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SEの行く末は?
こんにちは、いつもお世話になっております。 SEになった人は、将来的にマネジメントやコンサルティングをしたい、と言っている人が多いですが 具体的にどのような事をしているのでしょうか? 辞書に書いているような内容ではなく、「実際にこういう事をした」というものを聞かせてもらえれば、と思います。 今は、SEを目指し就職活動をしている最中ですが、20年後、30年後のビジョンがはっきりと見えません。 よろしくお願いします。
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SIベンダーで8年、会計事務所系コンサルティングファームで2年の計10年の経歴の者です。 <マネイジメントの具体的な仕事内容> プロジェクトマネージャー(以下、PM)としてプロジェクトの管理を行います。 システム開発はプロジェクトというチームを作ってシステム開発を進めます。プロジェクトは2,3人のものから数百人のものまであります。 プロジェクトにはPMが1人付きます(複数のPMがいる変な場合もあります)。プロジェクトの管理業務は、人員管理(人集め、人数調整)や予算管理(これだと赤字とか)や進捗管理(納期に間に合わないとか)を行います。また、顧客との折衝(納期がきついのでもうちょっと何とか。。と謝ったり)など営業的な役割も果たします。 こういうと小さな会社を営むに近い感じがしてきます。PMの仕事とは本来はそういうものなのですが、実際にはPM自体も部門の上長(事業部長や部長)の管理下にあり、上長の顔色を伺いながら中間管理職的にこれら独立採算の組織の管理業務をやるという変な状態になります。 <コンサルティングの仕事内容> 転職紹介会社や人事部の言っているコンサルティングとはシステム開発及び営業の事になります。 システム開発の中で画面レイアウトとか処理の流れとかの設計をするのですが、この時に顧客と話をしたりするので”コンサルティング”と言ってしまう人が多数います。 また、営業で顧客に「こんなんありますが、どうですか?」と提案したりします。また、コンペ(競争入札みたいなもの)で仕事を取り合うときに「うちがやれば、こんなシステムにしまっせ」と提案します。 この営業を”コンサルティング”と言ってしまう人が多数います。 本来のコンサルティングはシステムに関してはあまりありません。システムのセキュリティチェック等、狭い分野での監査的なものしかありません。 情報システム自体の企画や計画に関するようなものはユーザー企業自身がします。ユーザ企業内で業務部門長(販売部長とか)が企画や粗い計画を出し、情報システム部長(SEから出世した人)がどうシステム化するかをシステム部の人を集めて荒っぽく考えます。そして、技術的な構成等は先のコンペに出してSIベンダーに案を出させます。 情報システムの将来的な構想といった全体経営に近い部分はユーザ企業の役員・事業部長や経営企画室などがします。この部分に対するコンサルティングが発生することはありますが、これは戦略系コンサルティング会社および会計事務所コンサルティングファームのシステム部門ではない一部の人の仕事になります。 SEの延長線上にこの仕事はありません。SE歴を持ってマッキンゼーに行くなど職種変更すればもちろん可ですが少数です。 ☆SEの20年後、30年後は普通の会社の中間管理職が多いです。技術や現場から離れ、上長の顔色を見て部下に指示を与える人感じです。 一部、研究部門等で年をとれば、ずっと技術から離れません。
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コーダーから入り、今はコンサルタントをしている者です。 私自身の仕事のことをお話します。 サービス企画から開発・営業・制作・アフターフォローまでを専ら自分の責任で行います。 サービス企画とは、自分の経験・知識を軸に、顧客ニーズの動向を踏まえて、どの業界、業種にどのようなコンサルティングサービスが成り立つか、アイディアを練り、企画をまとめます。 サービス開発とは、そのコンサルティングサービスを具体的にどのような体制、期間、アプローチ、プロセス、代金で提供するかを定義します。パンフレットを作成する場合もあります。 営業では、営業担当社の力をかなり借ります。こういう課題に対して、こういうサービスを提供する準備がある、ということを営業へ伝え、売りやすいようにパンフレットを配ります。自分自身も既存顧客のフォローの中で、営業活動を展開します。会社が開催する各種セミナーやカンファレンスで講演したりもします。新サービスではないのですが、外部から依頼されたセミナー講演や、執筆活動も営業活動のうちに入りますね。 制作はコンサルティングサービスを実際に提供することです。テーマと顧客企業の文化や状況に応じて、調査(ヒアリングやアンケート)、プライベートセミナーの開催、ディスカッションの企画やファシリテート、業務プロセスや実施組織の設計などを組み合わせて、顧客企業の課題解決をお手伝いします。社内外から必要な人材を集めてチームを構成するのも私がやります。時には、顧客担当者が社内で当該テーマの予算化できるよう企画書や稟議書を作成してあげたりもします。アフターフォローはサービス提供後の既存顧客を訪問し、その後の新たな課題などがないか、コンサルティングしたシステムが機能しているかどうかを聞いたりします。 ちなみに、ここまでの私のキャリアは、コーダー→プログラマー→SE→コンサルタントという変遷をたどりましたが、SEからコンサルタントへはステップアップした、というより、職種変更した感覚です。通常のSEは、SEとしての職務を全うすることをすべてとしていたら、少なくとも売り物にできるほどには私が今やっている業務に必要なスキルは身につかないと思います。私はコンサルタントとして違うスキルを身につける代わりに、ITについては疎くなってしまいました。
お礼
お返事有難うございます。 そもそも、SEの延長線上にコンサルタントがあるという認識が間違っているのですね。 コンサルティングに関しての詳細な説明有難うございます。 先の方がおっしゃっていたように、どちらかというと一個の企業を運営しているような感じをかなり受けます。 大変、参考になりました。 有難うございました。
- kazuyat
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SE歴30年、今は業務アプリケーションの 開発・販売部門の管理職をしています。 現在の業界は我々の新人時代とは考えられないくらいの発展をたどってきました。私自身はただコンピュータが好きでソフトをやってみたい、というような単純な動機でした。したがってSEなんて正直よく分からないままの入社でした。 さて、直接手名質問ではマネージメントやコンサルティングというのはわかりやすくいうと ・組織の代表者として開発なり販売なりの管理者として責任を対外的(社内の関係部門やお客様)を負い、業務推進することかな? ありていにいえば、判断することが最大のマネージメント、と私は思っています。 ・コンサルティングは、お客様の進む方向を指し示して上げることですね。たとえば新規ビジネスをやりたいが、市場性はどうか?自分たちの組織の特徴を生かして新規サンにゅするためにはどういう方法が成功シナリオになるか等を指導して上げるということですね。 また、20年後のビジョンなんて100人居ても1人くらいですからそのことだけで悩むことはないのでは? 今は全員が管理者になれる時代ではないので一生技術に生きるとか(いわゆる匠ですね)コンサルや営業へ転身するとか業界あげて取り組んでいますよ。
お礼
お返事有難うございます。 IT業界はドッグイヤーと呼ばれていますが、まさにその通りですね。 コンサルティング・マネジメントの詳しいお話有難うございます。 とっても参考になりました。 現在、就職活動に差し掛かっているのですが、20年30年後のビジョンをまがりなりにも持っておけ、というお話を聞いたので頭を捻っている次第です。 業界の動きもめざましいものがあるのですね、IT業界も変遷の渦に入ってきているということでしょうか・・・?
- OKWaveTea
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私は前職で外資系企業にてSEをしていました。 現在はマーケティングをしています。 SE時代を共にしたSEの多くは、技術系コンサルティング やマネジメントを目指し、その道へ進まれていますが 中にはSE時代に習得した知識やスキルを生かし営業 やセールスエンジニア、またプロダクトマネージャ (製品設計から出荷までをマネージメントする立場、 出荷後のマーケティング活動や企画なども行っている 会社も多いようです)になられた方も多いです。 私も当時、あまりにも技術の進歩が早く、将来のビジョン が見えにくく不安でしたが、現在はビジョンは見える ものではなく、「自分が将来どうなりたいか」 「どう生きてみたいか」という感じで、ビジョンを自分で 描き、そのシナリオが現実となるようなキャリアプラン をたてています。 参考になれば幸いです。頑張ってくださいね。
お礼
お返事有難うございます。 セールスエンジニアとは、つまりシステムエンジニアと顧客との間を行き来する営業の方の事ですよね? プロジェクトマネージャは存じておりましたが、プロダクトマネージャなるものがあったのは初耳でした。 大変な仕事とは思いますが、すごくやりがいを感じることが出来そうな仕事ですね! 自分がどうなりたいか、どう生きてみたいかをじっくりと考えてみたいと思います。 有難うございました。
お礼
お返事有難うございます。 ◆マネイジメント マネジメントに関する詳しい解説有難うございます。 良く理解できました。 ◆コンサルティング コンサルティングの実情に付いては、驚きでした。 巷で、ITコンサルティングと騒いでいますが、そのほとんどはSEの営業という事になるのでしょうか・・・ ◆20年後、30年後 私は文系から入るSEなので研究部門に所属するという事は難しいでしょう。 もう一度、よく考えてみたいと思います。 有難うございました。