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「する」の尊敬語を教えてください。

日本語を勉強しています。母語は中国語です。 「する」の尊敬語は「なさる」と辞書に書いてあります。 しかし、「○○さまは来月結婚されます」とアナウンサーが言います。 参加されます/参加なさいます 出席されます/出席なさいます 出発されます/出発なさいます ・・・・・・ 「~されます」と「~なさいます」ともに尊敬語として使われているようですが、その使い分けを教えていただけますか。 「~されます」のほうが尊敬の度合いが高いんですか。

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noname#107878
noname#107878
回答No.6

 #4です、さっそくお礼を頂きまして有難うございました。  ほんとうに敬語(丁寧語・謙譲語など)は難しいですね。こうして、あらためてあなたからご質問を重ねられますと、もう何十年も日本語を話してきたはずのわたしにだって、エエッとねえ.....と考えてしまいます。  まず「ご昼食、されますか」、これは「お昼、食べられますか」、あるいは「食事されますか」と同じ「られる言葉」ですから、まあ、あまりあらたまった場合でなければよく使う比較的丁寧な言い回しですし、いわば略式で習慣的な言い回し。したがって、丁寧語としては低い方でしょうか。  それじゃあ「ご昼食、食べられますか」、これは前の例と基本的には同じレベルにある「られる言葉」ですが、「食事」と「食べる」という言葉がダブっていますから、ちょっと聞いただけではいかにも丁寧そうに聞こえますが、これは間違いで、ランクとしては問題外。  次に、「ご昼食になさいますか」、あるいは「お昼になさいますか」、これは前のふたつの例よりも一段丁寧で綺麗な言い回し、もちろん一番高いランクでしょうね。あえて言えば、こういう場合は「お昼になさいますか」のほうがさらに一般的で、聞いていてやさしさが感じられますから、これがトップでしょうか。  ところが、「ご昼食、召し上がりますか」、これはいけません。2つ目の悪い例をさらに丁寧に言い回しただけのことで、やはり「昼食」と「召し上がる」がダブっているからです。つまり、2つ目の「ご昼食」と「食べられる」がダブっているのと結局は同じことで、ただ「食べられる」が「召し上がる」という、より丁寧な表現に格上げされているだけですから。  ただ、この場合の「召し上がる」といういい方は大変奥ゆかしいものを感じさせますので、丁寧語としては大変格の高いものです。そこで、この場合でしたら「お昼、召し上がりますか」と言い回せば、これなら「お昼になさいますか」と同格かそれ以上の言い回しとして再びトップの座に帰り咲きます。  どうせ敬語をお覚えになるなら、ぜひこうしたいい方の言い方を覚えて頂きたいなと思います。  来られますか→おいでになりますか。帰られますか→お帰りになりますか。食事されますか→お食事になさいますか。お風呂は後にされますか→お風呂は後になさいますか等々。こうして2つずつ口にしてみれば、後の方がはるかに綺麗に聞こえるでしょう。  「広東麺になさいますか、それとも叉焼麺になさいますか」なんて聞かれたら、それがもともとお客に対する当たり前の言い方ではあっても、とかく言葉使いが乱れてしまった昨今では、その店員さんの言い回しにとても気持の良さと嬉しさを覚えてしまいます。  こんな、少しあらたまっていて品の良い言い回し、最初はとても難しそうに感じますが、少しその気になってお使いになっていればすぐ慣れてしまいますし、こんな言葉をお話しになるあなたは誰からもきっと素晴らしい人だと尊敬されるでしょう。

xingyeru
質問者

お礼

親切なご回答をありがとうございます。 お礼を書くのが遅れまして、申し訳ありません。 ご提示の例文を声を出して二回ぐらい読んでみました。 1、「される」は略式敬語。 2、「食べられる」は可能形と同じ形で混同しやすいし、また「昼食」の「食」とダブってしまうので、ランク外。 3、「お昼になさいますか」が優しくて、きれいで、トップ。 4、「お昼、召し上がりますか」奥ゆかしくて、上品で、3と並んでトップ。 大変勉強になりました。 ありがとうございました。 質問の最初に戻りますが、 「○○さまは来月結婚されます」は、 「○○さまは来月結婚なさいます」とは言えないのでしょうか。 教えていただけますか。

その他の回答 (7)

noname#107878
noname#107878
回答No.8

 #4、#6です。お役に立てて嬉しいです。  「○○さまは来月結婚されます」と「○○さまは来月結婚なさいます」のこと、もちろん、どちらもいいと思います。  つまり、これまでの例文と同じく「○○さまは来月結婚されます」でも今の日本では軽い敬語、丁寧語として十分通用しますから、たとえば社内や部内、サークルなどで同僚や部下やメンバーなどに発表するような場ではこれでも十分です。  「○○さまは来月結婚なさいます」といった言い回し、こちらはもちろん正しく、さらに品の良い言い方です。もしあなたがこのような言葉でお話になれば、あなたご自身の品の良さをも感じさせることにもなりましょう。  もちろん、これだけ品の良い言い方ですから、使う場所はもちろん、結婚の発表や紹介をする人の格を選ばず、どんな時にでも使うことが出来ます。  ただひとつ、こうした言い方、言い回しというものはもちろん敬語、丁寧語ですから、結婚する人が家族であったり、社長を含む社員役員などの場合には、外の方とか自社以外の会社の人など対外的には謙って(へりくだって)、あえて丁寧語は使わず、身内扱いの言い方として「○○は来月結婚します」と発表したり紹介したりすることにはなります。  また、「うわさ」の形を使って伝えるということもしばしばあります。この際には「○○さまは来月結婚されるそうです」と「○○さまは来月結婚なさるそうです」といった言い回しもよく耳にする言い回しです。これも、もちろん後者がそのまま一段上品な言い回しです。  

xingyeru
質問者

お礼

何回も教えていただき、ありがとうございます。 1、「~されます」と「なさいます」の共通点と違い。 2、身内に使わないこと。 3、伝聞の「~されるそうです」=>「~なさるそうです」の応用篇。 本当にありがとうございました。

  • tako-chun
  • ベストアンサー率22% (20/89)
回答No.7

~されるについて。 「する」という言葉は、さ行変格活用をします。サ変動詞の未然形「さ」には、尊敬の意味を含むので、尊敬表現です。また、「する」の尊敬表現には「~なさる」というのもあります。 表現のちがいですね。どちらがより丁寧かは…すみません。わかりません。

xingyeru
質問者

お礼

ありがとうございます。 Wikipediaの解説では、「する」の尊敬語は「なさる」であると明記されています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%AC%E8%AA%9E#.E5.B0.8A.E6.95.AC.E8.AA.9E

  • pbf
  • ベストアンサー率16% (49/300)
回答No.5

私の読んだいくつかの敬語の本によると。 「出席される」の元になる助動詞「れる」「られる」は、 比較的、敬度は低いと書いてありました。 あたりさわりのない程度に敬語を使う場合だそうです。

xingyeru
質問者

お礼

ご回答をありがとうございます。 わたしもいままでの少ない日本語経験から、「される」は程度の高い敬語ではないと思っていましたが、「○○さまは来週結婚されます」との報道を聞くと、自信がなくなりました。

noname#107878
noname#107878
回答No.4

 「参加する」の丁寧語は「参加なさいます」が正しく、「参加されます」という丁寧語はそれよりやや軽い使い方と考えられます。  このほかにも「ご参加になります」といった言い方もありますから、このあたり微妙なところがありますが、仮に質問形に置き換えて、たとえば社長さんに聞く場合をみてみますと、「お昼食べますか」じゃあまりにも失礼、そこで「お昼食べられますか」になりますが、これもまた「本当に食べることが出来るんですか」といった妙な意味を含んでしまいます。そこで一番丁寧なのが「ご昼食になさいますか」といった言い方になるはずです。

xingyeru
質問者

お礼

ありがとうございます。 「ご昼食、食べられますか」 「ご昼食、されますか」 「ご昼食になさいますか」 「ご昼食、召し上がりますか」 どれが一番尊敬度が高いですか。 敬語が難しい!

  • Riccota
  • ベストアンサー率46% (116/248)
回答No.3

こんばんは。 NO.2の方が十分説明されているとは思いますが、敬意の度合いについて、尊敬の助動詞「れる・られる」を付加する敬意表現よりは、尊敬の動詞を使う方が敬意の度合いが高い、というのが基本原則だったと思います。例:話される<おっしゃる が、最近は、その区別がなくなってきている気もしますし、とくに「される」「なさる」は、ほとんど差を感じないと思います。 昔はこうだった、程度の意見なので、「自信なし」で回答いたします。

xingyeru
質問者

お礼

ありがとうございます。 日本語学習者としてわたしの理解では、 話す→おっしゃる 来る→いらっしゃる 食べる→召し上がる ・・・・・・ 対応する尊敬語がある場合は、その尊敬語を使い、 対応するものがない動詞は受身を作って尊敬語として使うということでしたが、そうでもないようですね。 「する」は「なさる」という対応する尊敬語があるけれども、「される」のほうが多く使われますね。

  • murabon
  • ベストアンサー率23% (42/180)
回答No.2

尊敬の度合いが変わるわけではありません。 「○○さまは来月結婚なさいます」でも同じように使えます。 文法的にいえば、 「なさる」は動詞で、「する」の尊敬語です。 一方、「される」というのは動詞「する」の活用形「さ」+「れる」(尊敬を表す助動詞)の2つの単語がくっついたものです。 さらに、「ます」は丁寧の助動詞なので、それがつくと文法的には、 「なさいます」=「なさい」(動詞)+「ます」(助動詞) 「されます」=「さ」(動詞)+「れ」(助動詞)+「ます」(助動詞) という構造ですね。

xingyeru
質問者

お礼

サ変動詞が受身にすれば、尊敬語として使うことができることが分かりました。 A,「親に離婚されて、学費が~」 B,「事業に失敗が原因で妻に離婚された」 C,「○○先生は先月離婚されたそうです。」 AとBは受身(間接・直接)、Cは尊敬語というわけですね。

  • toboty
  • ベストアンサー率36% (97/266)
回答No.1

>使い分けを教えていただけますか。  尊敬の度合いがことなるのではなく、「~されます」は口語的表現、「~なさいます」は文語的表現です。テレビニュースでは全て口語的表現で話しますので「~されます」と言います。  よって、文語的表現で話す人はいません。  文語的表現は、もっぱら古い時代小説を読むときに目にするぐらいです。唯一の例外はNHKの時代ものドラマぐらいです。

xingyeru
質問者

お礼

教えていただき、ありがとうございます。 NHKの時代劇は好きで、時々見ますが、ことばがよく分からなくて、困っています。字幕でもあればいいなと時々思います。

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