学校文法では、主語が1つ、あるいは、2つと考える場合もあると思いますが、「この文には主語がない」というのが正しいと見方だと思います。構造的には以下のようになり、基本文型は「形容詞文」です。
[【子猫が】【じゃれるの】は]かわいい。
「子猫が」の「が」は、「じゃれる」という動作に対する主格が「子猫」であることを示す主格補語(格助詞)です。「じゃれるの」の「の」は、「こと」あるいは、「ありさま」という意味です。「じゃれるの」で名詞句を作ります。
副助詞「は」は、「主格」を決めるのではなく、「主題の提示」をする機能を持ち、意味としては「~~について言うと」になります。
そこで、全体としては、[「子猫がじゃれるありさま」について言うと、「かわいい」]という文構造になります。これは、「形容詞文」であり、主語はありません。
お礼
たくさんのご回答ありがとうございました。 大変参考になりました。