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学歴の価値について
よく学歴があっても意味がなく、大学で何を学びなにを身につけたかが 重要ということを聞きます。理系に話を限らせると、私もすべての学部について知っているわけではないですが、上位の大学では基礎理論を重視し就職してから役立つことはやらず、比較的偏差値の低い大学は実践重視でとにかく就職率を上げようというような印象を受けます。 これは結局上位大学の人は企業にどう貢献できるかなんて言えるほど の実践を積んでいなく、結局学歴とその人の人間性などで決まるのでは と思っています。 これってやはり学歴は重要なのではということになりませんか? 厳しいご意見でもかまいませんので、ご意見いただけたら幸いです。
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本来的には、大学卒業生に社会が求めている能力は 「それまでになかった事への対応力」です。 そのために必要なのが、基礎理論です。 実践を要望されるのは、大学ではなく、高等専門学校なり職業高校です。これが、古典的な(日本でいえば戦前的な)教育機関の使命です。 大学進学率が上がったために、この需要と供給のミスマッチが生じています。大学生の供給が、本来の大学生に求める需要に会わない。そこで、大学内でも、古典的な大学生を作り出す大学と、昔は職業高校で作り出していた大学とに分離しています。 なので、同じ大学と名乗っていても、学生への教育内容が変わります。 おおざっぱに言うと「学歴なんて関係ない」という言辞は、上記の大学生への需要と供給のミスマッチ、大学内での事実上の分離状態に対する気休めです。 20年以上前に東大の工学部を出ましたが、在学中に先生に言われたのが 「研究レベルでは、民間の研究所の方が進んでいる、じゃなんで大学で研究するのか?それは、手法を学んで、幅広い視点を確保するためだ」 というような事でした。現時点での実践を学んでも、それ自体は役に立たない、すぐに陳腐化する。陳腐化しない手法自体を学べということでした。
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- tappara
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会社として新入社員が確かにできるって判断するのもできないのでその目安としての出身大学はあります。 学生の本分は勉強することですから学生時代に勉強で成果を残したってことは会社に入ってその本文である仕事でもがんばって成果を残すと考えることは的外れな考えではないと思います。 むしろ勉強すらろくにできなかった人が仕事で成果を残せるのかって考えられますね。 がんばっててもいい大学と悪い大学との人がいた場合、いい大学のほうがその個人の理解力があると考えることもできます。 会社で理解力ってのはとても重要です。(この理解力=学力ではないのでいい大学でても会社で落ちこぼれる人が出てくるのですが・・・) ですから目安としていい大学出身者はやはり会社に入っても出来がいい確率が高いです。 が、大学がすべてかといったらそんなことないです。大学は目安ですから、資格を取ったとか結果を残したとかのほうがより会社に必要な人としての直接的な目安になります。 ですから大学で何をやったかが大切になります。 しかし、大学で目に見える結果を残した人ってそうは多くないので出身大学が大きな要素になってしまってるだけです。 本当に大学だけが重要なら面接なんかいりません。 それだけではわからないから話すんです。 ちなみに資格なんかもあくまで目安です。即戦力になるとは会社は考えません。(どんな難関資格であってもです。) しかし大学なんかよりよっぽど強力な判断基準になります。
- gyamboi
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学歴が重要なのは以下の二点です。 ・大学入試自体が全く差別のない自由競争であるため、当然の結果として 上位校ほど才覚に恵まれた人の比率が高い ・お書きになられているように、上位校ほど基礎を重視した教育を行っている。 これには、礎理論は難解で学生の質が高くなければ教育を行うのが 困難であるという理由もあると思われる。基礎ができていないと、一見 知識豊富に見えても応用がきかないため、結局は役に立たない人材に なってしまう。 企業が大学で何を習ったか自体を重視することはまずないでしょう。 大事なのは「のびしろ」です。 なので、上位校の方が確率論として「使える」人間の割合が高く、 安心して仕事を任せられるということになるんだと思います。