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映画館という空間について
映画館という空間は何か特別な感じがします。(まるで催眠空間みたい) なぜでしょうか? 家でDVDなりビデオなりを、部屋を暗くして観たところで、 とてもあの雰囲気は作り出せません。 やはり多くの他人といっしょの空間にあるということが関係していますか? それとも設備的なものでしょうか?
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- gepyo
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映画館と言うのは閉ざされた空間だけではなく、自分が購入した時間と言う認識があります。またその時間は自分の為の時間であり、他者に分け与えたりなどと言う雑多な事を考える必然性もありません。 余程の馬鹿でない限り映画館で携帯の電源を入れっぱなしでその雰囲気をぶち壊さない限りは、映画館という存在は俗世間から隔離できる物だと言えるでしょう…携帯の着メロが鳴った瞬間興褪めしてしまうのは、家でビデオやDVDを見るよりも腹立たしいでしょう? お金を払ってまで入ったんだから。 ところが家でビデオやDVDを見る場合、映画館の指定した時間枠で自分のスケジュールを調整する事無く、自分の好きな状況で見られるという気楽さがあります…その半面予測も出来ないような邪魔も入る可能性もありますけどね。 結局は映画にとって必要不可欠な物が全て揃った環境があって、それに対して我々が映画を見るという意識をより過剰にしてくれる物が、映画館であると言う事しか私には言えませんが。
- pingapinga
- ベストアンサー率28% (76/266)
一言で言えば映画館で見てる時は映画に集中できるようになってるって事でしょうね。 環境的なことは既に他の方が書かれてますが、それ以外に姿勢の事もあるのではないでしょうか?? 映画館では正面を向いて椅子にきっちり腰掛けますよね。家庭では床にべったり座ったり、ソファにだらしなく座ったりでしょ? 心理学の本(エーリッヒ・フロム)で読んだのですが、本当に集中する時には姿勢を正してきっちり座り(フロムはファラオの姿勢と書いてます)完全に平静になることが必要だそうです。 これができれば人間は自分のなかで起こっている事にのみ集中することができ、静かでかつ、能動的な精神状態になることが可能である、そうです。 (これに対しリラックスした姿勢を取る時には、人間は受動的な精神状態であるそうです) 他人のいっしょにいる時はあまりだらしない姿勢は取れませんし、そういう意味では他人がいたほうが集中できるのかもしれません。(他人が余計な音をたてないでいてくれたらね) 自宅だとダレるけど図書館では読書も勉強も集中出来るのは、そのせいかも?? 私は行ったことないんですけど、ドライブインシアターってその点どうなんでしょうね?集中できるんでしょうか? 参考文献 第三文明社「よりよく生きるということ」エーリッヒ・フロム著 映画とは何の関係もない本ですが、瞑想・集中について扱った章を参考にしました。 自宅でビデオを見るのは鑑賞、映画館で見るのは体験だという言葉を聞いたことがあります。私も映画は映画館で観たい!!派です。
- parts
- ベストアンサー率62% (6366/10151)
実際に特別だと思うからではないですか? 映画の場合は、一回を見るためにお金を払います。 そうすると、やはり真剣に見ますよね。 さらに、場の雰囲気もありますよね。みんながこの映画を観たいと思ってくるわけですからね。そうすると映画館の中では、独特の興奮が館内を支配するのではないかな? ついでに設備もそうですよ。映画は映画を見るためも施設ですから、サラウンド(臨場感)やスクリーンの迫力などがまず真似できませんし、席も立ち見を除けばそれぞれにある。 まあこれだけ書いてますが、簡単に言えば映画を見るためだけの場だからですよね。毎日、いつでもどこでも見られる物ではないですし、例え家にシアタールームがあっても映画館のように皆で観て興奮して、共感してということはできませんし、映画館ほどのスクリーンも用意できないですからね。(催眠空間のように感じるのはたぶん興奮とかからかな) 結局は、映画館は映画を見るための場、専用の場として考える。映画を見るための特別な場ですよね。だからそういう催眠空間のように思えるのではないですかね? 少なくとも一つの要因とかではなく、いろいろな要素が積み重なって、絡み合ってこのように感じるのでは・・・ これは、それぞれ感じ方が違うでしょうから、もしかしたら催眠空間とも特別とも雰囲気が違うとも思わない人もいたりして・・・というのもあるかもしれませんね。
- noribou11
- ベストアンサー率45% (143/314)
一応、生物の研究者です。 映画館については心理状態が深くかかわっていますが、 それを生物学的に説明します。 動物の五感は受動的なはたらきをしています。 例えば誰かと会話しているとき本人は相手しか認知していませんが 情報としてはその人物の背景も脳へ送られます。つまり、目は物を 選択して見ることができない受動体だからです。送られた情報が 脳に処理されて我々は「見た」という意識になるんです。 家庭で映画を見る場合、この背景が邪魔になるんです。 集中して画面を見ていても視界に存在する時計や家具、雑誌にも 情報処理のため無意識に視点が散漫してしまいます。特にテレビは 画面が小さいため背景の割合が大きくなります。一方、 映画館は元々余計なものがないし、画面も広いので視覚が受ける情報が 少なくなります。画面に映るものだけを認識するという単調なはたらきに よって一種の催眠状態になるんです。 更に行動が単純というのも原因です。家庭で映画を見る場合、選択権は 自分にあります。なにか他にやらなければならないことがおきれば、 一旦、映画を止めればいいだけです。その余裕がアンテナを広げる状態になり 集中をさまたげます。映画館ははじめから映画を見るためだけに行くため 関係ない意識を門前払いにしてしまうんですね。だから、家庭のことなんか 知ったこちゃない子供はテレビの画像だけを集中してしまうから危険なんです。 逆に子供は外へ行くと興味が分散するため同じ条件であっても映画館で発作を 起こす危険は家庭より低いんです。 まとめると、映画館では処理すべき情報が家庭に比べて少ないないため 脳のはたらきが怠慢になり、それが催眠状態へつながるわけです。
お礼
すごく参考になりました。ありがとうございました。 できれば、人間の視野とスクリーンの大きさの関係についても、 教えていただけたらなあ、と思います。 あと、映画館だと重低音が特に印象に残るのですが、 これはその環境と何か関係があるのでしょうか。
- endersgame
- ベストアンサー率38% (268/691)
sihakataさんの求められている回答が、どういうものかわからないのですが・・・ 「映画館 雰囲気」で検索してヒットした過去の質問・回答もご参考になるでしょうか・・・? No.105947 映画館でみる意味って・・・なんでしょ? 私は、映画を見るための場所という、家(日常)ではない場所ということから既に、「特別な感じ」を受けるのですが。 また、多数の人と、同じ画面を見ている、ということも、「特別な感じ」を覚えます。 ご質問のポイントを外した回答でしたら、すみません(^^;
お礼
リンク見ました。 できれば、心理学的なあるいは生物学的な知見がいただけたらなあ、 と思ったのですが。 でも、一つの見方として参考になりました。
- tomikou0000
- ベストアンサー率23% (293/1250)
「まるで催眠空間みたい」と言うのは、 「眠くなる」ということを言っているのでしょうか? 僕はよく映画館に足を運びますが、 一番の雰囲気のポイントは「音」だと思います。 「音に包まれるような感覚」と同時に、 静かな音のないシーンが、本当に音がなく静かになるからだと思います。 それはつまり、 映画館は「外の音を完全に遮断」することが出来ているからだと思います。 それを家で実現しようと思ったら、まず無理ですよね。 特殊な地下室かなんかでない限り、 雨戸を閉めようが、外の音はどうしても入ってきてしまいますからね。 もっと言うと、ビデオやDVDの再生している音もありますから。 その「他にはない静けさ」が、眠気を誘うのかもしれませんね。 そういう意味では、 「多くの他人といっしょの空間にある」ということは 逆にジャマになりますね。 ということは、 「たった一人の貸しきり状態の映画館」 で映画が見れるのが最高なんじゃないですかね。
お礼
かなりすばやく回答していただいたので、 ものすごく驚きました。 音という視点はとてもおもしろいです。 参考にさしていただきます。 ありがとうございました。
お礼
すばやい回答どうもありがとうございました。