによることが分かりました。それなら何となく理解できます。有り難うございました。