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悲しみは人に話すと減る?
私は過去に、大失恋をして、一年間一人で溜め込んでいました。一年後、同じ悩みを持つ人に出会い、溜め込んでいた思いを話ました。するととても楽になったのです。 そしてまた最近、大失恋をしました。私は1ヶ月間、傷心していましたが、先輩に話したところ少し元気が出ました。悲しみは人に話すと減るんでしょうか?
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インプット、アウトプット、という言葉をご存知でしょうか。 例えば、何か新しいことを覚えたとき、これを自分の中で抱え込んでいても、中々人にうまく伝えることができるようになりません。 ところが、これを他人に頻繁に話していると、知らず知らずのうちに、説明がうまくなっていたりします。 「説明の練習をするわけだから当たり前だ」と思われるかも知れませんが、事はもう少し複雑です。 何度も説明をする、ということは、実は、自分が覚えたことを再び言葉にして外に出す(アウトプット)することによって、自分が勉強したことを、再度自分自身の耳で聞き、認識しなおす(インプット)という行為を無意識のうちに行っていることになるわけです。 これは、「悲しみを人に話す」ということにも同じことが言えると思います。 悲しみを人に話す、と言う行為は、つまり自分が失恋した、という状況を、何がショックを受けた原因なのか、何が悲しいのか、どうなれば自分がショックを受けた状況から立ち直ることができるのか、そういった複雑なこと、今まで頭の中でごちゃごちゃになっていたものを「人に話す」(アウトプット)と言う行為を通して、客観的に整理しなおし、あるいは「自分が失恋していたのだ」という気持ちそのものまで認識しなおす(インプット)、ということになると思います。 複雑な表現をしましたが、「人に話す」ことは、頭の中でごちゃごちゃになっていたものを分析し、整理しなおす、と言う行為です。 さらにそういった、整理された状況を、「聴覚」を通して認識しなおすと言う行為です。 ごちゃごちゃした状況よりも、整理されて考えやすいものに置き換えられた状況のほうが理解しやすく、問題点も解消しやすいですよね。 複雑な状況をそのままにして整理せずに頭の中に残していると、いつまでもその複雑な状況はわけのわからないまま、頭の中に残されたままになります。 頭の中のスペースが10あるとすれば、整理すれば3~4程度で済むものが、複雑なまま放っているせいで、7~8も支配することになり、新しいことを考えることさえも難しくなります。新しいことを考えられなければ、複雑な状況を「忘れる」ことさえ難しくなり、やがて人はうつ状態へと移っていくことになります。 整理すれば3~4のものを、1~2にまとめて、さらにどこか別の場所にしまってしまうことさえもできるようになりますよね。
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- chironero
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良い処に気が付かれましたね。こと、恋愛に関わらず (悩みごとを誰かに)聞いて貰う事に依る『癒し』の効果は大いにあります。勿論、それがすべてではありません、場合に依ってはカウンセリングを必要とする事もありますので注意が肝心です。
お礼
人に話すことは『癒し』でもあったのですね。 私は無口であまり人と関わらないので今まで気付きませんでした。 ありがとうございます。
感情を表現せずに、抑制しているとストレスとなってしまいます。 (このへんのメカニズムも生理学的に解明されているようです) とくに怒り、悲しみなどのマイナス感情のときは溜め込まずに、 表現をして外に出すことが大事です。 うちに溜め込んでストレスが増大すると、心や体の病気になってしまうこともあります。 感情表現の仕方にもいろいろあります。 嬉しいときは笑い、悲しいときは泣く、というように行動で表現する。 音楽や絵で表現する、言葉で表現する、等々。 辛いことを人に話す場合には、認めたくない、忘れたい事実に 正面から向き合わなければなりません。 しかも相手に気持ちが伝わるようにするには、 ・自分と相手の関係(親しさの度合い)をはかる ・自分を客観的に見て感情を整理し、言葉を選ぶ ・話す場、時を選ぶ などが必要になってきます。 だから悲しみを人に話すということは相手や時期や言葉を選ぶとても難しい行為です。 さて、前置きが長くなりました。ここからが本題です。 >悲しみは人に話すと減るんでしょうか? 減ります(しかし相手や時期や言葉を間違えるとたまに失敗します)。 まず、上記のような理由から、話そうと考えた段階で 悲しみを乗り越えようとする心の準備が出来ているわけです。 そして表現できたことで心にたまっていた悲しみは減ります。 それを他人が受け止め、共感してくれたことでさらには元気になろうという感情が芽生えると思います。 つまりマイナスをプラスへと転化させるわけです。 前回の失恋のときは人に話すのに一年かかったのに、今回は一ヶ月で話すことができたということは、前回の体験から質問者さまが失恋の悲しみの克服法を学習したからだと言えましょう。 そうやって辛い体験を克服しながら人は成長していくのですね。
お礼
詳しく分かりやすい説明をありがとございました。 勉強になります。
- kaitaradou
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他の人に話すと、自分のことなのに、まるで他の人のことを話しているような錯覚をもてるからだと思います。でも一人になると元へ戻ってしまうことが多いと思います。しかしほかのひとの意見などを聞いて悲しみの感じ方が変わることはよくあることだとも思います。また逆に他人の悲しみを聞かされた人は,それがまるで自分のことのように思い、辛くなってしまうこともあると思います。だから本当に同情してしまう人とか親切な人というのは、他人の不幸を聞きたがらないことが多いように思います。職業的な役目でやっている人は別として、よく話を聴いてくれる人だと思っていると、その人が話し手の不幸を心の中で楽しんだり喜んでいるというようなこともよくあることのようです。逆に話をよく聴いてくれない人が,影で努力してくれていることもあると思います。
お礼
なるほど。。するどい。 酒の肴に人の不幸話しを集めている人は、どこにでもいますね。 ありがとうございました。
- vagabond_0710
- ベストアンサー率26% (68/257)
あります!僕も恋愛→失恋して、1年間溜め込んで精神的にボロボロになっていました。それを友達に話したとたん、いっきに気が楽になり解決に向かいました。今ではその友達とは、なんでも話し合える親友です。^^v 悲しみに限らず、人間の感情は、他の人と共有することで満たされます。例えば、好きな音楽や映画など、趣味の合う友達とそれについて語ると一体になった気分になりませんか?それと同じように、友達は、楽しいことを何倍にも、辛い、悲しいことは半分に半減してくれる素晴らしい存在なんです。 独学の範囲ですが、心理学的にこれを説明すれば、社会心理学のバランス理論が近いと思います。つまり、恋愛が男女二人の関係であるように、自分一人だけでなく、自分と他人の関係でこそ、バランスがとれるのが人間の精神だと僕は思ってます。悩みも、一人で抱え込むのでなくて、このサイトのように、他人と共有することにより、それは解決される、または満たされるものだと思います。その元になっているのが、人間は社会的存在だからです。困ったときはお互い助け合い。でなければ、自分以外必要ないという独裁的な存在になっちゃう。人間ひとりでは生きていけないんです。故に、人間は未熟なまま産まれてくるのだと僕は思ってます。
お礼
ありがとうございます。 vagabond_0710様と皆様の温かいアドバイスに私は助けら成長出来そうです。 そして私も人の悩みを、緩和することが出来ればと思います
- nazomame
- ベストアンサー率25% (80/312)
心理学の見地からの意見ではありませんが・・・。 自分の経験から言うと、相手を間違えると最悪です。 悲しいことや悩み事はあまり公表したくないものだと思いますが、人によってはそれが「話のネタ」程度にしか思わないことがあります。 なので、こちらが深刻に話した内容が、同僚や大勢の友人(さほど深い付き合いではない)の間で笑い話になってしまう場合もありです。 酷いときは「この間聞いた話、ばらされたくなかったら・・・」と要求を突きつけられたり。 結論: 人に話すと気持ちが軽くなる→○ ただし、相手選びは慎重に。
お礼
アドバイスありがとうございます。 何度も頷きながら読みました。 これかも注意します。ありがとうございます
人に話すことで、(言葉にすることで)自分の中で気持ちの整理がついて、 楽になる場合はありますね。 誰かに愚痴を聞いてもらうと心が軽くなるのと同じだと思っています。 悲しみが減るのではなくて、誰かが聞いてくれた。 自分の話しを親身になって聞いてくれた。自分は一人じゃないんだな。。。 という感じなのかな?と思っています。 悲しみに限らず、怒りもそうですが、言葉にすることでかなり楽になると思います。 ただ、話す相手を間違うと、余計に傷ついてしまうと思うので、 親身になって、共感してくれる人に話すのがいいと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 相手を間違えると更に憂鬱な結果になりそうですね。 また、話しすぎにも気をつけます。
お礼
アドバイスありがとうございます。 インプット、アウトプットという言葉は初めて聞きました。解説を読んでなるほどと思いました。 私はこの内容を何度も読み返します。