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ソユーズの安全性>シャトルの安全性?

 テレビを見ていたら、シャトルは危ないのでソユーズで少しずつ乗員をおろせばよい、といった話があるようですが、ソユーズには耐熱タイル剥脱といった問題はないのでしょうか。ソユーズは打ち上げの際にもあまり報道されていないようでしたがロシアの宇宙技術はアメリカよりも上なのでしょうか。そもそも往復機を使うメリットがまだあるのでしょうか。

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  • matrsetra
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回答No.3

元々その様な計画なのでしょう。 使い捨ての帰還機としてのソユーズは表面が焼け焦げることで空力加熱に耐えるもので経験的に技術的にも信頼性があるかも知れません。 シャトルの弱点としての耐熱タイルの事は分った上で整備しながら使用する計画なのでしょう。 打ち上げ時3G以上掛けられずにメインエンジンの出力を何回か絞らなければならいのでも何かデリケートな鎧をまとったロケットと言う様な感じがします。 現状では使い捨てロケットが貨物を積んでそのまま軌道に乗れればよいのですが一段目を切り捨てるか、航空機の様なもので上空から発進しなければ到達できないので往復機を使うしかないのではないかと。

poor_Quark
質問者

お礼

>元々その様な計画なのでしょう。  私が知る限り元々の計画はもっと違った形であったかと思います。シャトルの計画時点では、これほどトラブルもなく打ち上げの経済性も今よりずっと高いものだったと思います。おそらく予算をとるためにバラ色の計画を議会工作の一環としてぶちあげたのでしょう。  テクノロジーの進化は過去の積み重ねでしかなく、ある日突然画期的なテクノロジーがすべてを変えるなどと言うことはないのでしょう。  ご回答頂きありがとうございました。

その他の回答 (5)

  • nozomi500
  • ベストアンサー率15% (594/3954)
回答No.6

スペースシャトル自身が「軍事予算」の中で(NASAも)使われています。 商業打ち上げはアルバイトみたいなもんでしょうか。 月面着陸した飛行士はたしか「階級」があがってました。 軍事衛星など含め、すべての打ち上げが公開されているわけでもありません。(成功するのが当たり前のときにはそれが通用したのだけど) 米ソ対立の時代を過ぎると、軍事予算のなかでも宇宙開発みたいなことに金をつかうのはもったいない。直接軍事力を行使する使い方をしたい、というのが現場からあがってくる声でしょうね。 なお、「重力圏」というのは正しくありません。 せいぜいが200km(地球の半径6400kmに対して)たらずのところで、重力が届かないわけではありません。 シャトルの中が無重量状態なのは、エンジンを止めて慣性飛行してる(=ひらたくいえば落ちつづけている)から。 「縦」に降りるわけでなく、何1000kmも「ほとんど横」に滑空してます。

poor_Quark
質問者

お礼

 お礼が遅れました。おっしゃるとおりです。上がるときも降りるときも縦にゆっくり移動できれば空力圧縮による機体の高温化の問題も解決できると思いまして。UFOの動力源や運動原理がわかればよいのですが。  今回のミッションも公開されていない軍事的な目的があったのかもしれないと思うと複雑です。  ご回答感謝します。

  • nozomi500
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回答No.5

旧ソ連の宇宙技術というのは、たいしたもんで、 アポロが有人で月を往復していたときに、旧ソ連は無人(リモコン)で「月の石」を取ってきています。 人間の命をアメリカの方が軽く思ってたのか・・・今でも ? (そのころからソユーズ:ボストークロケットの形、変わってないなあ) 一度に大量の人員、荷物を運んでコストを下げるというのがシャトルの目的ですが、 宇宙実験はステーションでおこない、宇宙船は移動手段に徹する、という考え方でいけば、シャトルは無駄が多いかも。

poor_Quark
質問者

お礼

 シャトルの経済性は計画通りにはいっていないようです。将来性があるかどうかも不明です。ただし世界中の軍事予算の半分でも宇宙開発に当てられれば状況はもっと違っていたでしょう。  ところで米国もソ連も宇宙開発の途上でそうとうな犠牲者を出しています。宇宙開発を通じて科学の発展に寄与するというより、それぞれのナショナリズムの昂揚がその一番大きな目的であったのかもしれないと考えるとそれぞれの犠牲は戦死者と大差ないとも思えます。  耐熱タイル剥脱のニュースに触れるにつけ、今更ながら大気圏と重力圏の100キロあまりを縦に移動するのがこれほどたいへんなこととは、と失望させられます。  ご回答ありがとうございました。

  • SCNK
  • ベストアンサー率18% (514/2762)
回答No.4

ロシアの技術力は相当なものがあると思います。ただ米国と違って堅実に、確立した技術を使っていることです。ロシアというかソ連も結構、事故を経験してきましたが、そのたび改良を繰り返し、知り尽くして使っているようです。 それとソユーズにいたる宇宙船の系列は、もともと余裕がある構造でした。ボストーク、ウォスホートなど回収カプセルの断熱板は全周に貼られていました。米国のカプセルが底面だけだったことと比べると格段の差です。たとえばスペースシャトルでも上面の耐熱は下面程ではありません。ただ重量が重いので着陸の時の落下傘などが大掛かりになりますね。

poor_Quark
質問者

お礼

 宇宙開発技術は軍事技術のスピンオフというより表裏一体の性格が色濃く、ICBMの技術を持つロシアならではなのでしょう。日本も航空機産業を育成し遅ればせながらでも宇宙技術をのばしていく努力は将来的に不可欠だと思います。現状の国際政治状況では無理でしょうが。  さて、ペイロードの大きい往復機のシャトルは帰還時の機体制御の技術が不可欠で、軌道さえ決めてやればあとは自然落下に任せておけばよいソユーズとは違うのかもしれません。ソユーズも形や原理はそのままで大きさだけ大きくするのは難があると思いますのでいずれシャトルと同じ問題に直面すると予想できます。  ご回答ありがとうございました。

  • ToshiJP
  • ベストアンサー率38% (482/1255)
回答No.2

ロシアが宇宙から戻るのはカプセルを使いますからね。 毎度毎度新品のカプセルで帰って来るから使い古しの シャトルよりは安全な気もします。 タイルは使ってない鉄板?のカプセルですし、同じものを 何度も作っているから技術が成熟しているとも思えます。 技術は#1のかたが言うようにどっこいどっこいでしょう。 往還機を使うのはこの技術が確立されれば、毎度新品の ロケットを1台作るより費用が浮くし 「たくさん持って行って持って帰る」という作業ができますからね。 メリットは大きいと思います。 でも長期で対費用を考えるとどうなのかが微妙ですね。 20年シャトルを使うとボロボロで危ないというのが 分かってきたし、それなら20年以下で新品のロケットを 作り続けるほうが安いのか、、、でも宇宙に物資を 上げる量はシャトルのほうが格段に大きいし。

poor_Quark
質問者

お礼

 確か、一回の打ち上げで30億(ドルだったか円だったか)の予定で週一回打ち上げとかの話でしたが、結局さまざまな問題が起こり予算は10倍になり、打ち上げ間隔も年単位でしかなく、経済的な効率性は失われたままです。ペイロードの重量あたりの打ち上げ単価も全パーツ使い捨てロケットとシャトルとそれほど変わらないという印象です。  ご回答頂き感謝します。

  • kaoruq
  • ベストアンサー率17% (15/84)
回答No.1

>ソユーズには耐熱タイル剥脱といった問題はないのでしょうか ソユーズにタイル剥落の可能性はありません。 そもそも耐熱タイルは使用されていませんから。 >ロシアの宇宙技術はアメリカよりも上なのでしょうか 両者の宇宙技術水準に大きな差はありません。 ソユーズの安全性が高いと言われる理由はシャトルよりシステム、構造が簡単だからです。 >往復機を使うメリットがまだあるのでしょうか これについては費用対効果の面で色々な考え方が出来ると思います。ただロシアでも次世代往還機の開発を進めていますのでそれなりのメリットがあると考えられているのでしょう。

poor_Quark
質問者

お礼

 帰還時の大気圏通過の際の空力圧縮がもたらす高温状態から機体や内容物を守るためのものが例のタイルだと思うのですが、同じ機能をソユーズは難なく実現していることを考えるとシンプルな考え方が勝るということででょうかね。耐熱タイル剥脱と機体への衝突・損傷といった問題は大きなペイロードと高い経済性を実現するためには通らざるを得ないのかもしれませんが。  ご回答ありがとうございました。

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