高2の1月から着手し、高3の秋のセンター試験用の模試で90点以上とれるようになりました。ですから9ヶ月で合格レベルになりました。それまでは学校で世界史をやってましたが、入試に出ないのでまったく授業を聞かず、抜け出したりしてたました。ちょうど翌年度の入試科目が発表され、社会が必要になったため、あわてて勉強しました。
1)学校の授業もまじめに受けるようにしました。学校で近代をやっていたため、古代から参考書で独学しました。ですから学校と自習と並行学習でした。
2)予備校の現役クラスの世界史を受講しました。週1ですが、予備校の先生は話がおもしろく内容も記憶に残りました。ドレフュス事件で活躍した作家エミールゾラなんて今でも覚えてます。
3)とにかく時間がないので広く浅く勉強しました。中国史の漢字やインドやヨーロッパに長たらしいカタカナは「うろ覚え」で済ませました。そんなものを完璧に覚えなくてもマークシートの選択問題なので回答できます。たとえば中国への列強進出ではフランス=広州湾、ドイツ=膠州湾 ですが、フランス=広がつく、ドイツ=字が難しいやつ、としか覚えませんでした。また人名もイブンサウード、イブンシーナ、イブンバツーダとかたくさんいますが、「イブン」を覚えず、後ろの部分しか覚えないようにしました。教科書の「イブン」を黒く塗りつぶして消しました。うろおぼえでも選択肢をみれば思い出す程度で十分です。
4)出題パターンが決まってるものはセットで覚えました。穀物法の廃止、コブデン、ブライトを別々に覚えるのではなく「穀物法コブデンブライト」とおまじないのように覚えました。穀物法廃止以外でコブデン、ブライトが出題されることはないので。
5)高3の夏休みで古代から近世までの自習分が完了し、学校でやってた近代以降とつながりました。
以上、完全なセンター試験(当時は共通一次試験)専用対策でした。結果は91点でした。ただし私大の世界史は出題傾向が異なるので70点くらいしかとれませんでした。