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カクレナキアラ者也?
「多分、忍術者とは、七年間のその山籠りの間に、交わったのだろうが、何にしても「カクレナキアラ者也」である。一度は而して世を捨てたが、元来が「武士」だから、主家に仕える忠勤の心は失わなかった」 この「カクレナキアラ者」は「隠れなき+荒者」でしょうか? 一体どんな意味を指しますか?教えてください。
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こんばんは。 多分そうだと思います。「世間に知れ渡った気性の荒々しい者」のような意味ではないでしょうか。「勇敢な戦士として家中にかくれもない侍」とか「高名かくれなき剛の者」とか歴史小説(←海音寺潮五郎のから引っ張りました)によく出ています。「荒者」というのは、剛勇も剛勇だが、とにかく気が荒くて、口より手が先に出るような、しょっちゅう喧嘩をしているような人間のことだと思います。やはり歴史小説の中にこんな文句がありました。「武士は激しいほど頼もしいとされている時代ではあったが、うっかり物を言いかけることも出来ないような荒物(あらもの)とあっては困りものであった」。
お礼
なるほど、勉強になりました。どうもありがとうございました。