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受託合成によるDNAと細胞核内のDNAの違い
DNAが発現の制御や遺伝情報の修復・複製が できるのは生物の細胞核内にあるときであって、 業者に受託合成により作られた細胞核内にないDNAは、 それらの機能が働かない、塩基-糖-リン酸からなる 単なる高分子有機化合物と考えてよいのでしょうか?
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物質としてのDNAは核内にあるもの(生物由来)も、有機合成したものも全く同じです。ただし、生体内のDNA分子は、メチル化されたりして発現がコントロールされる事もありますが、発現制御、遺伝情報の修復、複製などを行っている分子であるタンパク質を加えれば、試験管内でもそれらを再現する事はかなりできるようになってきています。
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- Sbacteria
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回答No.2
細胞核の中にあっても、DNAだけでは何も起こりません。いろいろな生物的な現象(複製、発現等)を起こしているのは、タンパク質です。タンパク質が無ければ、DNAはただのそこにあるだけです。 表記されているURLに記載されているSUMOというタンパク質も生物活性を発現するものの一つです。複製の主役はDNAポリメラーゼだし、転写の主役は、RNAポリメラーゼで、それが正常に機能するためにさらに数十分子のタンパク質が機能しています。
質問者
お礼
わかりやすい説明ありがとうございます。 自分は生物は専門外なのですが、 研究の関係でDNAのことを知る必要がありったのですが、 どういった本に自分の知りたいことが載っているか わからずここで質問しました。大変感謝しております。
お礼
回答ありがとうございます。 >発現制御、遺伝情報の修復、複製などを行っている分 >子であるタンパク質を加えれば、試験管内でもそれら >を再現する事はかなりできるようになってきています。 とありますが、そのようなタンパク質がなければ 細胞核内にないDNAは発現制御などの働きを持たないということになるのでしょうか? また、上記のタンパク質というのはhttp://www.kek.jp/newskek/2005/mayjun/Sumo.html のような物質のことでしょうか?