- 締切済み
音声学にお詳しい方、お答えください。
母音無声化した音と、ささき声との間に、声帯振動に違いはありますか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
noname#122289
回答No.2
学生時代に実験音声学の授業を取っていました。大して優秀な成績ではありませんでしたが。 「ささやき声」は声帯を狭めた隙間から息を出して音を出します。声帯の規則的な振動は無く、一種の持続的な摩擦音(=子音)です。 「母音の無性化」とは通常の母音を発声するときと構音上の差はありませんが、息の流れが止まっているか極めて弱いため声帯の振動も静止~極めて弱いことを指します。 両者は声帯の振動が弱い点は共通しています。 ただし、ささやき声では声帯を部分的に緊張させることで振動を抑えるのに対し、無性化母音では、その母音に先行(または後続)する子音の調音や呼吸筋の緊張によって呼気の流れが弱められることにより声帯の振動が抑えられます。 ハーモニカに例えれば、リードにセロテープか何かを貼り付けて音を弱めたのが「ささやき声」、吹き口とは反対側を手のひらか何かで思い切り押さえて音を弱めたのが「無声化」に近いと思います。あまり書いていて感心しないたとえなのですが。
noname#14748
回答No.1
「音声学にお詳しい方」と限定されれば、ほとんどの人には答えられないでしょう。 「母音無性化」については、「NHK・日本語発音アクセント辞典(1998年刊)」の227ページにかなり詳しい説明があります。 「母音無性化」も「ささやき声」も程度問題ですが、素人的に言えば、喉に手を当てて発音すれば、声帯振動は確かめられます。 病気の治療中に「気管切開」の手術をした人は、ほとんど「ささやき声」的になってしまいます。(たとえ本人が大声を出そうとしても) 素人の発言で済みません。