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連続8度について
あるピアノ曲の、低音部なのですが、C+1オクターブ下のC→Es+1オクターブ下のEs→G+1オクターブ下のG、と続いている部分があります。 和声では、このように完全8度が続くのは禁止されていたと思いますが、この場合、どうなのでしょうか。
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まず、和声の規則は楽曲には必ずしも適用されません。つまり楽曲では和声の規則を破っても良いことになります。作曲者がその音で良いと思えば、四六の和音が連続したとしても良いことになりますね。。。 回答ですが、オクターブの連続は連続8度とは違います。 連続8度は別声部として別の動きをしていた声部が一部分だけ8度-8度の関係で動いた場合にのみ禁則となります。 オクターブの連続は、別声部ではなく同じ声部として動いているので禁則には触れません。 とは言え、同じ声部として動いていればなんでも良いのかと言えばそうでもないんですよね・・・・ 内声で和音を響かせているときに、ベースと旋律とが2オクターブあるいは3オクターブ離れた位置でずっと同じ動きをしていたら、かなり特殊な響きなような気がしますからねぇ。。。 それとても作曲者がよいと思えば、それでよい事になります。
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- yaztak19
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連続8度という用語は、和声学の用語ですよネ。 和声学は、3声、4声という少ない声部でいかに効果的に和声ダイナミクスを作るかという学問領域であり、また作曲の訓練ですから、あくまでも3声、4声の独立した声部に聞こえるように作る必要があります。そのための禁則の一つに「連続8度」があるわけです。独立声部にならないからです。 実際の楽曲にユニゾン部分があるのは、独立声部として扱っていないのですから、何ら問題とすることではないわけです。ユニゾン部はむしろ強調としての機能をねらっていることが多いのですから、それと和声学を混同しては、いけません。
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お答えありがとうございました。和声学の本をちょっと読んだことがあるだけで、用語だけ知っているという感じでした。良くわかりました。
- kitanoms
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どんな曲かわかりませんが、一般的に、メロディラインやベースラインを強調するオクターヴは、単一の声部進行であって、連続8度とはみなされません。実際に変な響きはしないはずです。
お礼
お答えありがとうございました。「実際に変な響きはしないはずです」、確かにその通りです。
- terra5
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確か、和声というのは純粋に独立した3声、4声についての論理だったと思います。 ところが実際の曲はそれ以上の音を使います。 これは特定の声部の音色の変化と考えられますから、 単純に和声を当てはめるのは間違いでしょう。 オクターブの場合は通常和声的には単一とみなすべきだろうと思います。 また、既に回答にあるように、絶対に守るべきものではないでしょう。別に違反したら負けるゲームでも、法律でもありませんから。 そもそも、楽曲を分析した結果をまとめたものでしょうから。 守っていればひどくはならないコツをまとめたようなものでしょう。
お礼
お答えありがとうございました。
- lilact
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参考までに。 バッハやベートーヴェンなど有名な作曲家の曲でも、連続8度など和声学で禁則と言われる音の動きはよく出てきますね。
お礼
お答えありがとうございました。今度調べてみたいと思います。
お礼
ご回答ありがとうございました。「別の動きをしていた声部が一部分だけ8度-8度の関係で動いた場合にのみ禁則」、そういうことだったのですね。良くわかりました。