• ベストアンサー

国歌、国旗について。

君が代と、日の丸の由来と意味を知っていますか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#2543
noname#2543
回答No.5

古今和歌集(913年頃)の方が和漢朗詠集(1013年頃)より成立は古く、古今和歌集で「我が君は」だったものが和漢朗詠集では「君が代は」になっています。 日本語の語彙としての「君が代」は必ずしも「天皇の治世」を意味せず、単純に「貴方の寿命」と解しても不自然ではない言葉です。もっとも、和漢朗詠集の歌意は天皇に対する賀歌(長寿の祝)と解するのが自然でしょうが。 実際、和漢朗詠集の時点での意味は措くとしても、君が代の歌詞は俗謡として民間に流布し、常に天皇に結び付けられてきたわけではありません。 そして、国歌として「君が代」も、直接の由来は薩摩琵琶曲だと言われます。もちろん、古今集に典拠を持つことは採用の積極的理由にはなったでしょうが。 「君が代」が明確に天皇の歌とされたのは、その後の明治政府の方針でしょう。 すなわち、「君が代」の由来として一足飛びに古今集に遡り、且つ古今集によって意味を確定するのは拙速の感を否めず、古代の賀歌としての「君が代」、中世・近世の俗謡としての「君が代」、近代の国歌としての「君が代」を重畳的に考える必要があるといえるでしょう。 俗謡としての「君が代」については面白い説もあります。(参考URL)

参考URL:
http://www1.odn.ne.jp/~cbx91940/neko3.html
deslyke
質問者

お礼

俗説の「君が代」が大変面白かったです。これが本当ならば日本が嫌いになりそうです。ありがとうございました。

その他の回答 (6)

  • north073
  • ベストアンサー率51% (536/1045)
回答No.7

……他の御質問を見て思ったのですが、ひょっとして、「知っている」「知らない」というお答えを期待しておられたのでしょうか?

deslyke
質問者

お礼

本当はそうなんですが、みなさんのご好意に甘えてしまいました。

  • north073
  • ベストアンサー率51% (536/1045)
回答No.6

日本政府の説明は参考URLのとおりのようです。 なお、君が代の歌詞には、明治当初には、別のバージョンもあったようです。 こちらは明らかに天皇の治世を寿ぐ内容になっているように読めます。 http://www.tokyo-shoseki.co.jp/bunko/kimigayo.htm 巌となりて、という歌を選んだのが、大山巌であるというあたりも、なかなか面白いのではないかと思っています(単なる偶然かもしれませんが)。 ちなみに、「君が代」「日の丸」の由来と、それが「国歌」「国旗」となった由来というのは、分けて考える必要があるかと思います。(#5の御指摘のとおりです)

参考URL:
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/11/09/990906j.htm
deslyke
質問者

お礼

国歌と国旗を分けてみたところ、国旗のほうは何となく納得できる気がしますが、君が代はどうもしっくりきません。  そろそろ君が代を変えてもいいんではないかと思いました。 ありがとうございました。

  • nana777
  • ベストアンサー率48% (108/224)
回答No.4

わたしの知る限り、「君が代」の原典は確か『和漢朗詠集』であったと思います。 (以前、書道のお稽古で臨書したので何となく覚えております) ただし、その時は初句が「我が君は」で始まっており、内容としては単なる長寿のお祝いの歌で、天皇の治世を讃える内容ではなかったはずなんですが。 その時の意味は、確か 「さざれ石が巌となって苔むすのと同じぐらい、長生きしてね」 みたいな感じだったと思います。 それがいつの間にか(たぶんkawakawaさんの言われる「古今和歌集」の時点で)、「君が代」=天皇の存命中を意味する語に、ひいては天皇の治世を指すものに変わっていった(もしくは変えられた?)のだと記憶しています。 国歌や国旗に対するこだわりは、えてしてナショナリズムと混同しがちですが、自分が住み暮らす国のシンボルである歌や旗・その歴史について興味を持って考えることは、非常にすてきなことだと思います。 そこから他国の歴史や価値観、ひいては世界というものについて考え始めるきっかけになるものだとわたしは考えていますので(もちろん、そうならない人もたくさんいますが)。「グローバルの時代」だからこそ、個々の地域やそれぞれが持つ歴史・文化・価値観が大切にされなければならないのではないでしょうか?

deslyke
質問者

お礼

>グローバルの時代」だからこそ、個々の地域やそれぞれが持つ歴史・文化・価値観が大切にされなければならないのではないでしょうか?  私もこの意見に激しく同意いたします。 国民がこういったふうに考えれる教育をしていくべきであると思います。 ありがとうございました。

  • kawakawa
  • ベストアンサー率41% (1452/3497)
回答No.3

回答者同士のやりとりは規約に反するので、これはdeslyleさんへの補足回答です。 もしも、deslyleさんも、私の先の回答を読まれて、想像しなかったようなとんでもない誤解(悪意のある曲解)をされていてはいけないので、再登場しました。 私が知る限りにおいて、世界の国歌で1200年近く前に書かれた歌詞をそのまま使っているものはありません。そこで、君が代の歌詞は世界でもっとも古い歌詞であると述べていますので、誤解されないようにお願いします。 以降、基本的に再登場はしません。 以上kawakawaでした

  • nozomi500
  • ベストアンサー率15% (594/3954)
回答No.2

>君が代は世界でもっとも古い歴史のある歌詞ですネ 古今和歌集が「世界でもっとも古くて歴史がある」はずはないのですが・・。日本には「万葉集」もあるし、漢詩はもっと古いのがある。 >いずれにしても、世界一平和な内容の国歌であるとも言えるでしょうネ。 「君」が暴君であって、その統治がずっと続くとしたら、世界一平和、なんていえませんね。平安時代に民主主義が存在していないから、誰かの支配化にある状態を前提にするのは、まあ、当然のことですが、「君」が「君」として存在するためには、「非平和的行動」がもとになっているはずですが。 「大化の改新」なんて、完璧にテロでしょう。 グローバルの時代に「国歌」なんていうのをなんで大事にするんだろうな。滋賀県の歌も京都府の歌も歌えないけど、関東に行って郷土愛がない、なんて感じません。

deslyke
質問者

お礼

大化の改新がテロ。これには目から鱗が落ちました。

  • kawakawa
  • ベストアンサー率41% (1452/3497)
回答No.1

君が代は世界でもっとも古い歴史のある歌詞ですネ。 出典となっているのは1100年以上も前に作られた『古今和歌集』巻第七賀歌で、藤原石位左衛門(?)が惟喬親皇に捧げた歌ですネ。 意味は; 君の統治が、さざれ石が巌となってコケむす程の長い年月の間続きますように願います というところですネ。 今の世がこのまま、ずっと続くようにと読み替えれば現代にも適用されるでしょうか。 いずれにしても、世界一平和な内容の国歌であるとも言えるでしょうネ。 日の丸は‥平安時代にはすでに使われていたものですネ。 もしかすると大和時代にも使われていたかも知れません。 これは太陽を模したものですから、古代から使われていたであろうことが容易に想像できるからです。 以上kawakawaでした

deslyke
質問者

お礼

よくご存じですね。恐れ入りました。

関連するQ&A