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宇宙船はどうしてあんなに高価なんですか?
この前、スペースシャトルを一機つくるのに2000億円、 一回打ち上げするのに500億円かかるという話を聞きました。 確かに宇宙にいける技術はすごいと思うんですが シャトル自体は素人目には単に金属を組み合わせて固めたものに見えるので たった一台でどうして車何万台、何十万台と買えるようなお金がかかるのかと不思議に思います。 どこにそんなお金がかかるのかよかったら教えてください。
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車のように部品を安く大量に仕入れて、流れ作業で年間何万台と大量生産すれば安くなるでしょう。 ただ、車とは根本的に材質と強度と手間が違います。 ガソリンを燃やすのとロケット燃料を燃やすのでは爆発力のケタが違います。それに耐えられなければ宇宙船自体が爆発するだけですので。 ネジ一本でも千円単位なので、車とは比べようがありませんね。せめて飛行機と比べてください。 ちなみにステルス戦闘機なら1機200億くらいしますよ。戦闘ヘリだって100億以上です。 あと羽田空港は着陸料が90万くらいするんだっけかな。 ま、政治家と企業の癒着でつり上げられてるかもしれませんがね。 打ち上げにかかる値段にしても、燃料のロケット燃料と液体酸素は半日くらいかけてゆっくり注入します。 ジョボジョボ入れると温度が上がって、それだけで爆発します。 打ち上げを延期するときには一度燃料を抜き取るくらいの慎重さが必要。 ガソリンスタンドで手でぼーっと入れるのとでは、量も危険度も比べられませんね。 人件費だって、車の工場では月20~30万円で期間工(契約社員)を使ったりしますけど、宇宙船はそうじゃないんで。 車は工場で大量生産してますが、宇宙船はワンメイク品です。 ちなみに車でも、最新の技術で大量生産できないものは億単位の値段がします。 首相官邸に納車された燃料電池車はリース(月120万くらい)ですが、まともに買ったら1億じゃ済まないです。 車だって、庶民が買えるようになるまでは長い道のりがあって、涙ぐましいコストダウンがあったんです。 で、そんなお高いロケットを一回一回使い捨てるのはもったいないってことで、何回も使えるように帰ってこれる宇宙船をつくったのがスペースシャトルです。 それでも20年以上使ってるから、もう寿命なんですけどね。 個人的な意見ですが、一番お高い乗り物は原子力空母だと思う。 一隻で1兆円以上します。あれは浮かぶ原子力発電所だしね。 そんな空母に一機100億以上の戦闘機を何十機も乗せてるんだから、戦争って目がくらむほどのお金がかかるんだなぁってこと。
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- Scull
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ちょっと誤解があるようですので補足します。 宇宙船では「最先端の技術」や「最新のコンピュータ」などは使われません。こういったものは冒険的要素が強くて予想外のトラブルに見舞われがちだからです。地上では緊急着陸できるかもしれませんが、宇宙ではできませんので、必ず「使い込まれてわかりきっている材料や技術」を使います。それでも事故が起きるのが宇宙の過酷なところですが。 なぜ高価なのかは最新最先端、などではなくて、 1.わずかな数しか作られない(自動車・航空機などに比べて)。 2.高い品質を求められる。 ということになろうと思います。 アポロ計画でも実際に月着陸をした船は11号ですよね。それまでに10回も試験しているわけです。そこまで試験して「間違いない」といえる技術で実施しても事故が起きたりするんですね・・・。
お礼
宇宙船に最新技術が使われていないというのは以外でした。 なるほど、やっぱり地球上とはまったく別の世界だからよっぽど慎重にならざるをえないというわけですね。
- char2nd
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どんなに大型で、特殊な構造をした物でも、量産するためのシステムが確立し、大量生産が可能であれば1つあたりのコストが下がって、結果的に価格が抑えられます。 車でも、量産車とワンオフのハンドメイドカーでは、価格が倍以上違うでしょう。快適装備の全くないF1マシンだって億単位です。 スペースシャトルの場合は、そのパーツのほとんどが特注品で構成されています。又、組み立てもラインがあるわけではありません。何十機も量産すればコストも下がるでしょうが、現状では無理でしょう。
- tatsumi01
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量産品とほとんど手作りの製品とは違います。日本の自衛隊の戦闘機F-15は1機100億円します。シャトルが2000億円だったら安い位です。 自動車のことを書かれていますが、自動車の金型は1個数百万円するのがザラです。でも、1万台作れば、1台あたりは数百円しかかかりませんね。そういうことです。
詳しいことは素人なのでわかりませんが、 素人目にみても、最新のコンピュータ機器に最先端素材などなど、 一般商品では使わない(使えない)部品が多用されればかなり高くなってくると予想できます。 大きさも大きさですし。 打ち上げるためにも、人件費だけでもそうとういきそうですね。。。
お礼
日本はともかくアメリカの軍事費ってすごいなあ。 やっぱり個別生産だとかかる費用は段違いなんですね。 大量生産で安くシャトルが作れる時代は・・・まだまださきかなあ。残念。