※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:「たけくらべ」の美登利はなぜ遊女にならなければならなかったのですか?)
なぜ「たけくらべ」の美登利は遊女にならなければならなかったのか
このQ&Aのポイント
「たけくらべ」の美登利がなぜ遊女にならなければならなかったのかについて、作品の前半部分や農村の状況を考察します。
美登利が遊女になる理由について、両親の状況や周囲の期待に焦点を当てて分析します。
また、後半部分での美登利の激変する様子について、初潮や遊女の扱いに関しての考えを探ります。
「たけくらべ」の美登利はなぜ遊女にならなければならなかったのですか?
タイトルどおりです。
作品の前半部分で、美登利が豪快に浪費するさまが何箇所かで描かれていますし、お姉さんは売れっ妓の遊女、生活に困窮しているようにはみえないのですが、美登利は当然のように遊女になることが定められているのはなぜでしょうか。
かつての農村では貧困のために娘が売られて(一応は借金をするということで)遊女として働いていたようですが、そういった場合では通常長女のみが遊女になっていたことが多いと、なにがしかの本で読んだ記憶があります。
美登利が遊女となるいうことは、両親が借金をして、それを返すために遊廓で年季が明けるまで働く、ということになるのだと思いますが、両親は(美登利の姉が勤める)遊廓で職を得ているようですし、娘を二人とも遊女にさせなければいけないほど困窮しているようには感じられませんでした。
にもかかわらず、本人だけでなく周囲の者たちも、当然のように美登利が遊女になるものと考えている(←「あと2年後の姿を見てみたいものだ」と思う男たちや、「お金をためてあの子を買いに行くんだ」という遊び仲間の男の子など)のはなぜでしょうか。
それからついでにお伺いしたいのですが、後半部分で美登利の様子が激変する場面がありますが、その理由について、みなさんは初潮か、水揚げか、どちらだとお考えになりますか。
私は、前知識なく初めて読んだときに、もしかして無理やりお客を取らされたか、遊廓の主に何かされたのかな、と思いました。
後で解説等を読んだときに、「たけくらべ」が発表された当時は初潮が原因だと当然に解釈されていたというのにとても驚いたものです。
よろしければ、理由もあわせてみなさんのご意見をお聞かせください。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 なるほど、姉が買われるときに美登利も「セット」だったと考えると納得がいきます。 それにしても、美登利が一人で(姉もいますが)一家を支えていかなければならないとは、過酷な運命ですね。にもかかわらず美登利の様子が変わった後に、訳知り顔で笑う母親にはぞっとさせられました。 詳しいご説明、本当にありがとうございました。