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ネット登記と司法書士業務
ネット登記が広がっていくと、司法書士業務はどうなるのでしょう。ネット登記が出来る司法書士の先生が商売が繁盛して、古い先生はご退場となってしまうのでしょうか。今までの司法書士の先生にはビッグバンとなるのでしょうか。
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>>ネット登記が広がっていくと、司法書士業務はどうなるのでしょう。 前提が間違っているのではないですか? 司法書士としては、あんな欠陥だらけのオンラインシステムは使えないでしょう。 まして一般人は、法律を理解していたとしても、システムが難しすぎて手に負えないです。 結論として、世間一般に広がらないと見ます。 つまり、ネット登記というシステムができたから、自然に広がって行くという事は幻想に過ぎません。 そもそも、ネットでのオンライン申請に必要な周辺の電子化の書類が整備されていないのに、なぜオンライン申請をする必要がありますか? 例えば、相続に必要な戸籍謄本なんかは電子化されていないし、それが電子化されるのは無理でしょう。 権利証の代わりの登記識別情報が行き渡るにしても、昔の権利証は有効なのだから、少なくみても30~40年間は両制度が並存する訳です。 電子化できない書類があれば、オンライン申請+郵送になるのかな。 二度手間を考えれば、単純に郵送申請した方がよっぽどいい。 一般的な売買を考えても、印鑑証明書や住民票も電子化されていないといけないし、義務者なんかも電子署名をしなければいけない。 そんな都合のいい売主・買主がいる訳ないでしょうよ。 月3000件位申請がある法務局でも、オンライン実績は月1件位の申請とかいいますしね。 法務省としては、オンラインショッピングをするように、登記も簡単にできるから良いように考えたのだろうけど、それは違うのです。 何千万から何億もするような登記を、海のものとも山のものともわからないようなオンライン登記でしたいと思いますか? パソコンはフリーズもあるし、停電なんかもある。 もし登記ができなかったら、損害賠償は司法書士が負う訳です。 遊びじゃないのだから、そんな大金がかかった登記をネットでやろうとは思わないでしょう。 デジタルの方が便利に見えても、アナログの方が優れている事もあるのです。 これは例えて言えば、田舎のど真ん中に高速道路をつけても、熊や狸が出没し、走ってるのは車の代わりに自転車が1台だったりするようなものです。 住基ネットが、国民がソッポを向いて失敗に終わったのと同じ道を辿る気がしますねぇ。 司法書士業界に激変を起こすのは、不動産取引なんかに影響を及ぼす、権利証が登記識別情報に変わったという事でしょう。
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- kame1417
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>ネット登記が広がっていくと、司法書士業務はどうなるのでしょう。 司法書士のやること自体は変わりません。 これまで同様、(1)各種情報から登記申請の可否判断を行い、(2)必要な申請情報を集め、(3)法定の申請形式へ情報を記載し、(4)登記所へ申請という流れです。 つまり、ネットになったことで、(4)の部分の申請方法が増えたということです。(1)~(3)は、これまで同様、司法書士による専門知識が必要になります(もちろん本人申請したい方は自分で申請してもよいですが)。というわけで、むしろ司法書士には便利な制度が導入されたと私は思っています。 どこかの予備校の講師が「ネットで登記ができることで一般人が容易に登記ができるようになるので司法書士には痛手だ」とか言ってましたが、ネット登記ができるようになっただけで、一般人が上記の(1)~(3)までの専門知識を持つようになるとでも思ったのでしょうか。 >ネット登記が出来る司法書士の先生が商売が繁盛して、 >古い先生はご退場となってしまうのでしょうか。 まず、前提情報としてネット登記ができる登記所は、今後増やすとのことですが、現在は極めて限られています。またネット登記ができる登記所でも、従来どおり書面による申請も可能です。ということで、事務所にネット登記を導入したからと言って、途端に商売が繁盛するとは思いませんが商売の手段のひとつとしての「売り」にすることはできるでしょう。古い先生がパソコンを使えないことは若干の影響はあるでしょうが、今のところ大した問題ではないと思います。 >今までの司法書士の先生にはビッグバンとなるのでしょうか。 ということで、ネット申請ができるというだけでは、大したビッグバンではないと思います。むしろ、不登法の100年ぶりの大改正や、来年に予定されている会社法の導入の方が影響が大きいと私は思います(まあ、それも法律家としての宿命というか当たり前のことですけどね)。 それでは。
お礼
有難うございます。 いずれにしても、不動産登記法の大改革で、小泉改革の一環かな、それにしてもお役人さんも凄い改革を考え出すものだなと思いました。
お礼
有難うございます。 ネット登記は、実際上難しいのですね。 ちょっと、ネット登記やろうかと思って トライしたのですが、パソコン画面の左上に小さな画面が出て、その後のやり方も良くわからないし、ネット登記の説明の本も出てないようだし、凄い企画だけれどもどうなるのだろうと思ってました。