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付加価値的な広告要素・資産価値について
お時間のあるときにお答えいただければ幸いです。 私の通う大学院は赤字で採算が取れないが、大学院がある大学ということでハクがつくということで、大学院を作ったしまた存続させていくというように聞きました。大学院があることで、集客率(学部の新入生)が上がると考えてよいと思いますが、その場合、大学院があるということで何らかの付加価値が、財務上、計上できるものでしょうか。 また、計上できるとしたら、どのような名目になるのでしょうか。 よろしくお願いいたします。
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財務会計の世界では、客観的事実がなければ財務諸表上に計上することはむずかしいです。 例えば、有価証券の時価評価ですが、「有望な事業を開始します」という新聞発表だけでは評価益を計上(有価証券残高の増額)できませんが、株式市場において株価が上昇すれば可能です。 そういうことで、ご質問の件ですが、そのような付加価値をポンっと計上することは不可能です。 これはある意味、財務会計の限界と言えるかもしれませんが、誰が評価しても同じ結果になるような情報を提供可能にするためにはしょうがないことです。
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- monocrome
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結論として計上できないと思います。付加価値とはのれん(営業権)のことだと読み替えます。企業会計原則注解25によると、「営業権は、有償で譲受け又は合併によって取得したものに限り貸借対照表に計上し・・・」とあります。したがって、自己創設ののれん(営業権)は認められないことになります。 今回の場合もまさに、のれんの問題かと思いますが、合併や買収によって大学院が創設されたのならともかく、価値の向上が見込まれるからという理由だけでは資産は計上できません。
お礼
わかりやすいご説明ありがとうございました。 売却の場合に、購入側が「のれん」として価値を金額化した際に初めて資産価値として認められるということになりますでしょうか。
お礼
わかりやすいご説明ありがとうございました。 売却の際にも赤字部門としてみなされてしまうということですよね。