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EUの共通農業政策を行う背景
共通農業政策をEUはやってますが、 なぜこれをやっているのでしょうか? 導入する前に何か問題点はなかったんでしょうか?
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- daisyan
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回答No.1
EUの域内では貿易は自由化されていることはご存知だと思います。 そこで例えばフランスでは小麦の生産に補助金を出すが、ドイツでは出さないというような政策がとられたら、ドイツの農民はフランスの農民と公平な競争ができません。フランスから小麦がどんどん入ってくるとドイツの小麦生産は衰退するでしょう。 また、外国からの例えばバナナの輸入にイギリスは関税をかけないが、フランスでは多額の関税をかけたとします。とすると、バナナは先ずイギリスに輸入され、それがフランスへ移出されることになるでしょう。そうするとイギリスのバナナ貿易会社は儲かり、フランスは競争に勝てませんので不公平です。 EUでは国と国との間で商品の流通を自由にしている以上、政策も共通のものにしないと公平な競争ができないということです。 共通農業政策はEUの前のECの時代に導入されましたが、もちろん沢山の困難な問題がありました。例えば共通化するということになると、それまでより保護の程度が厚くなる国(農民)がある一方、保護が削減されれる国の農民は反対しますから。