ＳＥからのキャリアパス＆ＩＴ業界はこれからどうなるか

質問

私は就職活動中をしている大学生です。ＩＴ業界でＳＥを志望しているのですが、面接や小論文の試験を受けていくうちに次のような質問や問題に近いことを結構問われます。将来どうなりたいとかこの業界はどうなっていくのかといったような問題です。つまり、将来のビジョンを持った人を企業は求めているような気がします。まだＳＥとして働いたことがないので良く分かりませんが、ＳＥの方はこれからどうなりたいのかお聞かせ願えるでしょうか。あとＩＴ業界はこれからどうなるかも教えてください。

回答No.2

noname#10771 · ベストアンサー

前置きとして、就職活動中によく業界の事を調べて、どんな仕事をするのか、よく研究しておくことをまずお勧めします。

その上で私の意見ですが、

「ＳＥからのキャリアパス」
難しいというかSEがゴールという事もありますので、この業界にはいってどういうキャリアを踏むのかあらましを説明させていただくと、

この業界に入るとほとんどの人がまずプログラマーとして、プロジェクトに参加し、コーディングの腕やシステムの基本的な知識を磨いていくことになります。
この時は先輩方が書いた仕様書といわれる「こういうプログラムを作りなさい」という支持に従い、自分なりにコードを組み立てていくわけです。

それが大体２年くらい経験を積む（長くても３～４年？）と、今度はシステムを設計する仕事をするようになります。つまり、お客さんの「こーゆー事ができたらいいんだけど」という要求を、システムにするとどうなるのかを考える仕事です。

多くの人がここまでのキャリアが同じだと思います。大体20代後半くらいまでのキャリアです。
プログラムを組むのが好きだとか、ネットワーク構築が得意だとかいう人は設計の方へ行かず、専門職としてプログラマーや基盤エンジニアとして定着する場合もありますが多くはないでしょう。

で、その20代後半からが分岐点で、コンサルティング系のSEになるのか、開発技術や基盤技術に特化したSEになるのかといった選択に迫られます。

コンサル系に進むと顧客がシステムを導入したいという要望をただ受けるだけでなく、顧客の業務内容を分析し、どこが弱点でコストがかかっているのか、どこを改善すれば売上に反映するのか等、経営の視点も含めて顧客の要求を引き出して、システム要求を出すという極めて上流工程の仕事をする事になり、開発はしなくなります。客との話し合いや提案が主になります。

開発系のSEになると、コンサル系が下ろしてきた要求をシステムにするために、システム設計をし、それを実現するためのプロジェクトチームを指揮する、もしくはそのメンバーとして開発をするといった、システムに近い仕事をします。

どちらかと言えば、企業が求めているのはコンサルやプロジェクトリーダーです。プログラマーは、もはや社内にいる必要がなく、派遣会社や中国にやってもらえばいいので、あまり必要ではないのです。

だからといって、小論文や面接などでやりたくもないのにコンサルを目指すとしたって、伝わらないと思います。結局は自分がやりたい事を、なぜやりたいのか必死に伝えることが大事でしょう。

「ＩＴ業界はこれからどうなるか」
とても漠然とした質問ですが、
ついこの間まで企業の経営者達は、「IT」と聞いただけで「なんでも便利にしてくれる魔法のツール」だと勘違いし、自社の業務分析などおざなりに、とりあえずシステムを入れておけば、売上があがるだろうという考えで、どんどん業務をIT化していきました。そのおかげでIT業界はウハウハだったわけですが、最近になって計画なしに導入したシステムが本当はいらないものだったり、逆にコストがかかるだけのお荷物になったりしている事に気づきはじめたわけです。

これからこの業界に必要とされるのは、ITバブル期の失敗に学び、しっかりした業務分析によって正しい要求を引き出す分析力と提案力、それをシステム化するにあたり、高品質でメンテナンス性の高いものを作り上げる開発力ではないでしょうか。

お礼

お礼を出すのが遅れてすみません。ＩＴバブルのことは会社説明会などで聞いたことはあるのですが、どんなことがあったのかは全く教えてくれなかったので非常に参考になりました。

回答No.1

fortranxp

私はSEではありませんが世の中でなんとかならないか
と思う点はいくつかあります。それは
1.車の渋滞や満員電車
→在宅勤務システムの構築

2.お役所仕事の効率化
→選挙などもう電子化できるでしょ。

3.テレビ電話

4.銀行業務の24時間化
5.株式売買の自動化と24時間化
6.自宅での大学受験
7.病院の長い待ち時間
このようにムダ　ムリ　ムラと思われる問題を
IT化によって解決できないか？と思います。

お礼

なるほどー。参考にしたいと思います。