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音楽学について
私は、将来大学で音楽学を勉強したいと思っている高校生です。 私は、ピアノを習い始めて10年以上経つのですが、音楽学の知識があまりありません。私が目指しているのは、音大や芸大ではないのですが、やはり大学で音楽学を学ぶには、例え受験に実技がなくても、たくさんの知識と楽器の技術が大学入学前に必要なのでしょうか?またどれほど必要なのか教えてください。
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音大の音楽学専攻に所属しているものです。 音大や芸大以外での音楽学の勉強ということは、文学部の美学専攻系か教育学部の音楽学を志望していらっしゃるのでしょうか。 私は音大の音楽学しか受験しなかったのですが、友人(文学部美学芸術学専攻)の話なども含めての回答です。 受験~入学直後、現在(4年生)まで通して考えると、受験の時点で一番必要なものは「英語」だと思います。 という私はとっても英語が苦手なので本当に苦労してます。 よく考えたら、音楽はほとんど外国のものなので、日本語ですべてが解決しないんです。日本語で書いてある本は大量の資料のごく一握りで、新しい解説が論文で発表されても日本語になるころには10年近く経っている場合もありますので、英語は必須科目ですね。 あと、自分の研究領域が必ずしも英語圏のものとは限りませんし、2,3年で英語以外(たいてい独or仏語)の文献講読がありますので、大学に入ってから英語やり直しますくらいのレベルはちょっと大変です。 次に必要だと感じたのは「世界史・世界(ヨーロッパ)地理」。 世界史の流れ(特にキリスト教史)がわからないと、理解できない部分があります。宗教改革と音楽史は表裏一体で出てきます。中世のヨーロッパは今の国境線と違うので地理がわからないとどこの国のことを言ってるんだろう???となります。最低限フランス、イタリア、ドイツ、オーストリアの地理はなんとなくでもわかるようにしておいた方がいいと思います。 どの分野を専門的にやりたいのかが、質問の中ではちょっと読めませんでしたのですが 音楽美学・音楽史専門なら音楽史、美学、和声法、対位法、読譜力 が卒業研究までに必要かなと思います。 教育学部なら和声法、対位法(音楽理論)が講義にあるのですが、文学部はその授業がないようです(友人談) この回答を見て「音楽史!?受験に必要なの!?!?」と思われるかもしれませんが、入試まではあまり必要ありません。(高校の音楽の教科書の音楽史の項目に出てくる作曲者と時代くらいは覚えておいても損にはなりません) 私は普通科高校だったので、高校で音楽史の授業などなく、ほぼゼロの知識で受けました。入試の面接でも間違えて試験官の先生に訂正されたくらいです(^_^;) 最近の過去問の小論文課題には、グローバル化や平和問題、音楽環境論に関するキーワードが多いので、やはり世界情勢には注目して欲しいと大学側は思っているようです。 たくさんの知識も必要ですが、とりあえず今の時点では、高校で教えられている内容をしっかりと理解している方がいいと思いますよ。 頑張ってください(^O^)
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- tomonaka
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No.1さんの様な美学系の入試については全く知らないのでアドバイスできませんが、国立教育学部の音楽科の音楽学ならアドバイスが出来るかと思い書き込みします。 ピアノはソナタが弾けるようであれば問題ないレベルだと思います。聴音、新曲視唱等のソルフェは入試課題に無くても出来て当然の状態であったほうがいいです。 声楽はそれほど問題ないでしょう。 楽典はほぼ完璧にできないと合格は難しいです。 入試に和声が無くても個人で勉強を進めているといいです。 音楽学の勉強はとりあえず音楽史を簡単にさらっておきましょう。 有名な作曲家については生没年、出身国、代表作など個別にまとめ、生い立ちも頭に入れておいたほうがいいです。 音楽学はピアノ科とかとは違って大学に入ってから本格的に勉強するものなので、入る前はそれほど深い知識は追求されないと思います。 今は入試科目の勉強を頑張りながら、簡単な音楽史をさらったり沢山曲を聴くようにしているといいです。 あとは英語の論文を読む機会が多いので英語の勉強を頑張りましょう。
お礼
回答ありがとうございます。 音楽史もがんばります。 入試に実技が無いので今はセンター試験科目を中心に勉強しています。 曲(クラシック)を聴くことは趣味なので、CDを聞いてもっと勉強したいと思います。 大学卒業後どうするかもまだ具体的に決まっていないので心配です。
- ekgnstmn
- ベストアンサー率33% (3/9)
質問の文脈から、質問者さんは、多分、美学系列の学部を目指しているのだと思います。音楽の美しさを、論理的または感覚的文章で表現したり、そのような手順で書かれたものを理解する必要があるので、受験に実技がなくても楽器演奏の技術や和声楽等の知識は、基本的には有用不可欠です。 (1)演奏技術 ピアノ演奏技術・ソルフェージュ能力(特に初見奏の力)は、大学合格後の事を考えると、高いに越した事はない。よって受験期間中もレッスンを中断しないのがベター。ただし、これらの能力は、急にのびるものでも、逆に退化するものでもないので、入試課目に不安があるなら、そちらが優先。 (2)音楽知識 和声学・楽典等は10年以上ピアノを練習している人の場合、前に聞いた事がある和音進行に、名前をつけるような感覚の勉強手順になると思うので、入試課目になければ、後回しでもOK。 それと、この分野は特に、日本語に訳されていない優れた論文が多いので受験前には英語などの外国語を頑張っておいた方が良いでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 勉強との両立は大変そうですが、レッスンも中断しないようにがんばります。
お礼
回答ありがとうございます。 私は美学専攻系を志望しています。(美学専攻系のある大学が思っていたよりもとても少ないことに驚きました。) とても参考になるアドバイスありがとうございました。 今から難しい本や論文を読む必要はないということなので、安心しました。 ピアノも勉強も両方頑張りたいと思います。 大学卒業後の就職について(大学院に行かれる方が多い?)など、まだまだ調べることがたくさんありますが、大学合格に向けて、世界情勢にも目を向けていきたいと思います。