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「質量作用の法則」という名前の由来
化学平衡の所で出てくる 「質量作用の法則」という名前の由来は何なのでしょうか?「化学平衡の法則」はそのものズバリで納得できますが、『質量作用』というのはどんな意味をもっているのでしょうか?
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(参考) http://en.wikipedia.org/wiki/Mass_action http://www.ab11.yamanashi.ac.jp/jsackanto/news/news9.html massは「質量」という意味がありますが、「多数の」「集団の」という意味もあります。mass actionは多数の原子(or 分子・イオン)が作用する様子をあらわしますが、日本語にするときに「質量」という訳語を当ててしまったのでしょう。
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noname#62864
回答No.1
私も高校生の頃、この名称に違和感を持ったことを思い出しました。 質量作用の法則というのは、英語ではLaw of Mass Actionと言います。 massという単語を辞書で調べますと、質量という意味も確かにあり、物理学などでは質量と訳すのが普通でしょう。 しかし、ここでは単に「量」という意味だと考える方が妥当だと思います。 物質の量(あるいは濃度)が関わってくると言うことを考えて、化学的な言い方をすれば、「物質量」の方が適切かも知れません。 すなわち、「物質量」が化学平衡に影響を及ぼす(「作用」する)法則ということになります。 「物質量作用の法則」と考えれば理解しやすいのではないでしょうか。 なお、化学平衡の法則が理解できているのであれば、ことさらに「質量作用の法則」を意識する必要はないように思います。ただし、試験で出るかも知れませんので、言葉だけは覚えておいて下さい。