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秀吉と朝鮮人陶工
韓国に旅行し、青磁、白磁の窯元を訪れたのですが、その際ガイドさんが「秀吉が朝鮮人陶磁器芸術家を拉致して行ったため、先端的な陶芸技術が日本に流出した」といった説明をしました。 秀吉が愛したのは整った様式美の青磁や白磁ではなく、生活雑器として使われていた、無骨で安価なすえ器のようなものだったようです。彼はそんな物を法外な高値で買いあさったと呉善花などは書いています。 日本に連れ帰った陶工にしても、当然芸術家レベルの人々ではなく、当時の朝鮮社会で最底辺をなしていた労働者であり、彼らをよい条件で召抱え、窯を築かせ保護育成したというのが真相ではないかと思うのですが・・・ また今なら「強制連行」「拉致」と言われるかもしれませんが、当時、戦利品?として連れ帰ったと言えるのではないでしょうか?現代の尺度で考えるべきではないと思うのですが。 帰国は許されなかったようで、彼らが抱いた望郷の念を思うと悪いことをしたのでは・・・とも考えますが、文化の伝播とはいつでもそんなことから始まり、現地化して花開くと思っています。 陶工が連行されて技術を日本に盗まれたという言い方は不適切なのでは?それに、肉体労働を極端に卑しめる儒教社会で厳しい差別を受けつつ、貧しい暮らしをするより、それなりに職人を待遇してきた日本に生きる方が結果として 良かったのではと考えたりします。 歴史の解釈はいろいろですが、韓国が公式にとっている歴史解釈は何であれ、あまりに手前味噌といった感じを受けます。 朝鮮人陶工に関して意見を聞かせてください。
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お礼
薩摩焼きの沈寿官氏ですね。結果とは関係ないかもしれませんが・・・ あまりにも昔のことをしかも現代の感覚で断罪されては 却ってナショナリズムを招く結果になるのではと思います。 この頃の韓国の過去掘り出しはおかしなものだと思っています。故朴大統領の令嬢追い落とし、自らの失政から目をそらさせようというのでしょうかね? 丁寧なご回答ありがとうございました。