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広島弁の敬語? 教えて下さい。
仁義なき戦いを見ていて、ひとつ疑問に思ったことです。 舎弟が兄貴に「~しますけん(けぇ)」「~ですけん」などのように敬語を使っていますが、これは実際に広島弁で話される表現なのでしょうか? 業界用語? 普通(タメ口)なら「~するけん」「~じゃけん」、敬語なら「~するから」「~ですから」だと思っていたのですが…ご存知の方、教えて下さい。
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広島出身です。 父(現在50代後半)が仕事の同僚(父の仕事は電気工事士)と電話でそう話ししてるのを聞いたことがあります。ビジネスマンではない、堅気職人言葉では敬語もやはりそのまま広島弁が飛び出すみたいですね。そこから無理やり(?)少しは敬語らしくするところがかえって可愛らしく聞こえたり...。 よって、『広島弁敬語』になりますね。ちなみに博多では「~しても良いでしょうか?」ということを「~しても良かとですか」というので、方言がそのまま敬語になることがあるんですね。今まで気が付きませんでしたが、なるほど、と思っています。
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- taku8174
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二十歳位まで広島県呉市で育った者です(現在34歳で東京在住)。 ちなみに大学では日本語学専攻でした(ただし方言や敬語の研究は深くはやっていません)。 私の経験から言うと「~しますけん・ですけん」は使っていませんでした。 二十歳までの経験なので敬語を使う対象は学校の先生が主でしたが、 それでも、culeさんもご存知の表現ですが、「~するけん・じゃけん」でした。 私が無礼者だったのかも知れませんが・・・(苦笑)。 広島弁で標準語というのは正直ピンときません。 No.2の方も仰ってますが、敬語だと標準語に近づくという傾向はあると思います。 私も“仁義なき戦い”は観ましたが、やはりしっくり来ない言葉遣いはありました。 ただ「~しますけん・ですけん」も文法的には有り得る繋がりですし、 少なくとも業界用語ではないと思います(あちらの業界には明るくないですが・・・)。 「有り」という回答の方もいらっしゃるようなので、 敬語を使う場面が多い社会人の広島弁経験者の見解があればより実態が判ると思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 仁義なき戦いで使われる方言の中には、違和感のある表現がありますよね。理由がないのに語尾に「~けん」を付けていたり…それに敬語のような方言を初めて聞きましたので質問させてもらいました。 私は岡山人ですが、子供の頃は誰に対しても「~するけん」「~じゃけん」でした。仕事をするようになってからは方言と標準語(正しい敬語)は使い分けています。 実際に使われたことがない方もいらっしゃるということで、参考になりました。 ありがとうございました。
じゃ →「だ」 けー(けん) →「から」(広島市やその西では、「けー」になると思います。) と置き換えると意味が通じると思います。 広島では、丁寧語として普通に話されていますよ。 先生が「来ちゃった」といえば、先生が「来られた」という意味で、 関西弁の「来はった」に相当する尊敬語です。 ただし「来ちゃった」というと、東日本で言う「来てしまった」という完了形の意味にもとられるので、広島に住んでいる人でも、使うときは文脈にあわせての注意が必要です。 一般的には、西日本の言葉は、太古の標準語=京言葉が元になっていて、意味不明の方言があれば、古語辞典を引いてみると、載っていることがあります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 やはり普通に話される表現なのですね。 尊敬語についても初めて知りました。「~しちゃった」は意味を勘違いしてしまいそうです。 私は隣の岡山人ですが、広島弁についてまだまだ勉強不足でした。 ありがとうございました。
- odessa7
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以前、6年ほど広島に住んでいました。 >舎弟が兄貴に「~しますけん(けぇ)」「~ですけん」などのように敬語を使っていますが、これは実際に広島弁で話される表現なのでしょうか? 実際に使います。業界用語と言うわけではありません。 先輩や、会社の上司などに「~しますけん」と使っても、別に失礼には当たりません。 ただ、これはどこの地方でも同じだと思うのですが、硬い話し方が望まれる場合(例えば電話でお客様の応対をする場合など)は、標準語と使い分けることが多いです。(特に若い方) ちなみに「○さんが~された」は「~しよっちゃった」「~しちゃった」という表現を良く使います。「○さんが来よっちゃったよ。(=○さんが来ておられたよ)」のような感じです。 ですので「髪、切っちゃったんですね」は「切ってしまったんですね」という否定的な意味ではなく、「切られたんですね」という丁寧な表現の意味です。 タメ口の場合に「~するけん」「~じゃけん」を使うというのは、ご指摘の通りです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 岡山人である私にはすごく違和感のある表現でしたが、実際に話される表現なのですね。 仕事で使っても失礼ではないといのは驚きです。初めて知りました。 広島弁はほとんど理解していたつもりでしたが、ご紹介頂いた尊敬語についても知りませんでした。 ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 やはり広島弁の敬語なのですね。私はよく似た方言を話す岡山人(20代半ば)なのですが、全く聞いた事のない表現でした。仁義なき戦いでは、「~けん」を付けなくてもいい所でも付けたり、初めて聞く敬語にすごく違和感があったので、質問させてもらいました。 博多弁の敬語も参考になりました。 ありがとうございました。