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洗剤等の酵素について
洗濯用洗剤にはアミラーゼやプロテアーゼなどいくつもの酵素が使われていますよね? でもそういう製品なんかに使われる酵素ってどうやって製造してるんでしょうか? 細菌などを使った培養はよく聞くのですが日本全国に出回るような量をそれで作れるとは思えないんです。 なにか特殊な方法でもあるのでしょうか? それとも普通(一般的な?)の規模を大きくしただけなんでしょうか? くだらないことですがもし知っている方がいらっしゃいましたら教えてください。
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酵素の類を微生物によらずに工業的に全合成するというのは、実はかなり非効率です。 (仮に、5段階の反応で合成でき、各反応の収率が90%だったとしても、全体収量は60%程度です。実際にはもっと多くの反応が必要ですし、その度に必要になる精製などを考慮すると、究極的には「微生物と原料を混合したら温度管理だけに気をつけて、あとは抽出・精製だけ」で終わる培養の方が効率的です) なお、細菌ではありませんが、微生物を利用した大規模生産として身近な例では、酒類などもそうですし、実は炭酸飲料の炭酸もアルコール発酵の副産物で賄われています。 (って、これは酵素とはちょっと例が遠い気も・・・)
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- aka_tombo
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このようなページがあります。 酵素 洗剤位で検索されたらどうでしょう? 細菌の酵素生産力は馬鹿になりませんよ。なにせ十億/mlの単位で存在しますから、タンク培養なんかで連続生産が可能です。 ただ、以前に「バイオ洗剤」という表示のものがあって、とてもよく落ちる、何でもよく落ちるという評判でしたが、中身を調べるとメチルセロソルブとエチルセエロソルブの混合物だとわかり、驚いたことがあります。中にはそんな商品もありますから注意しましょう。
お礼
なるほど、すさまじい数の細胞がいるタンク単位で生産するから全国にも出回るような酵素が作れるのですね!よくわかりました!ありがとうございました! メチルセロソルブ、エチルセロソルブ…○○セロソルブ系って確か有機溶剤かなにかでしたよね? そんな危険なものが表示を偽って出ているなんて・・・私も気をつけます・・・。
お礼
酵素はたしかに複雑ですよね・・・ なるほど、工業的のほうが多く作れるイメージがあったのですが細菌を用いたほうが効率がよかったんですね。 とてもよく分かりました。ありがとうございました!